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ゲーミングPCを使っていると、ゲームの起動が遅い・タブを開きすぎてカクつくといった場面で「メモリを足したい」と感じることがあります。そこで気になるのが、USBで挿すだけの「外付けメモリ」で手軽に増設できないかという点です。しかし、ここには大きな誤解が潜んでいます。
この記事では、ゲーミングPCのメモリ(RAM)が外付けで増設できない理由と、効果のある正しい増設のやり方、初心者でも失敗しにくいメモリの選び方を、公開情報をもとに整理してわかりやすく解説します。あわせて、よく混同される「外付けSSD」との違いや、外付けで本当に増やせるものについても触れていきます。なお、メモリの基礎は親ページゲーミングPCのメモリとは?目安・選び方を徹底解説でも体系的にまとめています。
📖 目次(タップで開閉)
結論:ゲーミングPCのメモリ(RAM)は外付けで増設できない
まず押さえておきたいのは、ゲームの快適さを左右するメインメモリ(RAM)はUSBなどの外付けでは増設できないという点です。RAMはCPUと超高速でデータをやり取りする部品で、マザーボード上の専用スロット(メモリスロット)に直接挿して使う設計になっています。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングPCメモリおすすめ人気10選|16GB・32GB容量別比較
USBやThunderboltといった外部端子の転送速度は、内部のメモリスロットと比べて桁違いに遅いとされます。仮に外付け機器をメモリの代わりに使おうとしても、速度差が大きすぎてゲームのメインメモリとしては成立しないのが一般的な理解です。そのため、家電量販店やネット通販で「外付けメモリ」としてRAMを増やせる製品は、基本的に存在しないと考えてよいでしょう。
なぜ「外付けメモリで増設」が誤解として広まるのか
「外付けで増やせる」というイメージが生まれる背景には、いくつかの混同があります。代表的なのが「メモリ」という言葉がRAMとストレージの両方を指して使われがちな点です。
「メモリ」という言葉の二重の意味
PCの世界で「メモリ」と言うと、本来は作業領域であるRAM(メインメモリ)を指します。一方で、スマホやデジカメでは保存容量のことを「メモリ」と呼ぶ習慣があり、USBメモリやSDカードのような保存用の記憶装置と混同されやすいのです。USBメモリは外付けで容量を足せますが、それはあくまでデータの保存場所であって、ゲーム中の処理速度を担うRAMとは役割がまったく異なります。
ReadyBoostなどの過去機能との混同
Windowsには、かつてUSBメモリを補助的なキャッシュとして使う「ReadyBoost」という機能がありました。これを「外付けでメモリ増設」と捉えてしまう人もいますが、ReadyBoostはRAMそのものを増やす機能ではなく、効果も限定的とされます。とくにSSDを搭載した現代のゲーミングPCでは、ほとんど恩恵がないと一般に言われています。
Web上では「USBメモリでメモリを増やせると思っていたが、実際はRAMとは別物だった」という声が見られます(傾向の要約)。
本当に効果のあるメモリ増設は「内蔵RAMの増設・交換」
ゲーミングPCのメモリを本当に増やしたいなら、マザーボードのメモリスロットに内蔵用のRAMを増設・交換するのが唯一の正攻法です。デスクトップPCなら比較的作業しやすく、空きスロットがあればモジュールを挿し足すだけで完了するケースも多いとされます。
1現在の容量とスロットの空きを確認する
タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブでメモリ容量と使用スロット数を確認します。空きスロットがあれば増設、なければ交換になります。
2対応規格(DDR4/DDR5)を調べる
マザーボードやPCの仕様でDDR4かDDR5かを確認します。規格が違うと物理的に挿さらないため、ここを間違えないことが重要です。
3クロックと容量を決める
ゲーミング用途では合計16GB〜32GBが目安とされます。可能なら2枚1組(デュアルチャネル)で揃えると性能を引き出しやすいです。
4ノートPCは可否を必ず確認する
ノートはメモリがオンボード(直付け)で増設不可の機種もあります。購入前・作業前に対応状況を確認しましょう。
容量の目安としては、多くのゲームで16GB、配信や多重作業もこなすなら32GBが一つの基準とされています。むやみに大容量にするより、規格とデュアルチャネル構成を整える方が体感に効きやすいと言われます。
「外付けで増やせるもの」=ストレージ(外付けSSD)
「外付けで容量を足したい」というニーズに応えられるのは、RAMではなくストレージ(SSD・HDD)です。外付けSSDをUSB接続すれば、ゲームのインストール先や録画データの保存先として容量を簡単に拡張できます。
▶ あわせて読みたい:PCゲーミング用外付けSSD人気おすすめ4選|速度・容量・耐久性で比較
ただし注意したいのは、外付けSSDはあくまで保存領域であって、RAM不足によるカクつきは解消しないという点です。ストレージはゲームの読み込み速度(ロード時間)に関係し、RAMは動作中の処理に関係する——この役割の違いを理解しておくと、機器選びで迷わなくなります。
| 項目 | メインメモリ(RAM) | ストレージ(SSD等) |
|---|---|---|
| 役割 | 動作中の作業領域 | データの保存場所 |
| 外付け増設 | 不可(スロット直挿し) | 可能(USB等) |
| 効く場面 | 多重作業・カクつき軽減 | 容量不足・ロード短縮 |
| 増設の難易度 | 中(内部作業) | 低(挿すだけ) |
用途別のおすすめパーツ
ここからは、実際に増設・拡張する際の選択肢を紹介します。「メモリ(RAM)を増やしたい人」は内蔵メモリ、「容量を外付けで足したい人」は外付けSSDという形で、目的に合わせて選んでください。いずれも公開情報・評判をもとにした一般的な紹介です。
Crucial 32GB DDR5 5600MHz(Crucial)
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メモリ大手MicronのブランドであるクルーシャルのDDR5モジュールです。DDR5世代の新しめのゲーミングPCで、定番として選ばれやすいと評判です。ブランドの信頼性を重視しつつ、ゲーミング用途に十分な32GB帯を狙う人に向いています。
主要スペック
| 規格 | DDR5 |
| 速度 | 5600MHz |
| 容量 | 32GB |
| 用途 | DDR5機の定番増設 |
CFD DDR5-5600 16GB×2(CFD)
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16GB×2枚組で最初からデュアルチャネル構成が狙えるDDR5メモリです。国内流通でおなじみのCFDブランドで、相性保証が付くモデルとして紹介されることが多く、初めての自作・増設でも選びやすいと評判です。
主要スペック
| 規格 | DDR5 |
| 速度 | 5600MHz |
| 容量 | 16GB×2(32GB) |
| 特徴 | 相性保証 |
シリコンパワー DDR4 3200 16GB×2(Silicon Power)
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少し前の世代を含むDDR4機のゲーミングPCを使っている人向けの、32GB(16GB×2)の大容量コスパモデルです。DDR4世代のPCでメモリ不足を感じている場合の増設候補として、価格と容量のバランスがよいと評判です。
主要スペック
| 規格 | DDR4 |
| 速度 | 3200MHz |
| 容量 | 16GB×2(32GB) |
| 用途 | DDR4機の大容量増設 |
Crucial X9 外付SSD 1TB(Crucial)
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「メモリ(RAM)ではなく容量を外付けで足したい」という人向けの定番ポータブルSSDです。USB接続で挿すだけ、ゲームのインストール先や録画保存に使える手軽さが評判で、コンパクトな本体も人気です。RAM不足の解消ではなく、あくまで保存容量の拡張用と理解して選びましょう。
主要スペック
| 種別 | 外付けSSD |
| 容量 | 1TB |
| 接続 | USB3.2 Gen2 |
| 速度 | 最大1050MB/s(公称) |
よくある質問(FAQ)
Q. USBメモリでゲーミングPCのメモリを増設できますか?
A. できません。USBメモリはデータ保存用のストレージであり、ゲームの処理速度を担うメインメモリ(RAM)とは別物です。RAMはマザーボードのスロットに内蔵用モジュールを挿して増設します。
Q. 外付けSSDを付ければゲームが軽くなりますか?
A. ロード時間や保存容量の改善には役立ちますが、RAM不足による動作のカクつきは解消しません。動作の重さがメモリ不足由来なら、内蔵RAMの増設が必要です。
Q. ゲーミングPCのメモリは何GBあれば十分ですか?
A. 多くのゲームで16GB、配信や複数作業もこなすなら32GBが一つの目安とされています。容量とあわせてデュアルチャネル構成にすると性能を引き出しやすいと言われます。
Q. ノートのゲーミングPCもメモリ増設できますか?
A. 機種によります。スロット式なら増設できますが、オンボード(直付け)で増設不可のモデルもあります。購入前・作業前に必ず対応状況を確認してください。
Q. DDR4とDDR5は混ぜて使えますか?
A. 使えません。両者は物理形状も電気的仕様も異なり互換性がありません。お使いのマザーボードが対応する規格に合わせて選ぶ必要があります。
まとめ
- ゲームに効くメインメモリ(RAM)は外付けでは増設できない——スロット直挿しが基本
- 「外付けで増やせる」のはストレージ(外付けSSD)であって、RAMではない
- 本当の増設はDDR4/DDR5の規格を合わせた内蔵RAMの増設・交換が正攻法
- 容量を外付けで足したいなら外付けSSD、動作の重さを直したいなら内蔵RAM、と目的で選び分ける
「外付けメモリ」という手軽な解決策は残念ながら存在しませんが、仕組みを正しく理解すれば、目的に合った確実な増設・拡張ができます。RAMとストレージの役割を切り分けて、自分のPCの規格に合った方法を選んでみてください。
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