ゲーミングPC全般

ゲーミングPCにハードディスクは必要?公式要件から決めるSSD容量と増設の考え方

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ゲーミングPCにハードディスクは必須ではありません。まずNVMe SSDを1TB以上確保し、ハードディスクは録画や素材が増えてから足す順番で問題ありません。その根拠になる公式の数値と、ストレージ構成別の3台だけをこの記事に置きます。

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OSと人気タイトルが公式に求めるストレージ容量

OSと人気タイトルが公式に求めるストレージ容量の4つのポイント(図解)

ゲーミングPCのストレージが何GB要るのかを、公式の公表値から確認します。OS本体とタイトル2本を並べました。

対象 公式が示す容量要件 ドライブ種別の指定 出典
Windows 11(OS本体) 64GB以上の記憶装置(ドライブ容量の要件) 公式未公表 Microsoft公式「Windows 11の仕様とシステム要件」
Apex Legends 最低75GBの空き容量(最低要件・推奨要件とも同じ値) 公式未公表 EA公式「Apex Legends PCシステム要件」
モンスターハンターワイルズ 75GBの空き容量 SSD(必須) Steam公式ストアの必要動作環境
本記事で加算した合計 Windowsの要件64GB+ゲーム2本の空き150GB=214GB(本記事で加算した値。内訳の性質が異なる) 本記事で加算

Windowsが求めるドライブ容量64GBと、大型タイトル2本が求める空き容量150GBを足すと214GBです。Windows 11の「64GB以上の記憶装置」はドライブそのものの容量要件で、Windowsが実際に使う量や空き容量の指定ではありません。性質の違う2種類の要件を本記事で足し合わせた目安値ですが、この時点ですでに214GBに届きます。

ここにWindowsの更新用の空きと、あとから入れるタイトルを見込むと、最初のSSDは1TBが実務的な下限になります。512GBの構成は、遊ぶタイトルを絞り、入れ替えながら使う前提になります。

もう1点、ドライブの種別も条件になります。モンスターハンターワイルズは最低要件の段階でSSD(必須)と指定します(出典:Steam公式ストアの必要動作環境)。ゲーム本体をハードディスクに置く前提では、要件を満たせないタイトルが出てきます。

ハードディスクが必要になるのは次の2条件

ハードディスクが必要になるのは次の2条件(図解)

次の2つに当てはまらなければ、ハードディスクはいりません。どちらか一方でも当てはまる人だけが、置き場所としてハードディスクを足す側に回ります。

  • 条件1:録画・配信のアーカイブ・動画素材を、消さずに貯め続ける。
  • 条件2:しばらく遊ばないタイトルを消さずに残しておきたい(再ダウンロードの手間を避けたい)。

この前提は、本体側の構成にもそのまま出ています。確認したゲーミングPC本体の商品ページ31件のうち、ストレージ構成の記載がある24件を1件ずつ数えました(記載のない7件は数えていません)。内訳は500〜512GBが9件、1TBが12件、2TBが3件で、ハードディスクを併せて搭載しているのは1件です。同じシリーズの構成違い・色違いは、別の商品ページとして1件ずつ数えています。

数えなかった7件は、ハードディスクを積んでいないという意味ではありません。ストレージ構成の記載を確認できなかったため、集計の対象から外しています。母数31件から7件を引いた24件が、この内訳の対象です。

つまりハードディスクなしの構成が標準で、必要な人が足す部品という位置づけです。ゲームを遊ぶだけならハードディスクはいらないので、SSDの容量を決めた時点でストレージの検討は終わります。

SSDとハードディスクは「速さ比べ」ではなく置くもので分ける

ハードディスクとは、磁気ディスクを回転させて読み書きするストレージ(HDD)です。SSDは駆動する部品を持たず半導体に記録します。

見るのは速度の差ではなく、何を置くかです。OS・よく起動するタイトル・配信ソフトはSSD。見返す予定の録画、素材の原本、しばらく遊ばないタイトルはハードディスク。SSDを必須に指定するタイトルがある以上、ゲーム本体の置き場所はSSDで固定します。

起動するものはSSD、置いておくものはハードディスク。判断はこの1行で足ります。

ストレージ構成から選ぶおすすめゲーミングPC3台

商品ページのストレージ欄にSSD 1TB以上と書かれている構成から、容量の考え方が違う3台を挙げます。順位ではなく条件別です。

SSD 1TBで始める:ASUS TUF Gaming T500MV(ASUS)

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ASUS TUF Gaming T500MV(型番T500MV-13620H448W)は、GeForce RTX 5060 Tiとインテル Core i7 13620Hを組み合わせたデスクトップです。メモリ32GB、SSD 1TB、Windows11、空冷CPUクーラー、重量5.9kgという構成になります。

214GBという目安に対して、SSD 1TBは4倍以上の余裕があります。大型タイトルを数本入れたまま運用しても当面は届かない容量で、ハードディスクを後回しにしたい人に向きます。

搭載するストレージはSSD 1TBのみで、ハードディスクは非搭載です。録画の原本を消さずに貯め続ける使い方には向きません。最初から別のドライブが要ります。CPUクーラーは空冷です。液冷構成を前提に考えている人は、この時点で選択肢から外れます。

主要スペック:GPU=GeForce RTX 5060 Ti/CPU=インテル Core i7 13620H/メモリ=32GB/ストレージ=SSD 1TB/OS=Windows11/冷却=空冷CPUクーラー/重量=5.9kg/型番=T500MV-13620H448W

SSD 2TBで増設を後回しにする:NEWLEAGUE NGI714-RTX47650(NEWLEAGUE)

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NEWLEAGUE NGI714-RTX47650は、Core i7 14700FとRTX4070 SUPER(GDDR6X 12GB)を積んだミドルタワーモデルです。メモリ32GB、NVMe SSD 2TB、650W電源ユニット、Windows 11 Pro、WPS Officeを備え、本体色はブラックです。

SSDだけで2TBあるため、買ってからドライブを足す作業を当面せずに運用できます。本体を開ける回数を減らしたい人に向く構成です。

搭載するのはNVMe SSD 2TBのみでハードディスクは非搭載のため、録画や動画素材の原本を消さずに貯め続ける用途には向きません。早い段階で別のドライブが要ります。ミドルタワーモデルです。本体寸法は公式未公表のため、設置幅や奥行きが決まっている人は先に確認してください。

主要スペック:CPU=Core i7 14700F/GPU=RTX4070 SUPER(GDDR6X 12GB)/メモリ=32GB/ストレージ=NVMe SSD 2TB/電源=650W電源ユニット/OS=Windows 11 Pro/付属ソフト=WPS Office/筐体=ミドルタワーモデル/型番=NGI714-RTX47650/本体色=ブラック

最初からハードディスクも積む:Ryzen 9 9950X3D/RTX5090搭載モデル(NEWLEAGUE)

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Ryzen 9 9950X3DとRTX5090(GDDR7 32GB)に、メモリ128GB、SSD 2TB、HDD 8TB、Wi-Fi 6E、Windows11 proを組み合わせたブラックのデスクトップです。この記事で挙げた3台のうち、ハードディスクを最初から積んでいるのはこの1台です。

SSD 2TBにOSとゲームを置き、HDD 8TBへ録画と素材の原本を回す使い分けが、買った時点で完成します。保管領域を後から買い足す前提にしたくない人に向きます。

商品ページの位置づけはクリエイター・動画編集向けで、メモリ128GBと構成が大きく、ゲームを遊ぶことだけが目的の人には向きません。GPUもRTX5090で、遊ぶタイトルがフルHD中心なら性能を使い切れません。

主要スペック:CPU=Ryzen 9 9950X3D/GPU=RTX5090(GDDR7 32GB)/メモリ=128GB/ストレージ=SSD 2TB+HDD 8TB/無線=Wi-Fi 6E/OS=Windows11 pro/本体色=ブラック

増設・交換は後からできる?購入前に見るのはこの2行

後から足せるかどうかは機種ごとに違います。判断できるのは商品ページのストレージ欄拡張スロット・ドライブベイの記載の2行で、ここに書かれていない機種は増設の可否を購入前に断定できません。ここで挙げた3台も、空きスロット数とドライブベイ数は公式未公表です。

どこに付けるかは本体の形で決まります。デスクトップは本体内部に足すのが基本で、ノートは本体内部の空きが限られるため外付けが現実的です。外付けは挿すだけで容量が増える代わりに、接続の規格で速度が変わります。

交換より増設を先に検討します。OSの入ったドライブを交換すると、Windowsとゲームの入れ直しが発生するためです。交換の可否も、増設と同じく商品ページの記載で確認します。

BTOのゲーミングPCは注文時の構成選択でストレージが変わるため、確認するのは注文画面のストレージ欄です。たとえばガレリアも、商品ページに「500GB」と書かれたノートモデル(GALLERIA RL7C-R35-5N)と、「SSD 1TB」と書かれたデスクトップモデル(GALLERIA RM)があり、同じブランドでも構成は1つに決まりません。

まとめ|SSDを1TB以上、ハードディスクは条件が揃ってから

ゲーミングpc ハードディスクのイメージ写真(まとめ)

SSDは1TB以上を確保し、ハードディスクは録画や素材を貯め続ける段階になってから足す。3台は条件別に指名します。

録画を貯め続けないなら、SSD 1TBのASUS TUF Gaming T500MVを選ぶ。

ドライブを足す作業を当面したくないなら、NVMe SSD 2TBのNEWLEAGUE NGI714-RTX47650を選ぶ。

録画や素材の保管領域を買った時点で確保しておきたいなら、SSD 2TBとHDD 8TBを積むRyzen 9 9950X3D/RTX5090搭載モデル(NEWLEAGUE)を選ぶ。

SSDの容量を先に決め、ハードディスクは2条件に当てはまったときに足す——この順番なら迷いません。

この記事はGGplay編集部が、各メーカー公式・公式ストアの公表値と、ゲーミングPC本体の商品ページ31件(うちストレージ構成の記載がある24件を集計)を照合して作成しました。編集方針は運営者情報(https://ggplay.jp/about-ggplay/)に掲載しています。

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