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液タブを持っている(またはこれから買う)人にとって、「絵を描かない時間もサブモニターとして活用できるなら一石二鳥」という発想はとても自然です。この記事では、液タブがサブモニター代わりになる仕組みと、Windowsでの具体的な設定方法、普通のサブモニターとの違い(損得)、Wacom・XPPen・HUIONといったブランド別の兼用可否、そしてサブモニター兼用に現実的な液タブ3選までをまとめて解説します。メーカー公表情報や一般的な評判をもとに整理しているので、「買う・流用する」の判断材料にしてください。
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液タブはサブモニター代わりになる?結論と向き・不向き早見表
まず結論です。映像入力端子(HDMIまたはUSB-Cの映像出力対応)を備えた液晶タイプの液タブは、PCの拡張ディスプレイとして認識させれば、サブモニターとして使えます。パソコンから見れば「もう1枚のディスプレイ」なので、絵を描くソフトを閉じているときは、ブラウザや資料、動画を表示する2枚目の画面として活用できるわけです。
ただし「液タブ=すべてサブモニターにできる」わけではありません。向き・不向きをざっくり整理すると次のようになります。
| タイプ | サブモニター化 | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| 液晶タイプ(画面あり) | できることが多い | HDMI/USB-Cで映像を受け取り「もう1枚の画面」として表示できるため |
| 板タブ(画面なし) | できない | そもそも表示画面が無く、ペン入力の板でしかないため映像を映せない |
| 単体駆動パッド(Android等) | 単体表示は可(PC拡張は機種次第) | 本体だけで画面が使えるが、PCのサブ画面として使えるかは接続仕様による |
つまり、「サブモニター代わりになるか」の分かれ目は、その液タブに映像を受け取って表示する仕組みがあるかどうかです。以下でもう少し具体的に見ていきます。
サブモニター化できる液タブ・できない液タブ(液晶タイプと板タブの違い)
液タブと呼ばれる製品には、大きく分けて「液晶タイプ(画面に直接描くもの)」と「板タブ(画面が無く、手元の板で描いて別のモニターに映すもの)」があります。サブモニター化できるのは前者だけです。
- 液晶タイプ(液晶ペンタブレット):それ自体にディスプレイがあり、HDMIやUSB-Cでパソコンとつなぐと映像が表示されます。この「映像を受け取って映す」性質があるため、拡張ディスプレイ(サブモニター)として設定できます。
- 板タブ(ペンタブレット):手元の板がペンの動きを読み取るだけで、画面を持ちません。カーソルはメインモニターに映るため、板タブ単体をサブモニターにすることはできません。
「うちの液タブはサブモニターにできる?」と迷ったら、その製品に画面が付いていて、HDMIやUSB-Cで映像を入力する仕様かどうかを確認するのが確実です。仕様は機種・接続・OSによって異なるため、購入前後にメーカーの対応情報も見ておくと安心です。
液タブをサブモニターにするメリット(作業画面の拡張・画面に直接書き込み)
液タブをサブモニターとして兼用すると、通常のサブモニター以上のメリットが生まれる場面があります。
一方で、次章のとおり「サブモニター目的だけ」で液タブを新調するのは割高になりがちという正直な事情もあります。ここは損得をしっかり整理しておきましょう。
液タブと普通のサブモニターの違い|価格・解像度・接続で比較
液タブをサブモニターにできるとはいえ、「サブモニターが欲しいだけ」なら普通のモニターやモバイルモニターの方が合理的なことが多いです。両者の性格の違いを早見表にすると次のようになります。
| 比較軸 | 液タブ(兼用) | 普通のサブモニター |
|---|---|---|
| 主目的 | ペンで描く・書く | 画面を映す・広げる |
| 同サイズでの価格傾向 | 高くなりやすい | 安く済みやすい |
| 解像度・画面サイズ | 描画向けサイズが中心(13〜16型が扱いやすい) | 大型・高解像度の選択肢が豊富 |
| 接続 | HDMI/USB-C+ペン用のUSB等(機種による) | HDMI/DisplayPort/USB-Cなどが一般的 |
| ペン入力 | 可能(強み) | 不可(対応品を除く) |
要するに、「表示するだけ」の性能なら普通のモニターが安く高精細、「ペンで直接描く・書く」なら液タブに軍配という住み分けです。数値の色域や解像度は各社の公表値の範囲で、機種によって差があります。
据え置き専用なら普通のモニターが安く高精細
机に据え置いて「動画や資料を映すだけ」に使うなら、同じ予算では普通のモニターの方が画面が大きく、解像度も高く選べることが多いです。液タブはペンや筆圧センサー、描画向けの液晶といったコストが乗るため、「表示性能あたりの価格」で見ると割高になりがちだからです。
そのため、純粋にサブモニターだけが目的で液タブを新規購入するのは、コスト面では基本的におすすめしにくいのが正直なところです。「安く画面を増やしたい」なら、モバイルモニターや一般的な液晶モニターを検討するほうが無難でしょう。
それでも液タブを兼用する価値があるケース(描画メイン+おまけ活用)
一方で、「もともと絵を描くために液タブを買う(買った)」人にとっては、サブモニター兼用は"おまけ"として十分に価値があります。描いていない時間に2枚目の画面として使えるなら、追加コストゼロで机が便利になるからです。
具体的には次のようなケースが向いています。
逆に、絵は描かず「画面を1枚増やしたいだけ」の人は、液タブを兼用目的で選ぶ必要はありません。この線引きさえ押さえれば、買って後悔する失敗はかなり防げます。
液タブをサブモニター化する設定方法【Windowsの拡張ディスプレイ手順】
ここからは、実際に液タブをサブモニター化する(拡張ディスプレイとして使う)設定方法を解説します。ポイントは「複製」ではなく「拡張」を選ぶことです。基本の流れはWindowsの標準機能だけで完結します。
ミラーリング(複製)と拡張ディスプレイの違い
つまずきやすいのが、「複製(ミラーリング)」と「拡張」の違いです。ここを間違えるとサブモニターとして機能しません。
- 複製(ミラーリング):メイン画面と同じ内容が液タブにもそのまま映る表示方法。両方の画面が同じになるため、作業スペースは広がりません。
- 拡張(拡張ディスプレイ):メイン画面の続きとして液タブが「もう1枚の画面」になる表示方法。サブモニターとして使いたいなら必ずこちらを選びます。
サブモニター化がうまくいかない、と感じたときは、まず表示モードが「複製」になっていないかを疑うのが近道です。
接続と拡張設定の手順(ディスプレイ設定で「表示画面を拡張する」)
Windowsで液タブをサブモニター(拡張ディスプレイ)にする基本手順は次のとおりです。機種によってケーブル構成やドライバーの要否は異なるため、詳細は各製品の説明も確認してください。
1液タブをパソコンに接続する
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液タブをHDMIまたはUSB-Cでパソコンに接続します。機種によっては映像・電源・ペン信号がまとまった専用ケーブルや、付属の分岐ケーブルを使います。
2ドライバー・電源を確認する
液晶が映るには映像入力と電源が必要です。付属ドライバーの導入が求められる機種もあるため、メーカー案内に沿って準備します。
3ディスプレイ設定を開く
デスクトップの何もない場所を右クリックして「ディスプレイ設定」を開きます。液タブが2台目の画面として認識されているかを確認します。
4「表示画面を拡張する」を選ぶ
複数ディスプレイの項目で「表示画面を拡張する」を選択します。これでメイン画面の続きとして液タブが使えるようになります。
5配置と解像度を整える
画面の並び順をドラッグで実際の設置に合わせ、必要なら解像度・拡大率を調整します。ペンで描く場合は、ペンとカーソルのズレを補正する「モニターの割り当て(キャリブレーション)」も設定します。
この5ステップで、液タブがメイン画面の続きとして機能する2枚目のモニターになります。ペン操作を液タブ側だけに効かせたいときは、ドライバー側で「ペンの表示範囲を液タブに限定する」設定を行うと快適です。
兼用でつまずきやすい点(縦置きの重さ・スタンド・タッチ非対応)
設定自体は難しくありませんが、実際に兼用してみると引っかかりやすい"実運用の落とし穴"があります。先に知っておくと失敗を避けられます。
こうした点は機種や設置環境で変わるため、「立てて使えるか」「タッチが要るか」を購入前にチェックしておくと、兼用時のストレスを減らせます。
ブランド別の兼用可否|Wacom・XPPen・HUIONはサブモニターにできる?
「ワコムの液タブはサブモニターにできる?」「XPPenやHUIONは?」というブランド別の疑問も多いところです。前提として、兼用できるかどうかはブランドよりも「その機種が液晶タイプか板タブか」「映像入力に対応しているか」で決まります。各社とも液晶タイプと板タブの両方をラインナップしているため、「全機種OK/全機種NG」とは言い切れません。以下は一般的な傾向として整理したものです。
Wacom(ワコム)の液タブをサブモニターにできる?
Wacom(ワコム)の場合、画面付きの液晶タイプ(液晶ペンタブレット)であれば、HDMI等でPCとつなぎ拡張ディスプレイとして使える機種が多いとされています。一方、Intuosシリーズのような板タブは画面が無いためサブモニター化はできません。
また、Android搭載で単体でも画面が使えるポータブルタイプもあり、こうした機種は「PC不要で単体表示ができる」別解として便利です。同じワコムでも製品によって可否が異なるため、狙っている機種が液晶タイプか、映像入力に対応しているかを確認しましょう。
XPPen(エックスピーペン)の液タブをサブモニターにできる?
XPPen(エックスピーペン)も、Artistシリーズなどの液晶タイプであれば、HDMI/USB-Cで接続して拡張ディスプレイとして使える機種が一般的とされています。コストパフォーマンスの良い液晶タイプが多く、「描画メイン+サブモニター兼用」を狙いやすいブランドです。
ただし、Decoシリーズなどの板タブは画面が無く兼用不可です。XPPenでサブモニター兼用を考えるなら、液晶タイプ(Artist系)を選ぶのが基本になります。
HUION(フイオン)の液タブをサブモニターにできる?
HUION(フイオン)も、Kamvasシリーズなどの液晶タイプであれば、映像入力に対応しており拡張ディスプレイとして使える機種が多いとされています。コスパ重視の液晶タイプが充実しているブランドです。
こちらも板タブ(Inspiroy等の画面なしモデル)はサブモニター化できません。結局のところ、どのブランドでも「液晶タイプかどうか」「映像入力に対応しているか」を見るのが確実で、対応の詳細は機種・接続・OSによって変わる点は共通です。
サブモニター兼用に向く液タブおすすめ3選
ここでは、描画をメインにしつつサブモニターとしても兼用しやすい、液晶タイプ(画面付き)の液タブを3つ紹介します。画面のない板タブはサブモニター化できないため、あくまで「兼用に現実的な液晶タイプ・単体表示できるパッド」に絞りました。価格は変動するため、最新の価格・在庫は各ストアのリンクからご確認ください。
第1位:XPPen Artist 12 3rd(エックスピーペン)
XPPen Artist 12 3rdの基本情報
▼購入リンク
XPPenの入門向け液晶ペンタブレットで、折りたたみスタンドが付属し、立てて使いやすいのが兼用に向くポイントです。画面付きの液晶タイプなので拡張ディスプレイとして設定でき、描画がメインの人が空き時間にサブモニターとして使う用途に扱いやすいと評判です。入門機ながら実用的な描き味で、はじめての1台にも選びやすいモデルとされています。
XPPen Artist 12 3rdの主要スペック
| タイプ | 液晶ペンタブレット |
| 画面サイズ | 12型クラス |
| スタンド | 折りたたみ付属 |
| 想定 | 入門・兼用向け |
| 価格帯 | 1〜2万円目安(変動) |
XPPen Artist 12 3rdの口コミ
Web上では「スタンド付きで立てて使いやすい」「入門機として十分」といった声が見られます(傾向の要約)。
第2位:GAOMON PD1161(ガオモン)
GAOMON PD1161の基本情報
▼購入リンク
GAOMONの11.6型IPS液晶を備えたコスパ重視の液晶ペンタブレットです。画面付きなので拡張ディスプレイとして使え、価格を抑えつつ描画とサブモニターを兼用したい人に向くとされています。傾き検知や高い筆圧レベルに対応し、描き味と手頃さのバランスが取れたモデルとして評価されています。
GAOMON PD1161の主要スペック
| タイプ | 液晶ペンタブレット |
| パネル | IPS |
| 画面サイズ | 11.6型 |
| 機能 | 傾き検知・高筆圧 |
| 価格帯 | 1〜2万円目安(変動) |
GAOMON PD1161の口コミ
Web上では「この価格で液晶付きは満足」「コスパが良い」といった声が見られます(傾向の要約)。
第3位:Wacom MovinkPad 11(ワコム)
Wacom MovinkPad 11の基本情報
▼購入リンク
WacomのPCがなくても単体で使えるポータブルパッドで、いわば「兼用の別解」です。Android搭載で本体だけで画面が使えるため、PCの拡張ディスプレイという発想にこだわらず、手元でメモ・資料・お絵かきを1台で完結させたい人に向いています。持ち運びやすさとワコムの描き味を両立したモデルとして注目されています。
Wacom MovinkPad 11の主要スペック
| タイプ | ポータブルパッド |
| OS | Android |
| 駆動 | 単体駆動対応 |
| 特徴 | 持ち運び向け |
| 価格帯 | 3〜5万円目安(変動) |
Wacom MovinkPad 11の口コミ
Web上では「PCなしで気軽に描ける」「持ち運びに便利」といった声が見られます(傾向の要約)。
液タブのサブモニター兼用の人気おすすめ比較表まとめ
紹介した3モデルの特徴をまとめると次のとおりです。「描画メイン+サブモニター兼用」なら液晶タイプ、「PC不要で単体でも使いたい」ならパッドタイプという視点で選ぶと迷いにくくなります。
| 製品名/ブランド | タイプ | 画面サイズ | 兼用のしやすさ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| XPPen Artist 12 3rd(XPPen) | 液晶ペンタブレット | 12型クラス | スタンド付きで立てやすい | 入門から兼用を始めたい人 |
| GAOMON PD1161(GAOMON) | 液晶ペンタブレット | 11.6型IPS | コスパよく液晶付き | 価格を抑えて兼用したい人 |
| Wacom MovinkPad 11(Wacom) | ポータブルパッド | 11型クラス | 単体表示できる別解 | PC不要で1台完結したい人 |
液タブのサブモニター化に関するよくある質問(FAQ)
Q. 液タブはサブモニター代わりになりますか?
A. HDMIやUSB-Cで映像入力できる液晶タイプの液タブなら、拡張ディスプレイとして設定することでサブモニター代わりになります。画面を持たない板タブはサブモニター化できません。対応可否は機種・接続・OSによって異なるため、購入前後にメーカーの対応情報も確認しておくと安心です。
Q. 液タブをサブモニター化するのはもったいないですか?
A. 「サブモニターだけが目的」なら、同じ予算では普通のモニターの方が大きく高精細に選べるため、液タブを新調するのは割高になりがちです。ただし、もともと描画用に液タブを持っている(買う)人が、空き時間にサブモニターとして兼用するのは追加コストなしで便利になるため、もったいなくはありません。
Q. 板タブ(ペンタブ)はサブモニターにできますか?
A. 板タブはできません。板タブは手元の板でペンの動きを読み取るだけで表示画面を持たないため、映像を映すサブモニターとしては使えません。サブモニター兼用を狙うなら、画面付きの液晶タイプを選びましょう。
Q. 液タブをサブモニターにするとき解像度は普通のモニターに劣りますか?
A. 機種によりますが、同価格帯・同サイズで比べると、表示専用の普通のモニターの方が解像度や画面サイズで有利なことが多いです。液タブはペンや描画向け液晶にコストがかかるためです。解像度や色域の数値は各社の公表値の範囲で機種差があるので、表示性能を重視するなら仕様を確認して選びましょう。
まとめ|液タブのサブモニター兼用は「描画メイン+おまけ活用」が正解
液タブがサブモニター代わりになるかどうかは、「液晶タイプ(画面あり)か」「映像入力に対応しているか」で決まります。要点を整理します。
- HDMI/USB-Cで映像入力できる液晶タイプの液タブは、拡張ディスプレイ(サブモニター)として使える。板タブは画面が無いため不可。
- 設定は「複製」ではなく「拡張」を選ぶのがポイント。Windowsのディスプレイ設定で「表示画面を拡張する」を選択する。
- サブモニターだけが目的なら普通のモニターの方が安く高精細。「描画がメインで、空き時間に兼用」が現実的で価値のある使い方。
- Wacom・XPPen・HUIONいずれもブランドで一律に決まらず、液晶タイプかどうか・映像入力対応かで判断する。
- 兼用に現実的なのは液晶タイプ。スタンドの有無・タッチ対応・重さを購入前に確認すると失敗しにくい。
「絵を描かない時間ももったいない」という人こそ、液晶タイプの液タブを1台で「描く+映す」の2役に使う価値があります。自分の用途が描画メインかどうかを軸に、無理なく兼用できる機種を選んでみてください。
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