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PCのファン音がする自室で選ぶイヤホンの遮音性|3つの記載で絞った3本

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デスクトップPCのファンが回りっぱなしの自室で、その音の中で数時間ゲームや作業を続ける。この記事が扱うのは、その状況ひとつだけです。

先に結論を出します。鳴り続ける低い音と、急に鳴る音では効く仕組みが違います。「遮音性が高いイヤホン」を一列に並べても、この部屋で座り続けるための1本は決まりません。

そこで絞り込みには、商品ページに書かれている3つの記載だけを使いました。耳の穴をふさぐ形か、遮音またはノイズキャンセリングの表記があるか、有線か連続再生時間の数値があるか。イヤホンの商品ページ31件を1件ずつ確認して、この部屋の条件を通ったのは3件です。

PC本体を静かにする手段はここでは扱いません。耳の側だけで対処する話に絞ります。

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イヤホンの遮音性は数字で確かめられる?商品ページに出る「dB」は2種類ある

イヤホン 遮音性のイメージ写真(イヤホンの遮音性は数字で確かめられる)

遮音性を数字で確かめようとすると、最初につまずくのがここです。商品ページに出てくる「dB」には、意味の違う2種類が混ざります。

ひとつは耳をふさいで外の音を減らす側の数字、もうひとつはマイクで拾った音を打ち消す側の数字です。表記の形が似ているので並べたくなりますが、指しているものが違います。

表A|商品ページに出る遮音まわりの表記と、その読み方
商品ページの表記 例(この記事で確認した商品ページ) 何を指すか 読むときの注意
「◯◯dB遮音」 37dB遮音(KZ Axas) 耳をふさいで外の音を減らす側の表記 イヤーピースが耳に密着している状態が前提になる
「-◯◯dB ANC」「◯◯dBまでノイズキャンセリング」 -52dBハイブリッドANC(SOUNDPEATS C30)/43dBまでノイズキャンセリング(EarFun Air Pro 3) マイクで拾った音に逆向きの音を重ねて打ち消す側の表記 打ち消しやすい音の種類に偏りが出る
数値なし・言葉のみ 「高い遮音性」(ソニー INZONE E9 IER-G900) 遮音の考え方は示すが、数値の公表がない 数値がないことは、性能が低いという意味にはならない

dBの数字が書かれていた商品ページは31件中3件でした(商品ページ単位で1件ずつ数えています)。残る28件のページに遮音の数値はありません。

「37dB遮音」=耳をふさいで減らす側の表記

耳の穴にイヤーピースを差し込み、外の音が入る隙間を物理的に狭くする側の数字です。電源も設定も要らず、装着した時点で働きます。

KZ Axasの商品ページは37dB遮音を掲げ、形はイヤモニ・カナル型です。ここで効くのは耳との密着なので、イヤーピースのサイズが合っていないときは数字どおりの入り方にならないことがあります。

ふさぐ側は音の種類をあまり選びません。低い音にも高い音にも、同じように入り口を狭くする方向で働きます。

「-52dB ANC」=打ち消す側の表記

イヤホンに載ったマイクで外の音を拾い、逆向きの音を重ねて打ち消す側の数字です。こちらは電源を使うので、ワイヤレスならバッテリーの残量と結びつきます。

SOUNDPEATS C30の商品ページは-52dBハイブリッドANCを掲げ、6マイク通話ノイズキャンセリングとBluetooth6.0にも対応します。EarFun Air Pro 3のように「43dBまで」と上限の形で書くページもあります。

打ち消す側は、音の種類で得意・不得意が分かれます。一定の高さで鳴り続ける音のほうが波形を読みやすく、突発的に鳴る音は打ち消しの対象になりにくい方向です。

数値が書かれていない商品ページの読み方

数値ではなく言葉で書かれている商品ページもあります。ソニー INZONE E9 IER-G900は密閉・ダイナミックインイヤーの有線で、高い遮音性を掲げますが、dBの数字は出しません。

ここで大事なのは、数値がないことを「非搭載」「性能が低い」と読み替えないことです。数値を公表するかどうかは商品ページの書き方の問題で、性能そのものの話ではありません。

順位を作らない理由もここにあります。検索では「イヤホン 遮音性 最強」という調べ方をよく見かけますが、数字で決めようとすると2種類のdBが混ざります。測定の条件はどの商品ページにも書かれていないので、社をまたいで数字を並べても順位にはなりません。

自室のPCファン音とエアコン音に効くのはどちらの仕組みか

イヤホン 遮音性のイメージ写真(自室のPCファン音とエアコン音に効くのはどちらの仕組みか)

自室で鳴っている音は、ひとまとめにせず2つに仕分けると判断が早くなります。ずっと鳴り続けている音と、思い出したように鳴る音です。

デスクトップPCのファン、エアコンの送風、空気清浄機。これらは前者にあたります。家族の話し声、自分のキーボードの打鍵、宅配のインターホン。これらは後者です。

この2つは受け持つ仕組みが違います。「静かなイヤホン」を1つの軸で選ぼうとすると、ここで噛み合わなくなります。

鳴り続ける低い音はノイズキャンセリングが受け持つ

ファンやエアコンの音は、高さも大きさもほぼ一定のまま続きます。この形の音は、マイクで拾って逆向きの音を重ねる方式が働きやすい対象です。

ファンの音が下がると、ゲームや作業の音を必要以上に大きくしなくても輪郭を追えます。音量を上げすぎずに済みやすい要素です。

ただし打ち消す側は電源を使います。ワイヤレスなら連続再生時間の数値、有線ならそもそも打ち消す機能を持つかどうかを、商品ページで先に確かめる形になります。

家族の声やキーボードの音は形とイヤーピースが受け持つ

急に鳴る音は、打ち消す側では追いつきにくい種類です。ここで働くのは、耳の穴をふさいで入り口を狭くする側になります。

カナル型・密閉・インイヤー・イヤモニといった形の表記は、この入り口の狭さに関わります。同じ形でも、イヤーピースが耳に合っているかどうかで入り方は変わります。

自室のように、ファンの音と家族の声が同時にある部屋では両方が要ります。ふさぐ形と打ち消す機能のどちらか一方しか出していない商品ページは、この部屋で選ぶには判断材料が足りません。

この部屋では候補に入れない3条件|商品ページ31件を1件ずつ数えました

この部屋では候補に入れない3条件(図解)

この部屋で使う前提だと、商品ページを見るだけで先に外せる条件が3つあります。イヤホンの商品ページ31件を1件ずつ確認し、条件ごとに外れた数を出しました。

数え単位は商品ページの掲載単位です。同じ型番の色違いも別の1件として数えています(型番の数でいうと30になります)。

表B|この部屋では候補に入れない3条件と、31件のうち外れた数
条件 この部屋で外れる理由 31件のうち外れた数
条件1:耳の穴をふさぐ形(カナル型・密閉・インイヤー・イヤモニ)が書かれていない 家族の声やキーボードのように急に鳴る音を、入り口の狭さで受け止められるかを確認できない 24件
条件2:遮音もノイズキャンセリングも書かれていない 回り続けるファンの音に対して、打ち消す側の手当てを確認できない 12件
条件3:有線を示す表記も、連続再生時間の数値もない 机の前に何時間も座る使い方で、電源の持ちを確認できない 8件
3条件すべてを満たした この部屋の候補として残る 3件

1件で2つ以上の条件に当てはまる商品があるため、条件ごとの数を足すと31を超えます。重複を除いて外れたのは28件でした。

条件1:耳の穴をふさぐ形が書かれていない(31件中24件)

入り口を狭くする側を担当するのが形なので、ここを最初に当てはめます。カナル型・密閉・インイヤー・イヤモニのいずれかを商品ページで確認できたものだけを残しました。

31件のうち24件がこの条件で外れ、残ったのは7件です。3つの条件のなかで、ここがいちばん大きく減ります。

形の表記がないことは、耳をふさがない設計だと決めつける材料にはなりません。この記事は書かれている表記だけで手続きを進めるので、確認できないものは候補に入れないという扱いにしています。

条件2:遮音もノイズキャンセリングも書かれていない(31件中12件)

次に、遮音またはノイズキャンセリング(ANC)の表記があるかを見ます。ファンの音のように鳴り続ける音を相手にする以上、打ち消す側かふさぐ側のどちらかを商品ページで確かめたいからです。

31件のうち12件がこの条件で外れました。条件1を通った7件にこの条件を重ねると、残りは3件になります。

ここで通らなかった商品を性能で評価したわけではありません。この部屋の条件に当てはまらなかった、という以上のことは読み取らないでください。

条件3:有線(3.5mmプラグの表記を含む)の記載も、連続再生時間の数値もない(31件中8件)

3つめは電源の持ちです。有線なら充電を挟まずに使い続けられ、ワイヤレスなら連続再生時間の数値で見当がつきます。どちらも確かめられない商品を外しました。

数え方をひとつ明記します。「有線」と書かれているもののほか、「3.5mmプラグ」「3.5mmジャック」のようにケーブルでつなぐと分かる表記も、有線の記載として数えています。この数え方で8件です。

正直に書くと、条件3で新しく外れた商品は、条件1・2の時点ですでに外れていました。それでも長く座る部屋では電源の持ちを外せないので、条件として残しています。

3条件を通った3本|ファンが回っている机の前で使う

3条件を通ったのは3件です。順位は付けません。この部屋での役割が重ならないよう、それぞれの見出しに使い方を書きました。

各商品で書くのは、商品ページで確認できた表記と、この部屋で効く点、そして向かない条件です。3本とも遮音かノイズキャンセリングの表記を持つので、どれか1本を静かさで上位に置く書き方はしません。

ケーブルを増やさずに数値のノイズキャンセリングを使う:SOUNDPEATS C30(サウンドピーツ)

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ケーブルを増やさずに数値のノイズキャンセリングを使う:SOUNDPEATS C30の基本情報

Bluetooth6.0のワイヤレスで、形はカナル型です。-52dBハイブリッドANCを掲げ、最大52時間再生と急速充電10分で3時間に対応します。LDACとHi-Res音質、マルチポイント、専用アプリ、IP54防塵防滴、6マイク通話ノイズキャンセリングも備えます。

ファンやエアコンのように鳴り続ける音に対して、打ち消す側の働きを数値で確かめられます。カナル型なので、ふさぐ側も併せて効く構成です。

席を立って別の部屋へ移るときも、ケーブルを抜き差ししなくて済みます。マルチポイントに対応するため、PCとスマートフォンを行き来する使い方とも噛み合います。

この部屋で効く点
  • -52dBハイブリッドANCで、回り続けるファンの音に打ち消す側から手当てできる
  • カナル型なので、家族の声やキーボードの音には形の側でも向き合える
  • 最大52時間再生と急速充電10分で3時間に対応し、長い作業でも充電の段取りを組みやすい
弱点・この条件の人には向かない
  • PS5などの据置機やPCへの対応が商品ページに書かれていない(対応として挙がるのはiOSとAndroid)。自室のPCで使うなら、手持ちのPCとBluetoothでつながるかを先に確かめる形になる
  • 打ち消す側は電源を使うため、充電を忘れた日はその働きを当てにできない
  • 向かない人=据置機に有線で挿して使いたい人。挿し口の話は続く2本で扱う

ケーブルを増やさずに数値のノイズキャンセリングを使う:SOUNDPEATS C30の主要スペック

接続 ワイヤレス(Bluetooth6.0)
形状 カナル型
ノイズキャンセリング -52dBハイブリッドANC
通話 6マイク通話ノイズキャンセリング
再生時間 最大52時間再生
充電 急速充電10分で3時間
コーデック・音質 LDAC・Hi-Res音質対応
機能 マルチポイント・専用アプリ対応
防塵防滴 IP54
対応 iOS・Android
色 ホワイト

机の前に挿しっぱなしにする密閉の有線:ソニー INZONE E9 IER-G900(ソニー)

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机の前に挿しっぱなしにする密閉の有線:ソニー INZONE E9 IER-G900の基本情報

密閉のダイナミックインイヤーで、接続は有線です。ケーブルは約1.8m、ドライバーユニットは5mm。高い遮音性を掲げ、FPSに特化したEQプリセットを搭載します。ALGS認定を受け、Fnaticと共同開発した型番IER-G900のモデルです。

ケーブルが約1.8mあるので、机の前に座る使い方なら挿しっぱなしにできます。充電の段取りが要らないぶん、同じ姿勢で長く続ける日と相性のよい構成です。

密閉という形の表記は、入り口を狭くする側の担当です。ファンの音そのものを打ち消す機能ではないため、部屋の音の下がり方は装着の具合に左右されます。

この部屋で効く点
  • 密閉・ダイナミックインイヤーで、家族の声やキーボードの音を形の側から受け止める
  • 有線で約1.8mのケーブルなので、机の前に挿しっぱなしにして充電を挟まずに使える
  • FPSに特化したEQプリセットを搭載し、ゲーム側の音の聞き方を切り替えられる
弱点・この条件の人には向かない
  • マイクについて商品ページに書かれていない。ボイスチャットや通話を1本で済ませたい人は、この1本では完結しない
  • 遮音の数値も出していないので、数字で見比べたい人には情報が足りない
  • 向かない人=席を立って部屋を移動しながら使いたい人。ケーブルの長さが行動範囲の上限になる

机の前に挿しっぱなしにする密閉の有線:ソニー INZONE E9 IER-G900の主要スペック

接続 有線(ケーブル約1.8m)
形状 密閉・ダイナミックインイヤー
遮音 高い遮音性
ドライバーユニット 5mm
機能 FPSに特化したEQプリセット搭載
認定・開発 ALGS認定・Fnatic共同開発
型番 IER-G900
色 ブラック

遮音の数値とマイクを1本で兼ねる有線:KZ Axas(KZ)

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遮音の数値とマイクを1本で兼ねる有線:KZ Axasの基本情報

有線のイヤモニ・カナル型で、37dB遮音を掲げます。マイク付きで、プラグは3.5mmマイク付き。PS4・PS5・Switch・PCに対応し、ハイレゾ対応・低遅延・重低音・軽量・6H快適装着という表記が並びます。色はホワイトです。

ふさぐ側を数値で示しつつ、マイクも同じ1本にまとまります。自室のPCで通話しながらゲームを進める使い方なら、耳と口の役割を分けずに済みます。

37dBという数字は、イヤーピースが耳に密着している状態を前提にした話です。装着が合っていないときは、数字どおりの入り方にならないことがあります。

なお「6H快適装着」は装着の快適性についての表記で、再生時間の数値ではありません。有線なので、バッテリーの話とは切り離して読む形になります。

この部屋で効く点
  • 37dB遮音とイヤモニ・カナル型で、ふさぐ側を数値と形の両方から確かめられる
  • マイク付きなので、自室のPCでの通話とゲーム音を1本にまとめられる
  • PS4・PS5・Switch・PCに対応し、机の上の機器を持ち替えても挿し替えるだけで足りる
弱点・この条件の人には向かない
  • ノイズキャンセリングについて商品ページに書かれていない。ファンやエアコンのように鳴り続ける低い音を電気的に打ち消す働きは、この商品ページからは確かめられない
  • 37dBの遮音はイヤーピースの密着が前提になるため、耳に合うサイズが見つからないと期待どおりにならないことがある
  • 向かない人=ケーブルを増やしたくない人、部屋を移動しながら使いたい人

遮音の数値とマイクを1本で兼ねる有線:KZ Axasの主要スペック

接続 有線(3.5mmマイク付き)
形状 イヤモニ・カナル型
遮音 37dB遮音
マイク マイク付き
音の表記 ハイレゾ対応・低遅延・重低音
装着 6H快適装着・軽量
対応機種 PS4・PS5・Switch・PC
色 ホワイト

3本を同じ項目で並べた比較表

イヤホン 遮音性のイメージ写真(3本を同じ項目で並べた比較表)

3本すべてで商品ページから確かめられる項目だけを列にしました。順位の列は作りません。価格の列も立てません。

表C|3条件を通った3本を同じ項目で並べる
商品名(ブランド) 接続 耳をふさぐ形の表記 遮音・ノイズキャンセリングの表記 電源まわりの表記 商品ページに記載がない項目
SOUNDPEATS C30(サウンドピーツ) ワイヤレス(Bluetooth6.0) カナル型 -52dBハイブリッドANC 最大52時間再生/急速充電10分で3時間 PS5などの据置機・PCへの対応
ソニー INZONE E9 IER-G900(ソニー) 有線(約1.8m) 密閉・ダイナミックインイヤー 高い遮音性 有線(バッテリーの記載なし) マイク、遮音の数値
KZ Axas(KZ) 有線(3.5mm) イヤモニ・カナル型 37dB遮音 有線(バッテリーの記載なし) ノイズキャンセリング

数字の欄は指しているものが違うので、37と52を大小で比べる読み方はしません。片方はふさいで減らす側、もう片方は打ち消す側の表記です。

いちばん右の列は、その項目を商品ページで確かめられなかったという意味です。非搭載・非対応という判定ではありません。

接続の列は、この部屋での使い方に直結します。席を立つ回数が多いならワイヤレス、机の前から動かないなら有線という分かれ方になります。

買ったあとに遮音性を上げる3つの手順

買ったあとに遮音性を上げる3つの手順(図解)

ふさぐ側は、買ったあとの扱いでも変わります。手順は3つで、どれも道具を買い足さずに試せます。

イヤーピースのサイズを1段階ずつ試す

付属のイヤーピースはS・M・Lなど複数サイズで入っていることが多く、左右で合うサイズが違う人もいます。片耳ずつ、1段階ずつ替えて外の音の入り方が変わるかを確かめます。

目安は、装着したときにファンの音がすっと遠くなるかどうかです。何も再生していない状態で確かめると、違いを拾いやすくなります。

素材によっても入り方は変わります。低反発タイプは耳の形になじみやすいという一般的な傾向があり、交換用に選ぶ人もいます。ここは特定の商品の性能ではなく、素材の傾向として読んでください。

装着の向きと差し込む深さを固定する

同じイヤホンでも、入れる角度と深さが日によって変わると、外の音の入り方もばらつきます。毎回同じ入り方に揃えるだけで、そのばらつきは減らせます。

耳たぶを軽く後ろへ引いてから入れる、ケーブルを耳の後ろに回す。こうした自分の手順を決めて固定するのが早道です。

痛みや違和感があるときは無理に押し込まないでください。合わないサイズのまま深く入れる方向で解決しようとしないほうが無難です。

耳側だけで抱え込まず、机の配置と音源側も一度見直す

音の入り方は、耳とファンの位置関係でも変わります。本体の吸気口が自分の顔の向きに開いているなら、机の上での置き場所を変えるだけで聞こえ方が変わることがあります。

PC本体の音そのものを下げる手段もあります。ただしその手順はこの記事の担当ではないので、ここでは触れるだけにとどめます。

耳側で全部を解決しようとすると、音量を上げる方向へ流れがちです。部屋の側で減らせる分を先に減らしておくほうが、結果として無理のない使い方になります。

PCのファン音がする自室で選ぶイヤホンの遮音性について寄せられる質問

イヤホン 遮音性のイメージ写真(PCのファン音がする自室で選ぶイヤホンの遮音性)

遮音性の数値が大きいイヤホンほど静かになりますか?

その順番では決まりません。商品ページに出るdBには、耳をふさいで減らす側と、マイクで拾って打ち消す側の2種類が混ざります。指しているものが違う数字を大小で並べても、静かさの順番にはなりません。

さらに、測定の条件はどの商品ページにも書かれていません。同じ条件で測ったかどうかが分からない以上、社をまたいだ比較は成り立たない形です。

有線とワイヤレスでは、自室ではどちらが向きますか?

座り続ける時間の長さで分かれます。机の前から動かないなら、有線は充電を挟まずに使い続けられます。席を立って部屋を歩く回数が多いなら、ワイヤレスのほうが取り回しは軽くなります。

どちらが上ということはありません。自室での動き方に合わせて決める項目です。

カナル型を選べば遮音性は高くなりますか?

形は前提条件で、そこから先は密着の具合で変わります。カナル型でもイヤーピースが耳に合っていなければ、外の音の入り口は残ります。

一方で、形の表記がある商品ページはこの部屋の候補に入りやすくなります。31件のうち、耳の穴をふさぐ形を確かめられたのは7件でした。

いま持っているイヤホンのまま遮音性を上げられますか?

試せることはあります。イヤーピースのサイズを1段階ずつ替える、装着の向きと深さを毎回同じに揃える、机の上の配置を変える。この3つは買い足さずに確かめられます。

ただし、耳の穴をふさぐ形の表記がない機種では上げ幅に限りがあります。入り口の狭さで受け止める設計になっていないためです。

遮音性の高いイヤホンをつけたまま自室にいて支障はありませんか?

インターホンや家族の呼びかけに気づきにくくなりやすい要素です。宅配や来客の予定がある時間帯は、片耳だけにする、音量を下げるといった運用で調整してください。

外音取り込みの表記がある機種なら、その機能へ切り替える手もあります。備えているかどうかは商品ページで確かめる項目です。

安いイヤホンでは遮音性は期待できませんか?

価格で決まる話ではありません。遮音の数値を出している商品ページは31件中3件で、測定の条件はどのページにも書かれていません。数値そのものが出そろっていない以上、価格帯で遮音の順番を付けることはできません。

見るのは3つの記載です。耳の穴をふさぐ形か、遮音またはノイズキャンセリングの表記があるか、有線か連続再生時間の数値があるか。この3つが書かれているかどうかは、価格とは別に確かめられます。

まとめ|自室のファン音なら、条件別にこの1本

イヤホン 遮音性のイメージ写真(まとめ)

この記事で使った手順は単純です。耳の穴をふさぐ形、遮音またはノイズキャンセリングの表記、有線か連続再生時間の数値。商品ページ31件をこの3つで1件ずつ確認し、通ったのが3件でした。

ケーブルを増やさず、打ち消す側の数値で決めるならSOUNDPEATS C30。-52dBのハイブリッドANCに対応します。カナル型で、最大52時間再生と急速充電10分で3時間に対応します。

机の前に挿しっぱなしにして、FPS向けのプリセットまで使うならソニー INZONE E9 IER-G900。密閉のダイナミックインイヤーで、ケーブルは約1.8mです。FPSに特化したEQプリセットを備えます。

有線のままボイスチャットのマイクも1本で済ませ、据置機とPCでも使うならKZ Axas。マイク付きの有線で、PS4・PS5・Switch・PCに対応します。37dBの遮音を備えます。

3本とも遮音かノイズキャンセリングの表記を持ちます。数字を並べて順番を作るのではなく、自室での座り方と挿し口で決めてください。

この記事はGGplay編集部が、イヤホンの商品ページ31件を1件ずつ確認して構成しました。実機の試聴や騒音の測定は行っていません。編集方針とお問い合わせは運営者情報で公開しています。

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