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Xbox Series Xの映像をキャプチャーボード経由でプレイ・配信すると、操作の反応が遅れて感じることがあります。原因はキャプチャーボードが映像を取り込む際のエンコード処理にあり、この遅れを録画映像から完全に消すことはできません。しかし、操作するために見る画面はパススルー出力かHDMI分配器でテレビへ直接送ることで、遅延をほぼ感じないレベルまで抑えられます。
この記事では、遅延が起きる理由と対策の全体像、遅延をなくす2つの繋ぎ方、4K120fpsやVRRを活かす低遅延モデルの選び方、そしてパススルー対応・低遅延のキャプチャーボード5選を紹介します。音ズレや画面が映らないトラブルの対処法まで、メーカー公表情報や利用者の評判を調査してまとめました。
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Xbox Series Xのキャプチャーボードで遅延は消せる?結論と対策早見表
まず結論です。キャプチャーボードを通した「録画・配信映像」には必ず遅延が乗りますが、あなたが見て操作する「プレイ画面」の遅延は消せます。ポイントは、プレイ画面と録画画面を別々の経路に分けることです。下の早見表で全体像をつかんでください。
| 状況 | 遅延の有無 | 対策 |
|---|---|---|
| キャプチャーボード経由の映像でプレイ | 遅延あり(数十〜数百ms) | この見方をやめる |
| パススルー出力でテレビを見てプレイ | ほぼゼロ | パススルー対応機を選ぶ |
| HDMI分配器でテレビへ分岐してプレイ | ほぼゼロ | 分配器を1つ足す |
| 録画・配信のPC画面 | 遅延あり(残る) | 操作には使わない |
なぜ遅延が起きる?キャプチャーボードのエンコード処理が原因
遅延の正体は、キャプチャーボードやPCが映像信号を受け取り、録画・配信できる形式に変換(エンコード)する処理にかかる時間です。Xbox Series Xから出た映像は、キャプチャーボードを通ってPCに映るまでに数十ミリ秒からモデルによってはそれ以上の遅れが生じます。この変換遅延をゼロにすることは原理上できません。
つまり、PC側のプレビュー画面を見ながら操作すると、その遅れの分だけ反応が遅く感じるということです。格闘ゲームやFPSのように一瞬の入力が勝敗を分けるジャンルほど、この遅延は致命的に感じられます。
プレイ画面はパススルー、録画画面はPCと役割を分ければ遅延はほぼゼロ
解決の鍵は「どの画面を見て操作するか」をはっきり分けることです。操作するために見るのは、遅延のないテレビ(パススルー出力または分配器で分けた信号)にします。一方で、録画・配信されるPC側の映像には遅延が残りますが、それは視聴者が見る映像であって、あなたが操作の頼りにする画面ではありません。
この「プレイはテレビ、録画はPC」という役割分担を徹底すれば、遅延を気にせず本来の実力でプレイしながら録画・配信ができます。逆に言えば、遅延に悩む人の多くはPCのプレビュー画面を見て操作してしまっているのが原因です。
遅延をなくす2つの方法【パススルー出力とHDMI分配器】
プレイ画面の遅延をなくす方法は大きく2つ。キャプチャーボード自体のパススルー機能を使う方法と、HDMI分配器で信号を2つに分ける方法です。どちらもXbox Series Xの映像を「遅延なしでテレビへ」「遅延ありでPCへ」と分岐させる考え方は同じです。手順で確認しましょう。
方法1|パススルー機能付きキャプチャーボードの繋ぎ方
パススルー対応のキャプチャーボードなら、追加機器なしで遅延ゼロのプレイ画面を確保できます。この記事で紹介する5モデルはすべてパススルーに対応しています。
1Xbox Series X → キャプチャーボードのHDMI IN
Xbox本体のHDMI出力を、キャプチャーボードの「HDMI IN」端子へ繋ぎます。
2キャプチャーボードのHDMI OUT → テレビ
キャプチャーボードの「HDMI OUT(パススルー)」端子からテレビへ繋ぎます。ここに映る映像は遅延がほぼないので、これを見て操作します。
3キャプチャーボード → PCへUSB接続
キャプチャーボードをUSBケーブルでPCに繋ぎ、録画・配信ソフトを起動します。PC画面には遅延が残りますが、操作には使いません。
方法2|HDMI分配器でテレビとPCに信号を分ける繋ぎ方
パススルー非対応のキャプチャーボードを使う場合や、より確実に分けたい場合はHDMIスプリッター(分配器)を挟みます。Xbox Series Xの映像を分配器で2系統に複製し、片方をテレビへ、もう片方をキャプチャーボードへ送る構成です。
1Xbox Series X → HDMI分配器の入力
Xbox本体のHDMI出力を、分配器の入力端子へ繋ぎます。
2分配器の出力1 → テレビ(プレイ用)
分配器の1系統目をテレビへ繋ぎます。ここは元信号のコピーなので遅延ゼロ。この画面で操作します。
3分配器の出力2 → キャプチャーボード → PC
もう1系統をキャプチャーボードへ送り、USBでPCへ。録画・配信はこちらで行います。
ただし分配器を使う場合は、4K120fpsやVRRなどの信号に対応した分配器を選ばないと、せっかくの高画質・高機能が削られる点に注意してください。
テレビ・モニター側のゲームモードも必ずオンにする
見落としがちですが、パススルーや分配器で遅延をなくしても、テレビ・モニター自体の表示遅延は別に存在します。パススルーは「キャプチャーボードによる遅延」を回避するもので、表示機器の遅延まで消すわけではありません。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングモニター人気おすすめ10選|FPS・WQHD・コスパ比較
テレビやモニターの設定にある「ゲームモード(低遅延モード)」を必ずオンにしてください。これで映像処理を最小化し、表示側の遅れも抑えられます。パススルー+ゲームモードの組み合わせが、遅延対策の完成形です。
Xbox Series Xで遅延の少ないキャプチャーボードの選び方
遅延を抑えつつXbox Series Xの性能を活かすには、選ぶモデルの条件が決まっています。ここではパススルー対応・解像度とフレームレート・接続規格の3つの軸で見ていきます。
1パススルー対応かどうかを最優先で確認
遅延ゼロのプレイ画面を確保する大前提がパススルー対応。非対応機は分配器が別途必要になります。
2解像度とフレームレート(4K60・4K120対応)を見る
Xboxの映像をそのまま活かすなら、パススルーが4K60、できれば4K120に対応しているかを確認します。
3接続規格(USB3.2 Gen2 / 内蔵PCIe)で低遅延を狙う
高解像度を安定して扱うにはUSB3.2 Gen2以上、または内蔵PCIeが有利。転送帯域が広いほど低遅延・高画質を扱いやすくなります。
パススルー対応は必須|4K60・4K120対応の見分け方
キャプチャーボード選びで最初に見るべきはパススルー対応の有無です。パススルーがなければ、遅延のないプレイ画面を作るために別途HDMI分配器を用意する手間とコストが増えます。製品仕様に「パススルー」「4Kパススルー」と明記されているものを選びましょう。
次にパススルーの対応解像度・フレームレートを確認します。「録画は1080p60でもパススルーは4K対応」というモデルも多く、プレイ画面の快適さはパススルー側のスペックで決まります。Xbox Series Xの4K出力を活かすなら、最低でも4K60パススルーを条件にすると失敗しにくいです。
4K120fps・VRR・自動HDRを活かすならHDMI2.1パススルー
Xbox Series Xの魅力である4K120fps、VRR(可変リフレッシュレート)、自動HDRといった機能をプレイ画面で活かしたい場合は、パススルーがHDMI2.1相当の帯域に対応している必要があります。従来のHDMI2.0帯域のパススルーだと、4K120やVRRの信号が通らず、性能が制限されることがあります。
なお、これらの高度な機能への対応可否はモデルや接続環境によって異なるため、購入前に各製品の対応仕様を必ず確認してください。「4K対応」と書かれていても、120fpsやVRRまで通るかは別問題です。とくに競技性の高いゲームで高フレームレートを重視する人は、この点を慎重にチェックしましょう。
接続規格で選ぶ|USB3.2 Gen2と内蔵PCIeで低遅延に
外付けキャプチャーボードはUSB接続の帯域が処理のボトルネックになりがちです。USB3.0(USB3.2 Gen1)でもフルHDや4K30なら扱えますが、より高いフレームレートや安定性を求めるならUSB3.2 Gen2対応だと余裕があります。
さらに徹底して低遅延を追求するなら、PCの拡張スロットに直接挿す内蔵PCIeタイプという選択肢もあります。ケーブルを介さないぶん転送が安定しやすいのが利点です。ただし配信・実況の主流は取り回しの良い外付けUSBタイプで、まずはパススルー対応の外付けから選べば十分でしょう。
Xbox Series Xの遅延対策におすすめのキャプチャーボード5選
ここからは、パススルー対応・低遅延という条件を満たし、Xbox Series Xの遅延対策に向くキャプチャーボードを5モデル紹介します。いずれもプレイ画面の遅延をパススルーで回避でき、録画・配信の実用性で評判のモデルです。用途と予算に合わせて選んでください。
第1位:Elgato Game Capture HD60 X 外付けキャプチャーカード(エルガト)
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配信・実況の定番として広く支持される外付けキャプチャーボードです。低遅延パススルーとHDR10対応で、Xbox Series Xでの快適なプレイと録画を両立できると評判。PS5やSwitch2にも対応し、機種をまたいで使える汎用性の高さも魅力です。まず1台選ぶなら有力な候補になります。
主要スペック
| 録画 | 4K30/1080p60 |
| HDR | HDR10対応 |
| 遅延 | 低遅延パススルー |
| 接続 | USB |
| 対応機種 | PS5・Switch2・Xbox |
| 価格帯 | 2〜3万 |
Web上では「パススルー画面で遊べばラグを感じない」「セットアップが分かりやすい」という声が見られます。
第2位:Elgato 4K S 外部キャプチャー PS5/Xbox/Switch2対応(エルガト)
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4K映像への対応を強化した外付けモデルです。4Kパススルーに対応し、Xbox Series Xの高画質をプレイ画面に活かしながら録画したい人に向きます。PS5やSwitch2にも対応するため、複数機種で高画質配信をしたいユーザーに評価されています。上位の画質を狙うならチェックしたい1台です。
主要スペック
| 解像度 | 4K対応 |
| 遅延 | パススルー対応 |
| 接続 | 外付けUSB |
| 対応機種 | PS5・Xbox・Switch2 |
| 価格帯 | 高価格帯 |
Web上では「4Kのまま遊びながら録れるのが便利」という声が見られます。
第3位:Razer Ripsaw X 4K USBキャプチャー(レイザー)
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ゲーミングブランドとして知られるRazerの超小型4K USBキャプチャーボードです。コンパクトなボディながら4K30録画に対応し、低遅延で配信できると評判。省スペースでデスク周りをすっきりさせたい人や、持ち運んで使いたい人にも向きます。
主要スペック
| 録画 | 4K30 |
| 遅延 | 低遅延 |
| 接続 | USB3.0 |
| サイズ | 超小型 |
| 価格帯 | 2〜3万 |
Web上では「小さいのに安定して録れる」「デスクの邪魔にならない」という声が見られます。
第4位:AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2(アバーメディア)
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キャプチャーボードの老舗AVerMediaの上位外付けモデルです。4K録画に対応し、USB3.2接続で高い映像品質を安定して扱えると評価されています。低遅延パススルーでプレイ画面を確保しつつ、録画クオリティにこだわりたい配信者向けの1台です。
主要スペック
| 録画 | 4K録画対応 |
| 遅延 | 低遅延パススルー |
| 接続 | USB3.2 |
| 価格帯 | 3〜4万 |
Web上では「録画画質が高い」「4Kで残せるのが心強い」という声が見られます。
第5位:AVerMedia StreamLine MINI+ GC311G2 4K60パススルー(アバーメディア)
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4K60パススルーに対応したコンパクトなモデルです。Xbox Series Xの映像を4K60でテレビに通しつつ1080p60で録画でき、PC不要で単体動作する構成にも対応するのが特徴。手軽に低遅延プレイと録画を始めたい入門者にも向いています。
主要スペック
| パススルー | 4K60 |
| 録画 | 1080p60 |
| 動作 | PC不要対応 |
| 価格帯 | 中価格帯 |
Web上では「4K60で遊びながら録れて手軽」という声が見られます。
Xbox Series Xのキャプチャーボード比較表まとめ
紹介した5モデルを、パススルー・録画解像度・接続・価格帯で並べました。プレイ画面の快適さはパススルー側の対応で、録画品質は録画解像度で決まります。用途に合わせて選んでください。
| 製品名/ブランド | パススルー | 録画解像度 | 接続 | 対応機種 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| Elgato Game Capture HD60 X/エルガト | 低遅延パススルー | 4K30/1080p60 | USB | PS5・Switch2・Xbox | 2〜3万 |
| Elgato 4K S/エルガト | 4Kパススルー | 4K対応 | 外付けUSB | PS5・Xbox・Switch2 | 高価格帯 |
| Razer Ripsaw X/レイザー | 低遅延 | 4K30 | USB3.0 | Xboxほか | 2〜3万 |
| AVerMedia Live Gamer EXTREME 3 GC551G2/アバーメディア | 低遅延パススルー | 4K録画対応 | USB3.2 | Xboxほか | 3〜4万 |
| AVerMedia StreamLine MINI+ GC311G2/アバーメディア | 4K60パススルー | 1080p60 | USB | Xboxほか | 中価格帯 |
遅延以外でつまずきやすいトラブルと対処法
キャプチャーボードの導入では、遅延以外にも「画面が映らない」「音がズレる・二重に聞こえる」といったトラブルが起こりがちです。原因の切り分け方と対処を知っておけば、慌てず解決できます。
パススルーで画面が映らないときの確認手順
パススルー先のテレビに映像が出ないときは、次の順で確認します。ケーブルの向き(INとOUTの取り違え)は特に多いミスです。
1HDMIの IN と OUT を取り違えていないか
Xbox → キャプチャーボードの「IN」、キャプチャーボード「OUT」→ テレビ、の向きを確認します。
2テレビの入力(HDMI)が正しく選ばれているか
テレビ側の入力切替が、繋いだHDMI端子になっているかを確認します。
3HDMIケーブル・端子を差し直す/別ケーブルで試す
接触不良や規格不足の可能性があるため、差し直しや高フレームレート対応のHDMIケーブルへの交換を試します。
それでも映らない場合は、Xbox本体の解像度設定を一度下げて表示を確認し、キャプチャーボードやテレビの対応範囲内に収める切り分けも有効です。
ゲーム音が二重に聞こえる・音がズレるときの対処
音が二重に聞こえるのは、テレビ(パススルー)とPC(録画映像)の両方から音が出ているのが典型的な原因です。操作の頼りにするのはテレビ側なので、録画ソフト側のプレビュー音声(モニター音)をミュートすれば二重は解消します。
録画映像で音がズレる(映像より音が先行・遅延する)場合は、配信・録画ソフトの音声同期(オーディオオフセット)設定で微調整できます。数十ミリ秒ずつ前後させて、映像と口の動きが合う値を探しましょう。まず二重を止め、次にズレを合わせる、の順が分かりやすいです。
Xbox Series Xのキャプチャーボードの遅延に関するよくある質問(FAQ)
Q. パススルーにすれば遅延は完全にゼロになりますか?
A. キャプチャーボードによる遅延はほぼ回避できますが、完全なゼロとは言い切れません。パススルーは映像を分岐してテレビへ直接送るため、録画のような大きな遅延は乗りません。ただしテレビ・モニター自体の表示遅延は別に残るので、表示機器のゲームモードを併用して抑えるのがおすすめです。
Q. キャプチャーボードなしでXbox Series Xの画面を録画できますか?
A. できます。Xbox Series X本体には録画機能があり、直近のプレイ映像やクリップを本体だけで保存できます。ただし本体録画は保存時間や編集の自由度に制限があるため、長時間の録画やPCでの本格的な編集・配信をするならキャプチャーボードが必要になります。
Q. 遅延を減らすにはモニター1台とテレビ2台どちらが良いですか?
A. 操作用の遅延ゼロ画面と、録画確認用の画面を分けられる構成が理想です。最小構成なら「パススルー先のテレビ(操作用)+PCモニター(録画確認用)」の2画面で十分機能します。テレビを2台使う必要はなく、操作する画面がパススルー側になっていることが最も重要です。
Q. PS5とXbox Series Xで同じキャプチャーボードを使い回せますか?
A. HDMI入力のキャプチャーボードなら、多くのモデルでPS5とXbox Series Xを付け替えて使えます。この記事で紹介したElgatoの2モデルはPS5・Xbox・Switch2への対応が明記されています。ただし4KやHDR、VRRなど高度な機能の可否は機種と設定で変わるため、購入前に対応仕様を確認してください。
まとめ|遅延はパススルー+低遅延モデル+ゲームモードで消せる
Xbox Series Xのキャプチャーボードの遅延は、正しく構成すればプレイに支障のないレベルまで抑えられます。最後に要点を整理します。
- 録画・配信映像に乗る遅延は仕組み上ゼロにできないが、操作するプレイ画面の遅延は消せる
- 「プレイはテレビ(パススルー or 分配器)、録画はPC」と画面の役割を分けるのが基本
- 選び方はパススルー対応必須・4K60/4K120対応・USB3.2 Gen2以上を軸に
- 4K120fpsやVRRを活かすならHDMI2.1相当のパススルーが必要
- 仕上げにテレビ・モニターのゲームモードをオンにして表示側の遅延も抑える
この3点(パススルー+低遅延モデル+ゲームモード)を押さえれば、Xbox Series Xの実力を落とさずに録画・配信を楽しめます。用途と予算に合うモデルを選んで、快適な実況環境を整えてください。
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