メモリ・ストレージ

ゲーミングPCのメモリをカスタマイズするには?増設・交換の手順と選び方

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ゲーミングPCのメモリをカスタマイズしたいけど、何から始めればいい?増設と交換、どっちがいいのかも分からなくて…

メモリのカスタマイズは、ゲーミングPC改造の中でも比較的やりやすい作業です。正しい手順と選び方を押さえておけば、フレームレートの安定感や動作の快適さが大きく変わります。この記事では増設・交換の手順と、選び方のポイントをまとめました。

ゲーミングPCのパフォーマンスを引き出す上で、メモリのカスタマイズ(増設・交換)は効果が実感しやすい定番の改造です。特に購入時に16GBだったPCを32GBに増やすだけで、バックグラウンドアプリを開いたままゲームしてもカクつきにくくなったという声が多く見られます。一方で、マザーボードの対応規格を無視して購入してしまうと動作しないリスクもあります。

この記事では、ゲーミングPCのメモリをカスタマイズする前に確認すべきこと・作業の手順・おすすめメモリをまとめています。なお基礎知識は親ページゲーミングPCのメモリとは?目安・選び方を徹底解説でも体系的に解説しています。

📖 目次(タップで開閉)

メモリカスタマイズ前に確認すること

まず作業に入る前に、以下の4点を必ず確認しましょう。確認を怠ると購入したメモリが使えない失敗につながります。

▶ あわせて読みたい:ゲーミングPC向けメモリ人気おすすめ3選|DDR4・DDR5規格別比較

1マザーボードの対応規格(DDR4 or DDR5)を調べる

現在のPCがDDR4対応かDDR5対応かによって、購入するメモリが全く異なります。PCのマニュアルやメーカーの仕様ページで確認するか、CPU-ZやHWiNFO64などのフリーソフトで調べる方法が簡単です。DDR4とDDR5は物理的に互換性がないため、規格を間違えると装着すらできません。

2空きスロット数と最大搭載容量を確認する

ATXマザーボードは通常4スロット、MicroATXやMini-ITXは2スロットが多いです。現在何GBのモジュールが何枚入っているかを確認し、「増設で空きスロットに追加できるか」「交換して容量アップするか」を判断します。マザーボードに記載された最大搭載容量(例:64GB、128GB)も上限として確認が必要です。

3デュアルチャンネル構成を意識する

メモリは同一規格・同一容量のモジュールを2枚組みで使う「デュアルチャンネル」が原則です。シングルチャンネル(1枚)よりもデュアルチャンネル(2枚)のほうが帯域幅が広がり、ゲームのフレームレートや動作の安定性に差が出ることがあります。増設時は既存のメモリと同じ規格・速度のものを追加するか、2枚セット品を新規導入するのが確実です。

4XMPまたはEXPOの設定を確認する

市販のゲーミングメモリには、定格より高いクロック速度で動作させるための「XMP(Intelプラットフォーム)」または「EXPO(AMD Ryzenプラットフォーム)」プロファイルが搭載されているものがあります。取り付けるだけでは定格速度(DDR4-2133など低速)で動くことがあるため、BIOS/UEFIでXMP/EXPOを有効化する操作が必要です。マザーボードのBIOS画面から設定できます。

メモリの選び方:容量・規格・速度

ゲーミングPCに搭載するメモリを選ぶ際は、以下の3軸を基準にしましょう。

容量の目安

現在のゲームタイトルを快適に遊ぶには16GBが最低ライン、32GBがゲームとストリーミング・配信を両立する快適な目安とされています。最新の重量級タイトルや4K環境では32GBが推奨される場面も増えています。64GBはゲームだけでなく動画編集やクリエイティブ作業を並行させる上級者向けの容量です。

DDR4 vs DDR5

DDR4は現在も多くのゲーミングPCで採用されており、価格が安くコスパが高い規格です。DDR5は最新世代のCPU・マザーボードで採用され、帯域幅が大きく広がっているため将来性があります。既存のPCを増設・交換する場合は現行規格に合わせるのが基本で、新規組み立てや全パーツ更新の際にDDR5を選ぶのが一般的な考え方です。

クロック速度(動作周波数)

DDR4では3200MHz〜3600MHzあたりがコスパと性能のバランスが良いとされ、DDR5では5200MHz〜6000MHzあたりが人気です。マザーボードが対応していない速度を選んでも自動的に低い速度に制限されるため、購入前にマザーボードの対応周波数上限を確認してください。

メモリ増設・交換の手順

1PCの電源を完全に切りプラグを抜く

シャットダウン後、電源ケーブルをコンセントから抜いて完全に電力を遮断します。静電気によるパーツ破損を防ぐため、金属に触れて体の静電気を逃がすか、静電気防止手袋を使用することを推奨します。

2PCケースのサイドパネルを開けてスロットを確認する

ATXタワーの場合は通常右側のネジを外してサイドパネルを取り外します。マザーボードのメモリスロット(細長い黒い差込口)の位置を確認し、どこにモジュールが入っているかを把握します。

3既存モジュールを取り外す(交換の場合)

スロット両端のロックレバーを外側に押し広げると、メモリモジュールが少し浮き上がります。垂直に引き抜いて取り外します。無理な力を入れずレバーの開放を確認してから引き抜くのが基本です。

4新しいメモリを正しい向きで挿入する

メモリモジュールの切り欠き(ノッチ)の位置をスロットに合わせます。向きが違うと入らない仕組みなので、向きを確認してから均等に力をかけて押し込みます。両端のロックレバーが「カチッ」と閉じれば装着完了です。デュアルチャンネルの場合はマザーボードのマニュアルで指定されたスロット(A2・B2など)を使います。

5PCを起動してBIOSで認識確認・XMP/EXPOを設定する

PCを起動してBIOSに入り(多くはDELキーやF2キー)、メモリが正しい容量で認識されているか確認します。XMPまたはEXPOを有効にして設定を保存(F10保存・再起動)すれば作業完了です。OSが起動したらタスクマネージャーのパフォーマンスタブでメモリ容量と速度を最終確認しましょう。

ゲーミングPCメモリのカスタマイズにおすすめ5選

ここでは、ゲーミングPCのカスタマイズ(増設・交換)に適したメモリを5つ紹介します。DDR4・DDR5それぞれから、用途別に選びやすいラインナップです。各商品はメーカー公表情報や口コミ傾向を参考にまとめています。

第1位:Crucial PRO 16GB×2 DDR5-6400 OC(Crucial)

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最新世代のDDR5プラットフォーム(Intel第12世代以降・AMD Ryzen 7000以降)を搭載するゲーミングPCのカスタマイズにおすすめの上位モデルです。DDR5-6400のオーバークロックプロファイル対応で、XMP 3.0にも準拠しており、対応マザーボードで本来の高速性能を引き出せます。信頼性の高いCrucialブランドで初めてDDR5に移行するユーザーにも選ばれやすいモデルとされています。

メリット
  • DDR5-6400の高速プロファイルで最新CPU環境でのパフォーマンスを最大化
  • CrucialはMicronの純正ブランドで品質・相性実績が高いと評判
  • OC対応でXMP 3.0プロファイルをBIOSから有効化するだけで設定完了
注意点
  • DDR5対応マザーボード専用(DDR4環境では使用不可)
  • DDR5-5600〜5200クラスと比べるとやや価格が高め

主要スペック

規格 DDR5-6400 OC
容量 32GB(16GB×2)
対応 Intel XMP 3.0

「Crucial製なので相性問題が少ない」「BIOS設定が簡単で初心者でも扱いやすい」という口コミが見られます。

第2位:CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5 32GB(16GB×2)6000MHz(CORSAIR)

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ゲーミングPCのカスタマイズで見た目も重視したい方に人気のDDR5 RGBメモリです。DDR5-6000のXMP 3.0プロファイルに対応し、ARGBイルミネーションでPCケース内を彩るビジュアルも魅力とされています。CORSAIRはゲーミングPC向けメモリで長年の実績があり、安定した動作が評判です。

メリット
  • DDR5-6000のXMP対応でゲーム中のパフォーマンス向上を期待できる
  • ARGBライティングでゲーミングPCのカスタマイズ感が出る
  • CORSAIRの品質・サポートへの評価が高い
注意点
  • DDR5専用・DDR4環境では非対応
  • RGBなのでiCUEソフトウェアを使うと管理しやすいが、ソフト不使用時は固定色発光

主要スペック

規格 DDR5-6000 XMP 3.0
容量 32GB(16GB×2)
特徴 ARGB照明

「RGB点灯が映えてモチベーション上がる」「速度も安定している」という声が見られます。

第3位:CFD DDR5-5600 16GB×2(32GB)相性保証(CFD)

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DDR5への移行コストを抑えたい方に向いた、相性保証付きのDDR5メモリです。CFD(シー・エフ・デー)は国内で広く流通するメモリブランドで、相性問題が発生した際に対応が受けられる安心感があります。DDR5-5600の速度帯はゲーミング用途で十分な性能とされており、コストパフォーマンスを重視するユーザーに選ばれやすいモデルです。

メリット
  • 相性保証付きで万が一の際も安心して購入できる
  • DDR5-5600はゲーミング用途で安定した性能帯
  • CFDブランドで国内サポートが充実
注意点
  • RGBなし・シンプルなデザインが中心
  • DDR4環境のPCでは使用不可

主要スペック

規格 DDR5-5600
容量 32GB(16GB×2)/相性保証あり

第4位:CORSAIR VENGEANCE DDR5 32GB(16GB×2)5200MHz(CORSAIR)

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DDR5の中でも比較的リーズナブルなエントリーゾーンに位置するモデルです。DDR5-5200の動作速度はDDR4-3200からの乗り換えで体感できる帯域幅の向上を得られるとされており、コスパを重視してDDR5環境を整えたい方に向いています。CORSAIRのVENGEANCEシリーズはゲーミングメモリの定番ラインとして評判が安定しています。

メリット
  • DDR5ラインの中でリーズナブルな価格帯で入手しやすい
  • CORSAIR VENGEANCEシリーズの安定した品質評価
  • デュアルチャンネル2枚セット販売で購入が楽
注意点
  • DDR5-6000以上と比べると速度はやや控えめ
  • DDR4マザーボードには非対応

主要スペック

規格 DDR5-5200
容量 32GB(16GB×2)

第5位:シリコンパワー DDR4 3200 16GB×2(32GB)(シリコンパワー)

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DDR4対応のゲーミングPCを使用していて、既存環境をそのまま活かしながら32GBに増強したい方に向いたコスパ重視モデルです。シリコンパワーはコスパの良さで知られるメモリブランドで、DDR4-3200の速度帯は現行ゲームタイトルに対して安定した動作が期待できます。2枚組(デュアルチャンネル対応)での販売も多く、まとめて購入して交換するのに便利です。

メリット
  • DDR4環境のゲーミングPCへの増設・交換でコスパが高い
  • DDR4-3200はゲーミング用途で標準的な速度帯
  • シリコンパワーは長年の実績があり安定した評判
注意点
  • DDR5環境のPCには使用不可(DDR4専用)
  • DDR5世代のCPU・マザーボードへの移行を検討中の場合は将来的に買い替えが必要

主要スペック

規格 DDR4-3200
容量 32GB(16GB×2)

ゲーミングPCメモリの人気おすすめ比較表まとめ

製品名/ブランド 規格 容量 速度 RGB こんな人向け
Crucial PRO DDR5-6400 OC DDR5 32GB(16×2) 6400MHz OC なし 最新環境で高速性を追求したい
CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5 6000 DDR5 32GB(16×2) 6000MHz XMP あり 見た目と性能を両立したい
CFD DDR5-5600 相性保証 DDR5 32GB(16×2) 5600MHz なし 初めてのDDR5・安心感重視
CORSAIR VENGEANCE DDR5 5200 DDR5 32GB(16×2) 5200MHz なし コスパ重視でDDR5に移行
シリコンパワー DDR4-3200 DDR4 32GB(16×2) 3200MHz なし 既存DDR4環境で増設・交換

よくある質問(FAQ)

Q. メモリを増設するとゲームのフレームレートは上がりますか?

A. メモリが不足している状態でゲームを動かしている場合は、増設後にフレームの安定感が改善されるケースがあります。ただし、メモリ容量が十分にある環境で増設しても、GPUや CPUの性能が上限になっている場合はフレームレートへの直接的な影響は限定的です。「ゲーム中のカクつきやスタッターが気になる」場合はまず容量確認から試してみると判断しやすいです。

Q. 今のメモリと違うメーカーのメモリを追加しても大丈夫ですか?

A. 規格(DDR4/DDR5)と動作速度(MHz)が同じであれば基本的に動作しますが、異なるメーカー・モジュール同士の混在は稀に相性問題が出るリスクがあるとされています。確実性を求めるなら既存と同一製品か、2枚組セットを新規購入して一式交換する方法が安心です。

Q. XMP/EXPOを有効にしないとどうなりますか?

A. XMP/EXPOを有効にしないと、高速メモリが定格速度(DDR4-2133やDDR5-4800など)で動作し続けます。購入したメモリ本来の速度が出ないため、BIOS/UEFIの「AI Tweaker」「DRAM Configuration」などの項目からXMP/EXPOを有効化することを強く推奨します。

Q. ノートPCのメモリもカスタマイズできますか?

A. ノートPCのメモリカスタマイズは機種によって可否が分かれます。SO-DIMM(ノート用スロット)が搭載されているモデルは交換・増設が可能ですが、近年の薄型ゲーミングノートではメモリがマザーボードに直接はんだ付けされた「オンボードメモリ」が増えており、その場合は交換できません。購入前に製品仕様の「メモリスロット」欄を確認するか、メーカーサポートに問い合わせるのが確実です。

Q. メモリのカスタマイズで失敗した場合、PCが壊れますか?

A. 静電気対策をしっかり行い、正しい規格・向きで取り付ければ物理的な破損のリスクは低いです。最も多いトラブルは「認識されない」や「ブルースクリーン」で、その場合は差し直しや規格の確認で解決できるケースが多いです。不安な場合はPCショップの増設サービスを利用するのも選択肢の一つです。

まとめ

  • ゲーミングPCのメモリカスタマイズは、事前の規格確認(DDR4/DDR5)が最重要
  • デュアルチャンネル構成(2枚組)を意識すると動作の安定性が上がりやすい
  • 取り付け後はBIOSでXMP/EXPOを有効化して本来の速度を引き出す
  • DDR5環境なら32GBセットがゲームと配信を両立できる目安の容量
  • DDR4環境のPCはシリコンパワーやCFDなどコスパ重視のモデルで増設するのが現実的
  • 不安な方はPCショップの増設サービスや、相性保証付きのメモリを選ぶと安心

メモリのカスタマイズはゲーミングPCの改造の中でも取り組みやすい部類です。今使っているPCの規格を確認してから、用途に合った容量・規格のメモリを選んでみてください。

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