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ゲーミングPCを「もっと自分好みにしたい」「性能を上げたい」と考えている方は多いでしょう。ひと口に「カスタム」といっても、その手段は複数あります。BTO注文でパーツ構成を選ぶ方法、購入後にメモリやSSD・グラフィックボードを換装する方法、ゼロから自分で組み立てる自作PCまで、難易度と費用が大きく異なります。本記事では、それぞれの特徴と手順・注意点をわかりやすく解説します。最後に、カスタムを活かせるパーツも紹介しています。
📖 目次(タップで開閉)
ゲーミングPCのカスタムとは?3つのルートを理解する
まず「カスタム」という言葉が指す内容を整理しましょう。大きく分けると以下の3つのルートがあります。
1BTOで注文時にパーツを選択する
BTO(Build to Order)とは、メーカーが用意した構成をベースに、CPUやGPU・メモリ・SSD容量などをカスタマイズしてから注文する方式です。ドスパラ・マウスコンピューター・パソコン工房など国内BTOメーカー各社がこの仕組みを提供しており、ゲームの要求スペックに合わせて自由に選べます。組み立ては不要で、初心者でも失敗が少ないカスタム方法です。
2購入後にパーツを増設・換装する
既存のゲーミングPCを購入してから、後でメモリ・内蔵SSD・グラフィックボード(GPU)などを追加・交換する方法です。比較的容易な部品(メモリ・M.2 SSD)から難易度の高い部品(GPU換装・電源交換)まで幅があります。まず安価な構成を購入してから必要に応じてアップグレードするアプローチとして人気です。
3ゼロから自作する(自作PC)
CPUやマザーボード・GPU・ケース・電源など全パーツを自分で選んで組み立てる方法です。完全に自由な構成が実現できる反面、知識と手間が必要です。互換性の確認・BIOSアップデート・OSインストールなど多くの工程を自力で行う必要があるため、初心者には難しい面もありますが、経験を積むと最もコストパフォーマンスが高くなりやすいルートです。
BTOカスタム注文のポイント
BTOメーカー各社のWebサイトでは、ベースモデルを選んだあとに細かいパーツ構成を変更できます。カスタム注文時に意識したい選択ポイントを解説します。
CPU(プロセッサー)の選び方
ゲームの処理はGPUが主役ですが、CPUもフレームレートに影響します。ゲーミング用途ではコア数よりも高クロックのモデルが有利とされており、AMD Ryzen 7 9800X3DやIntel Core i7-14700Fクラスが人気です。動画編集など重い作業も行うなら、コア数の多い上位モデルを検討しましょう。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングPCのCPU人気おすすめ10選|予算別の選び方とIntel・AMD比較
GPU(グラフィックボード)の選び方
ゲームの描画品質とフレームレートを大きく左右するのがGPUです。フルHD(1920×1080)ゲームならRTX5060クラス、WQHD(2560×1440)以上の高解像度や高fpsを狙うならRTX5060Ti〜5070以上が目安とされています。予算の中でGPUに最大限予算を振り分けるのが、ゲーミング特化構成の基本です。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングPCのグラボ人気おすすめ10選|予算・解像度別に比較
メモリ(RAM)の選び方
現行ゲーミングPCでは16GB(8GB×2)が最低ライン、余裕を持たせるなら32GB(16GB×2)が推奨とされています。DDR5対応マザーボードを採用する最新モデルでは、将来の増設もしやすいため、BTOカスタム時に容量を増やしておくと後々のコストが抑えられます。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングPC向けメモリ人気おすすめ3選|DDR4・DDR5規格別比較
ストレージ(SSD)の選び方
最近のゲームはファイルサイズが大きく、1TBでは心もとないケースが増えています。2TB以上を選択するか、後から追加できるM.2スロットの空きを確認しておくのが賢明です。Gen4対応NVMe SSDを選べば読み書き速度が大幅に向上し、ゲームのロード時間が短縮されます。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングPC用SSDおすすめ4選|容量・速度・PS5換装で比較
購入後のパーツ換装・アップグレード方法
BTO・既製品のゲーミングPCを購入してから、後でパーツをアップグレードする場合の手順と注意点を説明します。
メモリの増設・交換
メモリの増設はゲーミングPC改造の中でも最も手軽で失敗リスクが低い作業です。主な手順は次のとおりです。
- PCの電源を完全にオフにし、電源ケーブルを抜く
- ケースを開けてメモリスロットの空き状況・規格(DDR4 or DDR5)を確認する
- デュアルチャンネル動作を維持するために、同じ容量・速度のメモリを同数追加する
- スロットに「カチッ」とロックされるまでしっかり差し込む
- 起動後にOS上(タスクマネージャーなど)でメモリ容量が認識されているか確認する
注意点は規格の一致(DDR4 vs DDR5)と、マザーボードが対応している最大周波数・最大容量を超えないこと。メーカーのPCでは保証の範囲内かどうかを事前に確認しましょう。
M.2 SSDの増設・換装
内蔵M.2 SSDの追加はメモリ増設の次に手軽な作業です。スロットにネジ1本で固定するだけで取り付けられます。換装(既存SSDの交換)の場合はOSのクローン(複製)作業が必要となるため、専用ツールを用意する必要があります。増設なら空きM.2スロットにそのまま差し込むだけでOSに認識されます(ドライブレターを割り当てる必要あり)。
グラフィックボード(GPU)の換装
GPUの交換はカスタムの中で最も効果が大きい作業ですが、注意点も多い作業です。
- 新しいGPUの消費電力に対応できる電源ユニット(PSU)の容量を事前に確認する
- ケースの物理サイズにGPUが収まるか(長さ・厚さ)を確認する
- PCIe 5.0電源コネクタ対応が必要な最新GPU(RTX5000シリーズ等)では、ATX3.0以降の電源が推奨される
- メーカーPCではGPU換装で保証が失われるケースがある
BTOや自作PCであれば比較的換装しやすいですが、スリム型やコンパクト型のPCは冷却・スペースの制約から換装が難しいケースが多くあります。
電源ユニット(PSU)の交換
GPU換装に合わせて電源もアップグレードするケースが多いです。消費電力の目安はGPUのTDP(熱設計電力)の約2倍の容量を確保すると安心です。ATX3.1規格・80PLUS Gold以上の電源が現行の最新GPUとの相性が良いとされています。
自作PCでゼロからカスタムする
自作PCは最も自由度が高い反面、パーツの互換性確認や組み立て作業・OSインストールまで全て自己責任となります。一般的な手順の流れを紹介します。
1構成を設計する(マザーボード×CPU×メモリ×SSD)
まずCPUを決め、そのCPUソケットに対応したマザーボードを選びます。次にマザーボードのメモリ規格(DDR4/DDR5)に合ったRAMを選び、M.2スロットの数を確認してSSDを決めます。互換性チェックが自作PCの最重要ステップです。
2GPU・ケース・電源を選ぶ
GPUの消費電力(TDP)に合わせて電源容量を決め、全パーツが収まるケースを選びます。簡易水冷CPUクーラーを採用するならラジエーターサイズがケースに収まるかも確認が必要です。
3組み立てとOS・ドライバの導入
マザーボード上にCPU・メモリ・M.2 SSDを取り付け、ケースに収めてGPU・電源・ストレージを接続します。静電気対策のため必ず金属に触れてから作業するか、静電気防止手袋を使用してください。組み立て後にBIOS/UEFIでパーツが認識されているか確認し、OSをインストールして各種ドライバを導入します。
カスタムに役立つおすすめパーツ(関連商品)
実際にゲーミングPCをカスタム・アップグレードする際に役立つパーツをカテゴリ別に紹介します。プール済みの現行品のみを掲載しています(価格は執筆時点の目安・変動します)。
グラフィックボード(GPU換装・増設用)
第1位:MSI RTX 5060 8G VENTUS 2X OC(MSI)
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最新世代のミドルクラスGPUで、フルHD〜WQHDゲーミングに適したモデルです。MSIの定番デュアルファンクーラー「VENTUS」を搭載し、冷却と静音性のバランスが良いと評判です。フルHD144Hz以上の高fps環境へのアップグレードに向いています。
主要スペック
| GPU | GeForce RTX 5060 |
| VRAM | 8GB GDDR7 |
| 補助電源 | 8ピン×1(ATX3.x推奨) |
| 冷却 | デュアルファン |
第2位:MSI RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC(MSI)
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前世代ミドルハイのRTX4060 Tiは、WQHD解像度でのゲーミングにも十分な性能を持ちます。価格が落ち着いてきたタイミングでコスパ良く換装できる選択肢として人気が継続しています。既存のミドルGPUからのアップグレード先として検討しやすいモデルです。
主要スペック
| GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
| VRAM | 8GB GDDR6 |
| 補助電源 | 8ピン×1 |
| 冷却 | デュアルファン |
メモリ(RAM増設・換装用)
第1位:CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5 32GB(16GB×2) 6000MHz(CORSAIR)
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DDR5-6000MHzのゲーミングメモリで、最新世代マザーボードとの組み合わせで高いパフォーマンスを発揮します。RGBライティングはゲーミングPCの見た目のカスタムとしても人気です。現行ゲームでは32GB(16GB×2デュアルチャンネル)が快適動作の目安とされています。
主要スペック
| 規格 | DDR5-6000MHz |
| 容量 | 32GB(16GB×2) |
| 形状 | DIMM |
| ライティング | RGB |
内蔵SSD(M.2増設・換装用)
第1位:Crucial P310 1TB(Crucial)
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定番ブランドCrucialのGen4対応M.2 NVMe SSDです。最大7100MB/sの読み取り速度でゲームのロード時間を大幅に短縮できます。ヒートシンク付きのモデルは発熱対策にもなり、長時間のゲーミングでも安定動作が期待できます。増設・換装どちらの用途にも適した定番の1本です。
主要スペック
| インターフェース | PCIe Gen4 NVMe |
| 容量 | 1TB |
| 読み取り速度 | 最大7100MB/s |
| ヒートシンク | 付き |
ゲーミングPCカスタムの人気おすすめ比較表まとめ
| 製品名/ブランド | カテゴリ | 主な用途・特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| MSI RTX 5060 8G VENTUS 2X OC(MSI) | GPU | 最新世代ミドルGPU/フルHD〜WQHD対応 | フルHD高fpsへのアップグレード |
| MSI RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC(MSI) | GPU | 前世代ミドルハイ/WQHD実用 | コスパ重視でGPU換装したい |
| CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5 32GB(CORSAIR) | メモリ | DDR5-6000MHz/32GBデュアルチャンネル | 最新DDR5機でメモリ増設したい |
| Crucial P310 1TB(Crucial) | SSD | Gen4 NVMe/7100MB/s/ヒートシンク付 | ストレージ増設・換装したい |
よくある質問(FAQ)
Q. BTO購入後にメモリは自分で増設できますか?
A. 多くのBTO・ゲーミングPCではメモリの増設・換装が可能ですが、メーカーによっては自己開封・パーツ交換で保証が無効になる場合があります。購入前にメーカーの保証規定を確認し、不安なら注文時にカスタムで大容量を選ぶのが無難です。スリムPC・省スペースモデルはスロットが1本のみのケースもあるため、空きスロット数も事前チェックが必要です。
Q. 自作PCとBTOカスタムはどちらがコスパが良いですか?
A. 一概には言えませんが、組み立ての手間を厭わず知識がある場合は自作PCがコスパ面で有利なケースが多いとされています。BTOはOS・保証・動作確認済みのサポートが含まれており、手間のなさと安心感が加わります。初めてカスタムに挑戦する場合はBTOのカスタム注文から始めて、徐々に自分で換装する経験を積む流れが無理なく進めやすいです。
Q. GPU換装のときに電源も交換する必要がありますか?
A. 搭載GPUの消費電力(TDP)と現在の電源容量を確認する必要があります。電源容量がGPUのTDPの2倍以上あれば概ね問題ないと言われています。また最新のRTX5000シリーズなどは16ピン電源コネクタ(ATX3.0/3.1規格)を採用しており、旧来の電源には変換アダプターが必要か、電源本体の交換が必要なケースがあります。
Q. ゲーミングPCをBTOでカスタム注文する際に優先すべきパーツは?
A. ゲーミング目的であればGPU(グラフィックボード)への予算集中が最優先です。次いでメモリ(16GB以上・余裕なら32GB)、SSD(1TB以上)、CPUの順に優先度を考えるのが一般的とされています。CPUはゲーム以外の用途(動画編集・配信など)を行う場合に重要度が上がります。
Q. ゲーミングPCのカスタムで「見た目」もきれいにしたいです。
A. RGBメモリやRGBケースファン・RGBストリップライト、強化ガラスパネルのケースを選ぶと内部が見えてゲーミングらしい見た目になります。BTO注文時にRGBメモリを選択できるメーカーもあります。ケースの色(白・青・黒など)やサイドパネルのデザインもカスタムの重要な要素です。
まとめ
- ゲーミングPCのカスタムにはBTO注文時の選択・購入後の換装・自作PCの3つのルートがある
- 初心者にはBTOカスタム注文がサポート・保証つきで最も手軽でリスクが少ない
- 購入後のアップグレードはメモリ増設→SSD増設→GPU換装の順に難易度が上がる
- GPU換装時は電源容量・ケースのサイズ・コネクタ規格の互換性を必ず事前確認する
- 自作PCは自由度が高いが互換性チェックとOS導入まで自己責任、経験者向け
- ゲーミング特化ならGPUへの予算集中が基本、次いでメモリ・SSDの順
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