イヤホン・ヘッドホン(一般オーディオ)

3万円台のイヤホンを1本に絞る|スマホとPCを行き来する人の判断軸

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スマホとPCを1日に何度も切り替えて使う。イヤホンは何本も持ちたくないし、充電するものも増やしたくない。予算は3万円台。この記事が扱うのは、その状況だけです。

先に立て付けを1つ置きます。ここでいう3万円台は読者側の予算条件であって、個々の商品に値札を割り当てる話ではありません。価格は変動するので、金額は執筆時点の目安としてしか扱いません。

判断は、候補を落とすための足切り4条件(ワイヤレス/マルチポイント/ノイズキャンセリング/防滴等級)と、足切りには使わず参考として見る1項目(コーデックの対応表記)で進めます。4条件は候補を落とすためのふるいで、参考1項目は落とす材料には使いません。

そのうえで、この状況では選ばない除外条件も先に明記します。自席に固定して有線で使いたい人と、据え置きゲーム機での低遅延を最優先する人は、この記事の対象から外れます。当てはまるなら、ここから先は読まなくて大丈夫です。

📖 目次(タップで開閉)

3万円台のイヤホンを1本に絞るときの足切り4条件と参考1項目【表で直答】

イヤホン 3万のイメージ写真(3万円台のイヤホンを1本に絞るときの足切り4条件と参考1項目)

切り替えの回数が多いなら、まずマルチポイントに対応するかを見ます。ここで外れると、2台を行き来するときの手数が減りません。スマホの通知とPCの音声を往復するたびに、接続をつなぎ替える操作が残ります。

下の表が、この状況での判断材料です。区分の列は「足切り」と「参考」の2つで、足切りに置いた4項目は、記載を確認できないモデルを候補から外すために使います。

確認する項目 区分 この状況での基準 商品ページのどこを見るか
接続方式 足切り Bluetooth接続の記載があること(有線専用は外す) 商品名と仕様欄の接続方式の並び
マルチポイント 足切り 対応の記載があること(台数の記載があればさらに判断しやすい) 仕様欄の「マルチポイント」「同時接続」の並び
ノイズキャンセリング 足切り 搭載の記載があること 商品名と特長欄のノイズキャンセリング表記
防滴等級 足切り IPX等級の表記があること(数字が書かれていない場合は「記載なし」として扱う) 仕様欄のIPX・IPで始まる表記
コーデック 参考 LDACやハイレゾなど、音質に関わる対応表記があること(この行だけは足切りに使わない) 仕様欄のコーデック名とハイレゾ表記

足切りは4条件です。4条件を満たすモデルは、この記事で挙げる3点のほかにもあります。条件を満たしたモデルのなかから3点に絞って、比較の型を示します。

コーデックを足切りにしなかった理由も書いておきます。商品ページにコーデックの記載がないことは、音が悪いことも非対応であることも意味しません。だからこの1項目は、記載の有無で候補を落とす材料には使わず、最後に見る参考として置きます。

条件の照合は商品ページ単位で1件ずつ数えました。同じモデルの色ちがいは1件として数えています。数えていない数値は書きません。この記事が示す判断は「記載があるか、ないか」の二値だけです。

参考|コーデックの対応表記は足切りに使いません


LDACやハイレゾの対応表記は、音質に関わる手がかりとして最後に見ます。記載が無いモデルでも足切りでは落としません。3モデルを見比べたあと、自分の条件に入れるかどうかを決めてください。

この記事が外す条件|3万円台でも“この状況では選ばない”イヤホン

イヤホン 3万のイメージ写真(この記事が外す条件)

先に外す側を出します。除外条件は5つで、うち4つは足切り4条件の裏返し、残る1つは使い方そのものが本記事の対象から外れる場合です。

外す条件 外す理由 その条件に当てはまる人が見るべき方向
有線専用モデル 切り替えのたびにプラグの挿し替えが要る 挿す相手が1台に決まっているなら有線が向く。条件表そのものを別に立てる
マルチポイントの記載がないモデル 2台運用の手数が減らない 1台にしかつながないなら足切りから外してよい条件
ノイズキャンセリングの記載がないモデル 移動中に使う前提から外れる 静かな自室でしか使わないなら、装着感と音質を先に見る
防滴等級の表記がないモデル 持ち歩く前提の判断材料が足りない 屋内に置きっぱなしで使うなら、等級より装着時間の快適さを優先する
据え置きゲーム機での低遅延を最優先する人 そもそも本記事の対象外 2.4GHzの低遅延接続とトランシーバー同梱を明記したモデルで条件表を組み直す

この表にコーデックの行はありません。参考1項目に置いた以上、記載が無くても候補からは落とさないためです。表の基準と、後で挙げる3モデルの扱いは同じ線で引いています。

有線を選ぶべきなのはどんな状況か

有線を外したのは「この状況では」であって、有線が劣るからではありません。1日に何度も接続先を替える使い方だと、そのたびにプラグを挿し替える手数が増えます。外した理由はそれだけです。

逆に、有線が向く状況もはっきりしています。自席から動かない、挿す相手が1台に決まっている、作業や会議で長時間つけっぱなしにする。この使い方なら電池切れが起きず、ペアリングの操作も要りません。

3.5mmの有線モデルは、そもそもワイヤレスやマルチポイントという項目を持ちません。本記事の足切り4条件を当てても判断材料になりません。有線で探すなら、ケーブルの長さ、プラグの形状、マイクの有無を軸にした別の条件表を立ててください。

据え置きゲーム機の低遅延を最優先する人が見るべき条件

PS5やSwitchに直接つないで、遅延を最優先したい人も本記事の対象外です。この場合に見る条件は、2.4GHzの低遅延接続と、USB Type-Cトランシーバーの同梱を商品ページに明記したモデルかどうかです。

条件に当てはまる製品としては、ソニー INZONE Buds WF-G700N(低遅延2.4GHzワイヤレス接続とUSB Type-Cトランシーバー同梱、PS5・スマホ・PC・Switchへの対応を明記)や、SteelSeries Arctis GameBuds(2.4GHzとBluetooth 5.3の両方を明記)が挙がります。本記事では条件の説明として名前に触れるだけで、購入リンクは置きません。

本記事の3モデルの商品ページには、据え置きゲーム機への対応表記がありません。使えないという意味ではなく、判断材料が商品ページに無いという意味です。ゲーム機での遅延を条件の先頭に置くなら、条件表ごと組み替えてください。

条件を満たした3モデル|スマホとPCを行き来する使い方で見るポイント

条件を満たした3モデルの3つのポイント(図解)

順位は付けません。3モデルとも足切り4条件を満たします。参考項目に置いたコーデックの表記は、3モデルで差があります。

差の中身を先に出します。LDACやハイレゾの表記があるのはソニー WF-1000XM5とテクニクス EAH-AZ80-Kで、記載がないのがJBL TOUR PRO 2です。記載がないことは非対応を意味しません。

どれをおすすめするかは、条件のどれを先に立てるかで変わります。各モデルの仕様と、向かない条件を順に見ていきます。

ソニー WF-1000XM5

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ソニー WF-1000XM5の基本情報

完全ワイヤレスのノイズキャンセリングイヤホンです。Bluetoothに対応し、マルチポイントに対応します。LDACに対応し、IPX4防滴性能を備えます。足切り4条件は4つとも通過します。

本記事の3モデルのうち、連続再生時間を数字で示しているのはこのモデルです。最大8時間連続再生に対応します。持ち出す日に何時間もつかを先に把握したいなら、この数字が判断材料になります。

小型軽量設計で、高性能マイク通話品質とAmazon Alexa搭載も仕様に挙がります。スマホでの通話とPCでの会議を1本でまかないたい使い方に噛み合います。

向かない条件を書きます。ケース込みの総再生時間、充電回数、ワイヤレス充電、急速充電は商品ページに記載がありません。置くだけ充電や、10分の継ぎ足しで何時間使えるかを条件にする人には、判断材料が足りません。

マルチポイントの接続台数も記載がありません。3台以上を同時につないでおきたい人は、台数を数字で示すモデルと見比べてから決めてください。

ソニー WF-1000XM5の主要スペック

接続 Bluetooth
マルチポイント 対応(台数の記載なし)
ノイズキャンセリング 搭載
コーデック(参考) LDAC対応
連続再生時間 最大8時間
防滴 IPX4防滴性能
そのほか 小型軽量設計・高性能マイク通話品質・Amazon Alexa搭載

テクニクス EAH-AZ80-K(パナソニック)

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テクニクス EAH-AZ80-Kの基本情報

Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリングを搭載します。IPX4に対応し、LDAC対応とハイレゾ音質再生も仕様に挙がります。急速充電対応とアプリ対応も備えます。

本記事の3モデルのうち、マルチポイントの接続台数を数字で書いているのはこのモデルです。3台マルチポイントに対応します。スマホとPCに加えてタブレットや携帯機も常時つないでおきたいなら、台数が数字で確認できる分だけ判断が早く済みます。

参考項目のコーデックも、LDAC対応とハイレゾ音質再生の両方が仕様に並びます。音質を条件に入れる人が確認しやすい構成です。

向かない条件を書きます。連続再生時間とワイヤレス充電は商品ページに記載がありません。1回の充電で何時間もつかを数字で確かめてから決めたい人、充電パッドに置くだけで済ませたい人には材料が足りません。

防滴の表記はIPX4です。雨の日の移動や、汗をかく場面での使い方を条件の先頭に置くなら、等級の数字を見比べてから決めてください。

テクニクス EAH-AZ80-Kの主要スペック

接続 Bluetooth
マルチポイント 3台マルチポイント
ノイズキャンセリング 搭載
コーデック(参考) LDAC対応・ハイレゾ音質再生
連続再生時間 記載なし
防滴 IPX4
そのほか 急速充電対応・アプリ対応

JBL TOUR PRO 2

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JBL TOUR PRO 2の基本情報

Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンで、ハイブリッド ノイズキャンセリングとマルチポイントに対応します。スマートタッチディスプレイを搭載し、充電ケース側で操作できる構成です。

本記事の3モデルのうち、IPX5と表記するのはこのモデルです。ワイヤレス充電対応を明記するのも、3モデルのなかではこのモデルです。持ち歩く前提で防滴の等級を1段上で確認しておきたい人、机の充電パッドに置くだけで済ませたい人に噛み合います。

スマートタッチディスプレイは、スマホを取り出さずにケース側で操作を済ませたい人に効きます。カバンから端末を出す回数を減らしたい使い方と相性のよい部分です。

向かない条件を書きます。LDACやハイレゾに関する表記が商品ページにありません。コーデックは足切りではなく参考項目なので候補には残していますが、対応コーデックを自分の条件に入れる人は、この点を確認してから決めてください。記載がないことは非対応を意味しません。

連続再生時間も記載がありません。マルチポイントの接続台数も同じく記載がないので、何台まで同時につなげるかを数字で決めたい人には材料が足りません。

JBL TOUR PRO 2の主要スペック

接続 Bluetooth
マルチポイント 対応(台数の記載なし)
ノイズキャンセリング ハイブリッド ノイズキャンセリング
コーデック(参考) 記載なし
連続再生時間 記載なし
防滴 IPX5
そのほか ワイヤレス充電対応・スマートタッチディスプレイ搭載

3モデルのスペック比較表|商品ページに記載のある項目だけを並べる

イヤホン 3万のイメージ写真(3モデルのスペック比較表)

足切り4条件を先に並べ、参考項目のコーデックはそのあとに置きます。行の名前で足切りと参考の区別が付くようにしました。

確認項目 ソニー WF-1000XM5 テクニクス EAH-AZ80-K JBL TOUR PRO 2
接続方式 Bluetooth Bluetooth Bluetooth
マルチポイント 対応(台数の記載なし) 3台マルチポイント 対応(台数の記載なし)
ノイズキャンセリングの表記 ノイズキャンセリング ノイズキャンセリング ハイブリッド ノイズキャンセリング
防滴等級 IPX4防滴性能 IPX4 IPX5
コーデックの対応表記(参考) LDAC対応 LDAC対応・ハイレゾ音質再生 記載なし
連続再生時間 最大8時間連続再生 記載なし 記載なし
充電まわりの表記 記載なし 急速充電対応 ワイヤレス充電対応
アプリ・付加機能の表記 小型軽量設計/高性能マイク通話品質/Amazon Alexa搭載 アプリ対応 スマートタッチディスプレイ搭載

この表に価格の列は作りません。値動きがあるため、執筆時点の目安以上のことを表に固定できないからです。金額はリンク先の各ストアで確かめてください。

読み解きを3点。ひとつ目、再生時間を数字で比べたいなら、本記事の3モデルのうち記載を持つのはソニー WF-1000XM5です。ほかの2モデルは記載がないため、何時間長いという比較そのものができません。

ふたつ目、つなぐ台数を数字で決めたいならテクニクス EAH-AZ80-Kです。3台マルチポイントという表記があるので、スマホ・PC・もう1台という運用を事前に確かめられます。

みっつ目、防滴と充電の置き方で選ぶならJBL TOUR PRO 2です。IPX5とワイヤレス充電対応が、3モデルのなかではこのモデルの側に並びます。

注意|「記載なし」は非搭載という意味ではありません
表の「記載なし」は、商品ページにその項目が出てこないという意味です。搭載していないことの証明ではありません。条件として外せない項目なら、購入前にメーカーの製品ページで確認してください。

1本にまとめると何を諦めることになるか

イヤホン 3万のイメージ写真(1本にまとめると何を諦めることになるか)

1本に集約する以上、諦める領域が出ます。ここを先に見ておくと、買ったあとで「思っていたのと違う」と感じる場面が減ります。

据え置きゲーム機での低遅延は専用の接続方式に分がある

2.4GHzの低遅延接続と、USB Type-Cトランシーバーの同梱を商品ページに明記したモデルが別に存在します。据え置き機に直接つなぐ前提なら、条件の並べ方がそちら側に寄ります。

本記事の3モデルはBluetooth接続を軸にした構成で、据え置きゲーム機への対応表記がありません。ゲームの操作と音のずれを条件の先頭に置く人は、集約する対象からゲーム機を外すのが現実的です。

逆に、ゲーム機を外して「スマホとPCの2台だけを行き来する」と決められるなら、この諦めは実害になりません。1本に絞る判断は、対象に含める機器を決めるところから始まります。

ASMR・バイノーラル用途は条件そのものが変わる

ASMRやバイノーラル音源を主目的にすると、見る条件が入れ替わります。マルチポイントもノイズキャンセリングも判断の中心から外れ、装着の深さと音の定位が前に出ます。

商品ページにASMR・バイノーラルの用途を明記した有線モデルとしては、final E500やfinal VR3000 for Gamingが挙がります。本記事では名前に触れるだけで、購入リンクは置きません。

この用途を条件の先頭に置くなら、移動用の1本と腰を据えて聴く用の1本を分けるほうが、条件を整理しやすくなります。

1本運用は「充電が切れた日の代わり」が無い

2本持ちなら、片方の電池が切れてももう1本があります。1本にまとめると、その逃げ道がなくなります。だから連続再生時間の記載を先に確認しておく意味が出てきます。

本記事の3モデルで連続再生時間の数字を確認できるのは、ソニー WF-1000XM5の最大8時間です。テクニクス EAH-AZ80-KとJBL TOUR PRO 2は記載がないため、持ち時間を数字で見積もれません。

充電の置き方でも差が出ます。テクニクス EAH-AZ80-Kは急速充電対応、JBL TOUR PRO 2はワイヤレス充電対応です。切れた日にどう埋めるかを、買う前に決めておいてください。

「3万円は高い」と感じたときに見る場所|予算を上げ下げすると表記がどう変わるか

イヤホン 3万のイメージ写真(「3万円は高い」と感じたときに見る場所)

執筆時点の目安として、完全ワイヤレスの価格帯は数千円から3万円台までが中心で、3万円台は上寄りの帯に当たります。価格は変動します。この帯では、足切り4条件(ワイヤレス・マルチポイント・ノイズキャンセリング・防滴等級)が同時に書かれている商品ページを見つけやすくなります。金額の是非は人によって変わるので判定しませんが、4条件を同時にそろえたいという条件付きなら、3万円台は探しやすい帯です。

予算を動かすと、商品ページで確認できる表記が増えたり消えたりします。どの項目がこの状況で必要かを、下の表で整理しました。

確認項目 この状況で必要か 記載が無いときにどう困るか
マルチポイントの台数表記 必要(足切り。台数は判断材料) 何台まで同時につなげるか分からず、3台目を足す判断ができない
コーデックの対応表記 参考(足切りには使わない) 音質を条件に入れたい人が、購入前に確かめる材料を持てない
防滴等級 必要(足切り) 持ち歩く前提での扱いを、数字で見比べられない
連続再生時間 必要(1本運用の要) 1日分もつかを事前に見積もれず、外出先で切れたときの想定が立たない
充電方式 あると助かる 急速充電か置くだけ充電かが分からず、切れた日の埋め方を決められない
アプリ対応 あると助かる 装着後の設定変更や機能の調整をどこまでできるかが読めない

予算を3万以内に収めたいなら、足切り4条件のうちどれを最初に手放すかを決めます。参考項目のコーデックは足切りではないので、手放す順の議論には入りません。判断材料が減るのは、台数表記や再生時間といった数字の側からです。

手放す順の目安は、使い方から逆算します。移動中に使わないならノイズキャンセリング、屋内に置きっぱなしなら防滴等級、つなぐ相手が1台ならマルチポイントの順に外せます。ここまで外すと本記事の状況からは離れるので、3万円以下の価格帯を横並びで見る比較は、価格帯そのものを主題にした別の記事の役割です。

予算3万円台で最後まで引っかかる質問に答える

予算3万円台で最後まで引っかかる質問に答えるの5つのチェックポイント(図解)

イヤホンに3万円は高すぎますか?

高すぎるかどうかは、足切り4条件をいくつ同時にそろえたいかで変わります。4条件を全部そろえたいなら、3万円台は執筆時点の目安として妥当な帯です。

完全ワイヤレスの価格帯のなかで、3万円台は上寄りに当たります(執筆時点の目安。価格は変動します)。条件を減らせば予算も下げられるので、金額から入るより、外せない条件を先に決めるほうが早く決まります。

3万円台なら有線とワイヤレスのどちらがおすすめですか?

2台以上を行き来するならワイヤレス、1台に挿しっぱなしなら有線です。切り替えの回数で分岐します。

ワイヤレスを選ぶ理由は、挿し替えの手数が減ることです。マルチポイントに対応していれば、スマホとPCの両方につないだまま音の出どころが移ります。有線を選ぶ理由は、電池切れが起きないことと、ペアリングの操作が要らないことです。

3万円以内でノイズキャンセリング対応は選べますか?

選べます。ノイズキャンセリングの記載がある完全ワイヤレスは、執筆時点の目安として3万円以内の帯に複数あります。

本記事で挙げた3モデルも、いずれもノイズキャンセリングを搭載します。予算を下げるときに決まるのは、足切り4条件のどれを手放すかです。ノイズキャンセリングを残したいなら、防滴等級やマルチポイントの側から外していく順になります。

ソニーとBoseのどちらを選ぶか決められません

ブランドで先に絞らず、足切り4条件を同じ順番で両社の商品ページに当てて、残ったほうを選びます。順番を固定するのが要点です。

本記事で条件を満たしたソニー製品はWF-1000XM5です。Bluetooth、マルチポイント、ノイズキャンセリング、IPX4防滴性能の4つがそろい、参考項目のLDACにも対応します。同じ4項目を相手側の商品ページでも確認し、記載が取れない項目があればそこを判断の分かれ目にしてください。

ASMR用のイヤホンも3万円の予算で選べますか?

選べますが、条件そのものが変わります。マルチポイントや防滴等級は判断の中心から外れます。

商品ページにASMR・バイノーラルの用途を明記した有線モデルとしては、final E500やfinal VR3000 for Gamingが挙がります。本記事では名前に触れるだけで、購入リンクは置きません。移動用の1本とは別に用意する前提で考えるほうが、条件を整理しやすくなります。

まとめ|スマホとPCを行き来するなら、条件を1つずつ潰してから決める

イヤホン 3万のイメージ写真(まとめ)

判断の順番は決まっています。足切り4条件(ワイヤレス・マルチポイント・ノイズキャンセリング・防滴等級)で候補を落とし、残ったモデルを参考1項目のコーデックで見比べる。この2段で1本に絞れます。

ここから、条件別に1つずつ指名します。

2台以上を行き来する回数が多く、つなぐ台数を数字で確認しておきたいならテクニクス EAH-AZ80-Kです。3台マルチポイントという表記が根拠です。

LDAC対応と連続再生時間の両方を数字で確認したいならソニー WF-1000XM5です。LDAC対応と最大8時間連続再生の表記が根拠です。

置くだけ充電を使いたい、防滴の表記をIPX5で確認しておきたいならJBL TOUR PRO 2です。ワイヤレス充電対応とIPX5の表記が根拠です。

参考項目の線引きも書いておきます。LDAC・ハイレゾの表記があるのはソニー WF-1000XM5とテクニクス EAH-AZ80-K、記載がないのがJBL TOUR PRO 2です。記載がないことは非対応を意味しません。

最後に、外した条件に当てはまる人へ。自席に固定して1台にだけつなぐなら有線モデルで条件表を組み直し、据え置きゲーム機の低遅延を最優先するなら2.4GHz接続とトランシーバー同梱を明記したモデルから探し始めてください。

この記事はGGplay編集部が作成しました。3モデルの仕様は商品ページの記載を項目ごとに突き合わせ、記載の無い項目は空欄にせず「記載なし」としました。運営方針と調査のポリシーは運営元ページに掲載しています。

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