ゲーミングPC全般

ゲーミングPCのスリープは電気代いくら?Windows 11の設定と1ヶ月の計算式

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ゲーミングPCを使わない時間の扱いは、数十分から数時間の離席はスリープ、就寝や外出は休止状態、数日使わないならシャットダウンの4段階で決まります。迷ったらこの区切りに当てはめてください。

ただし「それで何円得をするのか」は、自分のPCのワット数を測らないと出せません。ゲーミングPCのスリープ時の消費電力は、メーカーが数値を公表していないからです。

そこでこの記事は、計算式と円単位の早見表を先に渡します。測った数字を表の行に当てはめれば、1ヶ月の金額がその場で出ます。

後半では、Windows 11の電源状態の整理、スリープに入るまでの時間の設定手順、スリープできない・勝手に起動するときの確認順まで通しで扱います。

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ゲーミングPCのスリープ中の電気代は1ヶ月いくら?計算式と早見表で先に答える

ゲーミングPCのスリープ中の電気代は1ヶ月いくら?計算式と早見表で先の4つのポイント(図解)

先に式と表を置きます。読み進めなくても、この見出しの中だけで金額が出ます。

電気代の計算式は「消費電力(W)÷1000×使った時間(h)×31円」

電気代は次の1本の式で出ます。

電気代(円)=消費電力(W)÷1000×使った時間(h)×31

単価に使う31円は、1kWhあたり31円(税込)の目安単価です。公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が令和4年7月22日に改定しました(出典:全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問 Q&A」)。この記事の早見表3枚は、すべてこの単価で計算しています。

単価は契約プラン・地域・時間帯別料金によって変わります。検針票に書かれた自分の単価に置き換えれば、同じ式がそのまま使えます。

【図解①】電気代の計算式を4段階に分解する

  • ① W(ワット)=ワットチェッカーの画面に出る、その瞬間の消費電力。例として3W
  • ② ÷1000 → kW(キロワット)に直す。3W ÷ 1000 = 0.003kW
  • ③ ×使った時間(h)→ kWh(キロワットアワー)。0.003kW × 720時間 = 2.16kWh
  • ④ ×31円 → 円。2.16kWh × 31円 = 66.96円 → 約67.0円

順番はW→kW→kWh→円の一方通行です。途中でワット数が変われば、その時間帯ごとに分けて計算し、最後に足します。

スリープ・待機の電力を1ヶ月続けた場合の早見表(1ヶ月=30日×24時間=720時間)

使い方は簡単です。ワットチェッカーでスリープ中のワット数を読み、いちばん近い行を見てください。それが「その状態を1ヶ月まるごと続けたら」の金額です。

消費電力 1時間 1日(24時間) 1ヶ月(720時間)
1W 0.031円 0.74円 22.3円
3W 0.093円 2.23円 67.0円
5W 0.155円 3.72円 111.6円
10W 0.31円 7.44円 223.2円
30W 0.93円 22.32円 669.6円
60W 1.86円 44.64円 1,339.2円

この記事の表は、1ヶ月の列を小数第2位で四捨五入して小数第1位まで、1日の列を小数第2位まで表示しています。1時間の列は割り切れるのでそのままです。

スリープ中は24時間ずっとスリープではなく、使っている時間との合計が24時間になります。実際の金額を出す手順は、後半の3ステップで扱います。

ゲーム中の電力を使用時間別に月額へ直す早見表

次はゲーム中です。こちらは1日に遊ぶ時間で金額が動くため、列を「1日◯時間」で分けました。

消費電力 1日2時間(月60時間) 1日4時間(月120時間) 1日6時間(月180時間)
100W 186円 372円 558円
200W 372円 744円 1,116円
300W 558円 1,116円 1,674円
400W 744円 1,488円 2,232円
500W 930円 1,860円 2,790円

2枚の表を見比べると、金額の桁が違うことが分かります。遊んでいる時間の電力は3桁のW、スリープや待機は1桁から2桁のWという関係です。

だからこそ、削れるのは「遊んでいない時間」です。プレイ中の設定を落として我慢するより、離席中と就寝中の状態を決めるほうが、ゲーム体験を変えずに金額へ効きます。

公式の公表がある項目・ない項目の一覧

この記事で数字を扱うとき、どこまでが公表された値で、どこからが自分で測る値なのかを先に線引きします。

項目 公表の有無 本記事での扱い
電気料金の目安単価(1kWh=31円・税込) 公表あり(全国家庭電気製品公正取引協議会・令和4年7月22日改定) すべての計算の基準に使う
Windowsの電源状態の定義と消費電力の大小関係 公表あり(Microsoft Learn「システム電源の状態」) スリープ・休止状態・シャットダウンの比較に使う
ゲーミングPCのスリープ時の消費電力(W) 公式の公表なし ワットチェッカーで実測する
ゲーミングPCのアイドル時の消費電力(W) 公式の公表なし ワットチェッカーで実測する
電源オフ時の待機電力(W) 公式の公表なし ワットチェッカーで実測する

公表がない3項目を、それらしい数字で埋めることはしません。この3つは測れば5分で分かる値で、しかも構成と使い方で変わるからです。測り方は「消費電力を測って月額を出す3ステップ」でまとめます。

スリープ・休止状態・シャットダウンはどれが安い?Windows 11の電源状態で整理する

ゲーミングpc スリープ 電気代のイメージ写真(スリープ・休止状態・シャットダウンはどれが安い)

「スリープはごくわずか」という言い方では、休止状態との違いが出ません。Windowsの電源状態はACPIという規格でS0からS5まで定義され、消費電力の順番も公式資料で示されています。ここはその順番どおりに並べます。

消費電力の大小関係は公式資料で決まっている

状態 ACPIの状態 メモリの扱い 消費電力の位置づけ(公式記述) 復帰・起動の速さ(公式記述)
使用中(ワーキング) S0 通常どおり 最大から最小の電力消費量で並べた一覧の先頭。最も大きい —(稼働中)
スリープ(モダンスタンバイ) S0 低電力アイドル 一部が動いたまま 一覧ではS0の次、S1-S3より前に置かれる低電力状態 S1-S3より大幅に高速にスリープ解除される
スリープ S1/S2/S3 揮発性メモリをリフレッシュし続ける S0より少なくS4より多い(S3<S2<S1の順に少ない) モダンスタンバイより遅い
休止状態 S4 内容を休止状態ファイルに保存し、メモリの電源を切れる 最も低いレベル。電源オフとほぼ同じ S5からの起動より速い
シャットダウン(完全シャットダウン) S5 保持しない 公式資料に消費電力の記載なし S1からS4より大幅に長くかかる
コンセントを抜く G3 電力を消費しない 完全な再起動が必要

出典はMicrosoft Learn「システム電源の状態」です。S5(完全シャットダウン)の消費電力そのものは公式資料に記述がないため、この表では大小を書いていません。完全に0にしたいならG3(コンセントを抜く)です。

読み取りどころは2つです。1つ目、休止状態(S4)は電源オフとほぼ同じ電力で、しかもS5からの起動より速く戻れます。就寝中の置き場所として有力なのはここです。

2つ目、スリープはS1-S3とモダンスタンバイ(S0 低電力アイドル)で中身が違います。同じ「スリープ」という表示でも、メモリを保持し続ける状態と、低電力のまま動き続ける状態は別物です。

ハイブリッドスリープと高速スタートアップ|「シャットダウンしたはずなのに」の正体

ハイブリッドスリープは、スリープ状態と休止状態を組み合わせた状態です。S1-S3のスリープ中に休止状態ファイルも使うため、スリープ中に電源が失われても休止状態から復帰できます。デスクトップで使われる仕組みです。

高速スタートアップは、Windowsがシャットダウンを要求されたときの既定の切り替えです。実際にはS4を経由していても、利用者には完全シャットダウン(S5)が起きたように見えます。完全シャットダウンになるのは、再起動を要求したときや、アプリがシャットダウンのAPIを呼んだときです。

つまり「シャットダウンしたのに完全には切れていないのでは」という感覚は、仕組みのうえでは正しい見立てです。ただしS4の電力消費は電源オフとほぼ同じなので、電気代の心配としては小さい話になります。気になる点があるとすれば、次に触れるWake-on-LANの扱いのほうです。

離席時間で決める|10分・数時間・就寝/外出・数日以上の4段階

状態の違いが分かったら、あとは離席時間に割り当てるだけです。電気代だけでなく、開いていた作業が残るか、復帰に何秒かかるかも一緒に並べて決めます。

【図解②】離席時間で電源状態を選ぶ

  • 〜10分(飲み物を取りに行く程度)→ 画面オフのまま。作業はそのまま、戻るのは一瞬
  • 〜数時間(食事・買い物・外出の予定なし)→ スリープ。開いていたウィンドウが残り、数秒で戻れる
  • 就寝・外出(おおむね6時間以上)→ 休止状態(S4)。作業は休止状態ファイルに残り、電力は電源オフとほぼ同じ
  • 数日以上(旅行・帰省)→ シャットダウン。それでも残る待機電力まで断ちたいならコンセントを抜く

境目で迷ったら、上の段(電力が大きいほう)を選んでかまいません。10分の離席のたびに休止状態へ落としても、戻るまでの待ち時間が増えるだけです。

頻繁にオン・オフを繰り返すより、離席時間で機械的に使い分けるほうが運用として続きます。機器の寿命への影響は使い方や個体で変わるため、ここでは断定しません。

スリープまで何分に設定する?Windows 11での設定手順とダウンロード中の扱い

スリープまで何分に設定する?Windows 11での設定手順とダウンの3つのチェックポイント(図解)

使い分けを決めたら、自動でその状態に入るように設定します。Windows 11は画面をオフにするまでの時間と、スリープに入るまでの時間を別々に指定できます。

設定手順|「設定」→「システム」→「電源」→「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」

  1. スタートメニューから「設定」を開きます
  2. 左の一覧で「システム」を選びます
  3. 「電源」(ノートPCでは「電源とバッテリー」)を開きます
  4. 「画面、スリープ、休止状態のタイムアウト」を開きます
  5. 「画面の電源を切る」と「スリープ状態にする」の時間をそれぞれ選びます

出典はMicrosoft Support「Windows 11の電源設定」です。画面オフを短め、スリープを長めに設定しておくと、短い離席では画面だけ消え、長い離席でスリープへ落ちる形になります。

コマンドで済ませたい場合は、AC電源のときの設定を分単位で変更できます。powercfg /change standby-timeout-ac 30 で30分後にスリープ、powercfg /change monitor-timeout-ac 5 で5分後に画面オフです(出典:Microsoft Learn「Powercfg のコマンドライン オプション」)。

何分でスリープに入れるか|「短い離席は画面オフ、長い離席はスリープ」の線引き

何分が正解かは、実は金額の差で決まります。アイドル放置とスリープの電力差が大きい構成ほど、短い時間でスリープへ落とす価値が出るからです。

逆に電力差が小さければ、10分や15分の放置を気にする意味は薄くなります。自分の分岐点は、後半の「月額の差」の早見表に測った差を入れれば出ます。

目安として運用を1つに決めるなら、画面オフを5分から10分、スリープを20分から30分に置いておくと、短い離席と長い離席が自然に分かれます。ここは好みで動かして問題ありません。

ダウンロード・アップデート中にスリープすると止まるのか

ここは自分のPCがどちらのスリープに対応しているかで、答えが2つに分かれます。

①S1-S3のスリープとS4の休止状態では、CPUとメモリが止まります。ダウンロードやアップデートは進みません。

②モダンスタンバイ(S0 低電力アイドル)に対応した機種は、低電力のままネットワークにつながり、最新の状態を維持できます。①とは挙動が異なります。

自分のPCがどちらかは powercfg /a で確認します。使用可能なスリープ状態が一覧で出るコマンドで、モダンスタンバイ対応機ではS1-S3が一覧に出ません。この確認をしてから、上の①か②のどちらの話なのかを決めてください。

なお、そもそも自動でスリープに入らないケースもあります。アプリやドライバーが電源要求を出していると、ディスプレイの電源オフや低電力スリープに移行しません。確認は powercfg /requests です(出典:Microsoft Learn)。

大型アップデートやゲームのダウンロードを走らせる夜は、スリープまでの時間を一時的に長めにしておくのが確実です。終わったら元の分数へ戻します。

自分のゲーミングPCの消費電力を測って月額を出す3ステップ

ゲーミングpc スリープ 電気代のイメージ写真(自分のゲーミングPCの消費電力を測って月額を出す3ステップ)

ここからが実用の核です。必要な道具はワットチェッカー(消費電力計)1つで、コンセントとPCの間に挟むだけです。

ステップ1:ワットチェッカーで4つの状態のワット数を記録する

測る状態は4つです。ゲーム中、アイドル放置(起動したまま離席)、スリープ、シャットダウン後の待機。それぞれ数分置いて、表示が落ち着いたところの値を書き留めます。

デスクトップは本体とモニターが別のコンセントに刺さっているので、モニターは別途測ります。ノートPCは画面が本体と一体なので、測る先は1か所で済みます。

ステップ2:1日の内訳時間を書き出す

次に、1日をどう使っているかを3行だけ書き出します。ゲーム中◯時間、アイドル放置◯時間、スリープ◯時間。合計が24時間になるか確認してください。

就寝中を休止状態やシャットダウンにしている場合は、その時間を4行目として分けます。ここが「削れる時間」の正体になります。

ステップ3:早見表に当てはめて「スリープに切り替えたときの月額の差」を出す

アイドル放置のワット数から、スリープのワット数を引きます。その差が、放置をやめると浮く電力です。下の表は、その差を1ヶ月の金額に直したものです。

アイドルとスリープの電力差 1日8時間放置(月240時間) 1日16時間放置(月480時間) 1日22時間放置(月660時間)
20W 148.8円 297.6円 409.2円
30W 223.2円 446.4円 613.8円
50W 372円 744円 1,023円
80W 595.2円 1,190.4円 1,636.8円
100W 744円 1,488円 2,046円

式はこうなります。差額(円)=電力差(W)÷1000×放置時間(h)×31。測った差と、自分が実際に放置している時間を入れれば、毎月いくら動くのかが1つの数字で出ます。

「電源650W」は毎月650W分の電気代という意味ではない|商品ページ24件を数えて分かったこと

ゲーミングpc スリープ 電気代のイメージ写真(「電源650W」は毎月650W分の電気代という意味ではない)

電気代の話でいちばん多い読み違いが、電源ユニットの容量です。ここを片付けてから、商品ページで何が分かるのかを実数で示します。

電源ユニットの容量は「上限」であって「常に使う電力」ではない

550Wや650Wという表記は、その電源ユニットが供給できる容量の上限です。常時その電力を引いているわけではありません。

実際に引く電力は、そのときの負荷で上下します。ゲーム中とアイドル放置とスリープでは当然違い、容量の数字からは決まりません。だから電源容量を式に入れても、電気代は出ません。

容量の表記が役に立つのは、パーツを足したり載せ替えたりする計画を立てるときです。電気代の計算には、測ったワット数を使います。

消費電力を商品ページで確認できるかを1件ずつ数えた

ゲーミングPCの商品ページを1件ずつ開いて、何が書かれているかを数えました。商品ページ1件を1として数え、同じシリーズの構成違い・色違いも別々に1件として数えています。表記を確認できたのは24件です。

数えた項目 24件中の件数
消費電力(W)の記載があった 0件
電源ユニットの容量(550W・650Wなど)の記載があった 4件
80PLUSの表記があった 1件
本体重量(kg)の記載があった 4件
冷却方式(空冷・液冷)の記載があった 4件(空冷3件・液冷1件)
ノートPCだった 2件

消費電力を商品ページから知ることはできません。だから実測が要ります。24件のうち0件という結果が、この記事でワットチェッカーを前提に組み立てている理由です。

それでも商品ページから読み取れる3つの手がかり

消費電力そのものは出てきませんが、電気代の計画に関わる情報は3つ読み取れます。

  1. 形状(デスクトップかノートか)=ワットチェッカーを挟む先が2か所か1か所か
  2. GPUの世代と番手(RTX 30/40/50番台のどれか)=構成の位置づけ
  3. 電源まわりの表記(容量と80PLUSの有無)=拡張の計画を数値で立てられるか

この3点が、次の見出しで挙げる3台の選定軸です。逆に言えば、この3点以外で「消費電力が小さいから」という理由づけはできません。

スリープできない・勝手に起動する・解除できないときの確認順

ゲーミングpc スリープ 電気代のイメージ写真(スリープできない・勝手に起動する・解除できないときの確認順)

設定を入れてもスリープが効かない、置いたはずが朝には起きている、といった症状は原因がいくつもあります。順番に潰すのがいちばん速いので、確認の順で並べます。

そもそもスリープが使えるかを確認する(powercfg /a)

最初に powercfg /a をコマンドプロンプトで実行します。システムで使用可能なスリープ状態が一覧で出て、使えない状態についてはその理由も表示されます。

休止状態が一覧に出てこない場合は、powercfg /hibernate on で有効にできます(出典:Microsoft Learn「Powercfg のコマンドライン オプション」)。休止状態を使いたいのに選べない、というときはここが原因です。

勝手に起動する|スリープ解除タイマーと復帰デバイスを洗い出す

勝手に起動する症状は、次の順番で犯人を絞ります。

  1. powercfg /lastwake=直前にシステムを解除したものを表示します
  2. powercfg /waketimers=有効なスリープ解除タイマーを列挙します。期限が切れるとスリープと休止状態から解除されます
  3. powercfg /devicequery wake_armed=いまシステムを解除できる設定になっているデバイスを一覧にします
  4. 不要なものが見つかったら powercfg /devicedisablewake "デバイス名" で解除を禁止します

Wake-on-LANはS3スリープとS4休止状態からサポートされ、高速スタートアップやS5ソフトオフからはサポートされません。ネットワーク経由の起動や、机の振動を拾ったマウスが原因になりやすい要素です。

モダンスタンバイ対応機は、ネットワークの維持やOSのメンテナンスのためにスリープを解除することがあります。その品質を見るレポートは powercfg /sleepstudy で、過去3日ぶんが出ます。

解除できない・復帰しない|復帰デバイスと電源要求から切り分ける

キーボードやLAN、USBデバイスからの復帰は、S1-S3で一部のコンポーネントに通電が続いているから成立します。復帰に使いたい機器が powercfg /devicequery wake_armed の一覧に入っているかを確認してください。

入っていなければ powercfg /deviceenablewake "デバイス名" で許可します。禁止側の /devicedisablewake と対になるオプションです。綴りを1文字でも間違えると通らないので、そのまま打ってください。

電源ボタンには反応しているのに画面が真っ暗、という場合はモニター側の入力切り替えも確認対象です。PCではなく表示側で止まっていることがあります。

スリープ中もケースやキーボードが光るのは?

S1-S3のスリープでは一部のコンポーネントに通電が続くため、マザーボードやキーボードのLEDが点いたままになることがあります。異常ではなく、復帰の仕組みと同じ通電の結果です。

マザーボードのユーティリティやBIOSの設定で、スリープ時に消灯を選べる機種があります。機種ごとに項目名も可否も違うため、手元の機種の設定画面で探してください。

それでも光りを消したいなら、休止状態かシャットダウンへ落とす、それでも残るならコンセントを抜く、という順に段階が上がります。電源の抜き差しに関わる扱いは機器の説明書の指示に従ってください。

電気代を意識してゲーミングPCを選ぶときの結論3点

ここからは、これから買う人向けです。ひとつ前の見出しで挙げた3つの手がかり(形状・GPUの世代と番手・電源まわりの表記)で選びました。消費電力が小さいという理由では選べません。商品ページに数値が出てこないからです。

電源まわりの表記で選ぶなら:DARUMA ゲーミングPC(GeForce RTX 3050/Ryzen5 5500/650W 80PLUS電源)

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DARUMA ゲーミングPCの基本情報

GPUはGeForce RTX 3050、CPUはRyzen5 5500です。メモリは16GB、ストレージはSSD 1TB M2 NVMe、マザーボードはB550M Pro4、OSはWindows 11 Homeです。電源は拡張可能650W 80PLUS電源で、2年保証が付きます。

この記事で挙げた5台のうち、電源ユニットの容量と80PLUSの表記の両方を商品ページで確認できるのはこの1台です。電源の変換効率を自分の目で確かめてから決めたい人には、判断材料がそろっています。

この軸で選ぶ理由
・拡張可能650W 80PLUS電源という表記があり、載せ替えや増設の計画を数値で立てられる
・マザーボードがB550M Pro4と分かるため、増設前の下調べがしやすい
・SSD 1TB M2 NVMeで、大型タイトルを複数入れたまま運用できる
注意点・向かない条件
・本体重量・本体サイズ・冷却方式は商品ページに記載がありません。設置スペースや静音性を先に決めたい人には材料が足りません
・消費電力の記載もないため、結局はワットチェッカーでの実測が必要です

DARUMA ゲーミングPCの主要スペック

GPU GeForce RTX 3050
CPU Ryzen5 5500
メモリ 16GB
ストレージ SSD 1TB M2 NVMe
マザーボード B550M Pro4
OS Windows 11 Home
電源 拡張可能650W 80PLUS電源
保証 2年

DARUMA ゲーミングPCの口コミ


Web上の購入者の評価では、「最初の1台として選びやすい」という声が目立ちます(※傾向の要約)。

最新世代のエントリー構成で選ぶなら:ASUS TUF Gaming TM500MH(TM500MH-R516G1TB5050)

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ASUS TUF Gaming TM500MHの基本情報

GPUはGeForce RTX 5050、CPUはAMD Ryzen 5 220です。メモリは16GB、ストレージはSSD1TB、OSはWindows11。冷却は空冷CPUクーラー、重量は5.9kg、カラーはソーラーエクリプスグレーです。

GPUの世代が新しく、そのうえ冷却方式と重量まで商品ページで確認できます。置き場所と持ち上げやすさを先に決めてから買いたい人が、数値のまま計画を立てられる1台です。

この軸で選ぶ理由
・GeForce RTX 5050でGPUの世代が新しく、構成の位置づけが分かりやすい
・空冷CPUクーラーと重量5.9kgが分かるため、設置と移動の計画を先に固められる
・SSD1TBで、容量を後から足す前提にしなくてよい
注意点・向かない条件
・メモリは16GBです。配信や動画編集をゲームと並行して回すなら足りなくなりやすい構成です
・電源ユニットの容量と80PLUSの表記は商品ページに記載がありません。電源の効率を先に確かめたい人は別の候補を見てください

ASUS TUF Gaming TM500MHの主要スペック

GPU GeForce RTX 5050
CPU AMD Ryzen 5 220
メモリ 16GB
ストレージ SSD1TB
OS Windows11
冷却 空冷CPUクーラー
重量 5.9kg
カラー ソーラーエクリプスグレー

ASUS TUF Gaming TM500MHの口コミ


Web上では「入門機として扱いやすい」という声が見られます(※傾向の要約)。

測る対象を1台にまとめたいなら:MSI Thin 15(Thin-15-B12UC-5002JP)

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MSI Thin 15の基本情報

ノートPCです。CPUはCore i5、GPUはRTX 3050、画面は15.6インチ FHD 144Hz。メモリは16GB、ストレージは512GB、OSはWindows 11で、薄型軽量をうたうAmazon.co.jp限定モデルです。

画面が本体と一体なので、ワットチェッカーを挟む先が1か所で済みます。デスクトップのように本体とモニターを別々に測って足し算する手間がありません。測って運用を決めたい人と相性のいい形です。

この軸で選ぶ理由
・ノートPCなので、測る対象が1台にまとまる
・15.6インチ FHD 144Hzの画面を本体だけで完結できる
・薄型軽量をうたう筐体で、置き場所を固定しなくても運用できる
注意点・向かない条件
・ストレージは512GBで、SSD 1TBの3台(DARUMA ゲーミングPC・ASUS TUF Gaming TM500MH・ASUS ROG G700 GM700TZ)より少なめです。大作を何本も入れたままにする人には手狭になります
・重量の数値は商品ページに記載がありません(薄型軽量という表記のみ)。持ち運ぶ前提でグラム単位まで決めたい人は事前確認が必要です

MSI Thin 15の主要スペック

形状 ノートPC
GPU RTX 3050
CPU Core i5
画面 15.6インチ FHD 144Hz
メモリ 16GB
ストレージ 512GB
OS Windows 11

条件が変わるならこの2台|用途別の追加候補と記載スペック比較表

上の3台に当てはまらない条件が2つあります。ノートで表示の滑らかさが要る場合と、高負荷の作業まで回す場合です。

高リフレッシュのノートが要るなら:GALLERIA RL7C-R35-5N

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GALLERIA RL7C-R35-5Nの基本情報

ノートPCです。GPUはRTX 3050、CPUはCore i7-13620H、メモリは16GB、ストレージは500GB、OSはWindows 11 Home。画面は15.6インチで165Hzに対応します。

測る対象を1台にまとめつつ、表示の滑らかさも欲しい人向けです。ノートのまま165Hzを取りにいける構成で、外付けモニターを足さずに済みます。

この軸で選ぶ理由
・ノートPCなので、消費電力を測る対象が1台で完結する
・15.6インチ165Hzの表示に対応し、外付けモニターを増やさなくてよい
・CPUはCore i7-13620Hで、ゲーム以外の作業も受け止めやすい
注意点・向かない条件
・ストレージは500GBで、SSD 1TBの3台(DARUMA ゲーミングPC・ASUS TUF Gaming TM500MH・ASUS ROG G700 GM700TZ)より少なめです。容量の増設や外付けを前提にしてください
・重量・冷却方式・電源まわりは商品ページに記載がありません。持ち運びや静音性を数値で比べたい人には材料が足りません

GALLERIA RL7C-R35-5Nの主要スペック

形状 ノートPC
GPU RTX 3050
CPU Core i7-13620H
メモリ 16GB
ストレージ 500GB
画面 15.6インチ 165Hz
OS Windows 11 Home

高負荷も回すなら:ASUS ROG G700 GM700TZ(GM700TZ-R9800X017W)

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ASUS ROG G700 GM700TZの基本情報

GPUはGeForce RTX 5070、CPUはAMD Ryzen 7 9800X3Dです。メモリは32GB、ストレージはSSD1TB、OSはWindows11。冷却は液冷CPUクーラー、重量は15.75kg、カラーはブラックです。

この記事で挙げた5台のうち、液冷CPUクーラーを採用しているのはこの1台です。メモリも32GBあり、配信や動画編集をゲームと並行する使い方まで見込めます。

この軸で選ぶ理由
・液冷CPUクーラーで、冷却の方式が購入前に分かる
・メモリ32GBとSSD1TBで、録画・配信を並行しても受け止めやすい
・GeForce RTX 5070とRyzen 7 9800X3Dの組み合わせで、重いタイトルまで射程に入る
注意点・向かない条件
・重量は15.75kgです。重量の記載がある2台(5.9kgと15.75kg)のうちでは重いほうで、設置場所を頻繁に動かす使い方には向きません
・電源ユニットの容量と消費電力は商品ページに記載がありません。電源の余裕を数値で確認したい人は購入前に販売元へ確認してください
・高性能な構成ほどゲーム中の電力は大きくなりやすい要素です。使わない時間の運用がそのぶん効いてきます

ASUS ROG G700 GM700TZの主要スペック

GPU GeForce RTX 5070
CPU AMD Ryzen 7 9800X3D
メモリ 32GB
ストレージ SSD1TB
OS Windows11
冷却 液冷CPUクーラー
重量 15.75kg
カラー ブラック

この記事で挙げた5台の記載スペック比較表

商品名 形状 GPU CPU メモリ ストレージ 冷却方式の記載 電源まわりの記載 重量の記載
DARUMA ゲーミングPC(RTX 3050/Ryzen5 5500) デスクトップ GeForce RTX 3050 Ryzen5 5500 16GB SSD 1TB M2 NVMe 記載なし 拡張可能650W 80PLUS電源 記載なし
ASUS TUF Gaming TM500MH デスクトップ GeForce RTX 5050 Ryzen 5 220 16GB SSD 1TB 空冷CPUクーラー 記載なし 5.9kg
MSI Thin 15 ノート RTX 3050 Core i5 16GB SSD 512GB 記載なし 記載なし 記載なし
GALLERIA RL7C-R35-5N ノート RTX 3050 Core i7-13620H 16GB 500GB 記載なし 記載なし 記載なし
ASUS ROG G700 GM700TZ デスクトップ GeForce RTX 5070 Ryzen 7 9800X3D 32GB SSD 1TB 液冷CPUクーラー 記載なし 15.75kg

冷却方式と電源まわりは、記載がある機種とない機種が分かれます。ここを自分の目で確かめたい人は、記載のある機種を選ぶという決め方ができます。

ゲーミングPCのスリープと電気代で迷いやすい6つの疑問

ゲーミングpc スリープ 電気代のイメージ写真(ゲーミングPCのスリープと電気代で迷いやすい6つの疑問)

ゲーミングPCの電気代は1ヶ月でいくらになりますか?

構成と使用時間で変わるため、1つの金額では答えられません。ワットチェッカーで測ったワット数を早見表の行に当てはめ、1日に遊ぶ時間の列を読むのが最短です。

たとえばゲーム中が300Wで1日2時間なら月558円、放置中が60Wで1日22時間続けば月1,339.2円以上という読み方になります。遊ぶ時間より放置時間のほうが効く、という関係が見えるはずです。

スリープとシャットダウンはどっちがいいですか?

離席が数十分から数時間ならスリープ、就寝や外出なら休止状態、数日使わないならシャットダウンです。電気代だけでなく、開いていた作業が残るかと、復帰までの待ち時間も一緒に見て決めます。

スリープは何時間までなら電源を入れたままでいいですか?

時間の閾値は、アイドル放置とスリープの電力差と単価で決まります。全員に共通する分数はありません。「月額の差」の早見表に自分で測った差を入れて、いくらから気になるかで線を引いてください。

スリープ中も電気を使いますか?光っているのはそのせいですか?

S1-S3のスリープは、揮発性メモリをリフレッシュし続けるため電力を使います。S0より少なくS4より多い、というのが公式資料の位置づけです。

ケースやキーボードが光ったままなのは、一部のコンポーネントに通電が続いているからです。キーボードやLANから復帰できるのも同じ理由によります。

スリープ中にダウンロードは進みますか?

2つに分かれます。①S1-S3のスリープとS4の休止状態ではCPUとメモリが止まるため、進みません。②モダンスタンバイ(S0 低電力アイドル)対応機は低電力のままネットワークにつながり、最新の状態を維持できます。

自分の機種がどちらかは powercfg /a で確認します。S1-S3が一覧に出なければモダンスタンバイ対応機です。

休止状態とシャットダウンでは電気代に差がありますか?

休止状態(S4)は消費電力を最も低いレベルに抑え、電源オフとほぼ同じです(出典:Microsoft Learn「システム電源の状態」)。差を気にするより、復帰の速さで選ぶほうが実利があります。完全に0にしたいならコンセントを抜く(G3)しかありません。

まとめ|離席時間で決めれば、性能を落とさずに電気代は下げられる

ゲーミングpc スリープ 電気代のイメージ写真(まとめ)

  • 離席時間の4段階で決める:〜10分は画面オフ、〜数時間はスリープ、就寝・外出は休止状態、数日以上はシャットダウン
  • 計算式は1本だけ:消費電力(W)÷1000×時間(h)×31円。単価は契約プランと地域で変わる
  • 電源ユニットの550W・650Wは供給できる容量の上限で、常に使う電力ではない
  • 消費電力は商品ページから分からない(数えた24件で0件)。ワットチェッカーで測るしかない
  • 削れるのは遊んでいない時間。プレイ中の設定を我慢する必要はない

買う側の結論も条件別に1台ずつ挙げます。電源ユニットの容量と80PLUSの表記を自分の目で確かめてから買いたいならDARUMA ゲーミングPC(RTX 3050/Ryzen5 5500/650W 80PLUS電源)です。

冷却方式と重量まで確認して設置計画を先に固めたいならASUS TUF Gaming TM500MH(TM500MH-R516G1TB5050)です。空冷CPUクーラーと重量5.9kgが商品ページで分かります。

測る対象を1台にまとめたいなら、ノートのMSI Thin 15(Thin-15-B12UC-5002JP)です。画面が本体と一体なので、ワットチェッカーを挟む先が1か所で済みます。

最後に、今日やることを1つだけ決めます。ワットチェッカーでスリープ中とアイドル中のワット数を測り、その差を「月額の差」の早見表に当てはめてください。金額が出た時点で、何分でスリープに落とすかも自動的に決まります。

この記事について


GGplay編集部が作成しました。電気料金の目安単価は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の公表値で確認し、Windowsの電源状態の定義とpowercfgのオプションはMicrosoftの公式資料で照合し、掲載した5台の仕様は商品ページの表記を1件ずつ確認しています。編集方針はGGplayについてに掲載しています。

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