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ゲーミングPCのCPU比較表|AMDとIntelの10モデルを数値で選ぶ

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ゲーミングPC向けのCPUは、コア数・クロック・L3キャッシュ・対応ソケット・既定TDPのどれを優先するかで、選ぶ型番が変わります。候補10モデルの比較表を先に置きます。

この記事は、10モデルの公式スペックを1つの表にまとめ、その列を順に読み解いていく構成です。解説を読んでから表に戻るのではなく、表を開いたまま列ごとに答えを拾っていく形で進めます。並び順の根拠は表の直前に置きました。

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ゲーミングPC向けCPUの比較表|候補10モデルの公式スペック一覧

ゲーミングpc cpu 比較のイメージ写真(ゲーミングPC向けCPUの比較表)

並び順はL3キャッシュの容量が大きい順、同じ容量のときは最大ブーストクロックが高い順です。ゲーム用途ではキャッシュ容量と到達クロックが比較の起点になるため、この2つを上から追える並びにしました。おすすめ順でも価格順でもありません。

対応ソケットや内蔵グラフィックスで候補を絞りたい場合は、右側の列から先に見てください。なお3D V-Cacheの列は、搭載が公式に確認できた行にだけ「あり」と書き、残りの行は公式の表記が無いため「―」で統一しています。この「―」は非搭載を意味するものではありません。

モデル名 アーキテクチャ(世代) コア/スレッド ベースクロック 最大ブースト/最大ターボ L3キャッシュ 3D V-Cache 内蔵グラフィックス 対応ソケット 既定TDP(Intelは基本電力/最大ターボ電力)
AMD Ryzen 7 9850X3D Zen 5 8コア16スレッド 4.7GHz 5.6GHz 96MB あり(第2世代) 公式の製品ページに記載がない AM5 120W
AMD Ryzen 7 7800X3D Zen 4 8コア16スレッド 4.2GHz 5.0GHz 96MB あり 公式の製品ページに記載がない AM5 120W
Intel Core i7-14700K 第14世代(Raptor Lake Refresh) 20コア(8P+12E)/28スレッド Pコア3.4GHz・Eコア2.5GHz 5.6GHz 33MB ― Intel UHD Graphics 770 LGA1700 基本125W/最大ターボ253W
Intel Core i7-14700F 第14世代(Raptor Lake Refresh) 20コア(8P+12E)/28スレッド Pコア2.1GHz・Eコア1.5GHz 5.4GHz 33MB ― なし LGA1700 基本65W/最大ターボ219W
AMD Ryzen 7 9700X Zen 5 8コア16スレッド 3.8GHz 5.5GHz 32MB ― AMD Radeon グラフィックス AM5 65W
AMD Ryzen 5 7600X Zen 4 6コア12スレッド 4.7GHz 5.3GHz 32MB ― AMD Radeon グラフィックス AM5 105W
AMD Ryzen 5 7600 Zen 4 6コア12スレッド 3.8GHz 5.1GHz 32MB ― 公式の製品ページに記載がない AM5 65W
AMD Ryzen 5 5600 Zen 3 6コア12スレッド 3.5GHz 4.4GHz 32MB ― なし AM4 65W
Intel Core i5-12400 第12世代(Alder Lake) 6コア12スレッド Pコア2.5GHz 4.4GHz 18MB ― Intel UHD Graphics 730 LGA1700 基本65W/最大ターボ117W
AMD Ryzen 5 8600G Zen 4 6コア12スレッド 4.3GHz 5.0GHz 16MB ― AMD Radeon 760M(グラフィックスコア8基) AM5 65W(設定可能TDP 45〜65W)
  • 数値はすべてメーカー公式の製品仕様です(出典:AMD公式製品ページ/Intel公式の製品仕様)。
  • 「―」は、その列に当てはまる公式表記が製品ページに無い項目に使っています。3D V-CacheはIntel製品の3行と、非搭載の明示がないAMDの5行が対象です。
  • 「なし」は、メーカー公式が非搭載と示している項目にだけ使っています(内蔵グラフィックスのIntel Core i7-14700FとAMD Ryzen 5 5600)。
  • 空欄は作っていません。埋められない値は推測せず、上の表記で埋めました。

横に長い表なので、スマートフォンでは左右にスクロールしてください。先頭のモデル名の列は固定されます。

この記事の「10モデル」は、商品ページ単位で1件ずつ数えた実数です。以降の本文は、この10列を縦に読み比べる解説です。

表のどこを見るか|ゲーミング用途でCPUを比較する数値の基準

表のどこを見るかの4つのポイント(図解)

ゲーム用途での性能比較は、表の列を1本ずつ見る形で進めます。下限を引く列、候補を層に分ける列、構成の前提を決める列の順に確認します。

まずWindows 11の要件とゲーム公式の動作環境から下限を引く

ゲームでのCPUとは、毎フレームの計算と描画命令の準備を担当する部品です。CPUを替えると何が変わるのかは、まず動かすための下限から押さえます。最低限どこまで必要かは、公式が公表した動作環境で下限を引きます。

Windows 11のシステム要件は、1GHz以上・2コア以上の64ビット互換プロセッサです(出典:Microsoft公式のWindows 11システム要件)。

エーペックスレジェンズの公式動作環境は、最低がIntel Core i3-6300相当・メモリ6GB、推奨がIntel Core i5 3570K相当・メモリ8GBです(出典:EA公式のエーペックスレジェンズ動作環境)。

表の10モデルはいずれも6コア12スレッド以上で、この2つの公表基準の上に立ちます。したがって比較の論点は「動くかどうか」ではなく「どの列を優先するか」に移ります。

L3キャッシュ16MB〜96MBで候補が3つの層に分かれる

L3キャッシュの容量で何が変わるのかを、表の第6列だけを縦に読んで確認します。10行は96MB、33〜32MB、18MB・16MBの3つの層に分かれます。

いちばん上の層は2モデルです。L3 96MBはAMD Ryzen 7 9850X3DとAMD Ryzen 7 7800X3Dが並び、どちらも3D V-Cacheを備えます(出典:AMD公式製品ページ)。

中間の層は6モデルです。Intel Core i7-14700KとCore i7-14700Fが33MB、AMD Ryzen 7 9700X・Ryzen 5 7600X・Ryzen 5 7600・Ryzen 5 5600が32MBで並びます。

下の層は2モデルです。Intel Core i5-12400が18MB、AMD Ryzen 5 8600Gが16MBで、L3 16MBは表の10モデルで最も小さい値です。2+6+2で、表の10行はこの3層に収まります。

最大ブースト4.4GHz〜5.6GHzとコア数6〜20コアの読み分け

最大ブーストの上端5.6GHzは、AMD Ryzen 7 9850X3DとIntel Core i7-14700Kの2モデルが並びます。下端4.4GHzは、AMD Ryzen 5 5600とIntel Core i5-12400の2モデルが並びます。

ベースクロックの列は書き方が揃いません。Intelの3モデルはPコアとEコアを分けて公表するため、AMD側の1つの数字と直接は並べられません。

コア数は6コア12スレッドから20コア28スレッドまで開きます。20コア28スレッドはIntel Core i7-14700KとCore i7-14700Fの2モデルで、残る8モデルは8コア16スレッドが3つ、6コア12スレッドが5つです。

クロックの列は1つの処理を速く終わらせる側、コア数の列は同時に走らせる本数を増やす側の数字です。配信やエンコードを重ねるかどうかで、上から見る列が変わります。

既定TDP65W〜125Wは冷却と電源の前提を決める

既定TDPの列は、用意する冷却と電源の前提を決めます。65W級は6モデルで、AMD Ryzen 7 9700X・Ryzen 5 7600・Ryzen 5 5600・Ryzen 5 8600Gが既定TDP 65W、Intel Core i7-14700FとCore i5-12400が基本電力65Wです。

105〜125W級は4モデルです。AMD Ryzen 5 7600Xが105W、AMD Ryzen 7 9850X3DとRyzen 7 7800X3Dが120W、Intel Core i7-14700Kが基本電力125Wです。65W級6モデルと105〜125W級4モデルで、表の10モデルすべてがどちらかに入ります。

Intelの3モデルは最大ターボ電力も公表されています。Core i7-14700Kが253W、Core i7-14700Fが219W、Core i5-12400が117Wです(出典:Intel公式の製品仕様)。この差は、電源容量とCPUクーラーに余裕を見ておきたい要素です。

AMDとIntelの違いは表の3列で確認できる|ソケット・3D V-Cache・内蔵グラフィックス

AMDとIntelの違いは表の3列で確認できるの3つのチェックポイント(図解)

AMDとIntelを比較すると、表では3つの列に違いが出ます。対応ソケット、3D V-Cache、内蔵グラフィックスの3列です。

ソケットはAM5・AM4・LGA1700の3種類(載せ替えの可否がここで決まる)

表の第9列を縦に見ると、AM5が6モデル、LGA1700が3モデル、AM4が1モデルです。6+3+1で10行になります。

マザーボードのソケットが違うCPUは装着できません。載せ替えが目的なら、他のどの列よりも先にこの列を見てください。

表の10モデルでAM4に対応するのはAMD Ryzen 5 5600だけです。手持ちのAM4マザーボードをそのまま使う前提なら、候補はこの1行に決まります。

3D V-Cacheを備えるのは候補10モデル中2モデル

表の第7列で「あり」が付くのは2行です。AMD Ryzen 7 9850X3Dは第2世代のAMD 3D V-Cache、AMD Ryzen 7 7800X3Dは3D V-Cacheを備えます(出典:AMD公式製品ページ)。

3D V-Cacheを備えるのはこの2モデルで、ほかの8モデルはそこに含まれません。残る8行の「―」は非搭載の意味ではなく、公式の製品ページに非搭載の明示がないための表記です。

第7列は、L3キャッシュ96MBの2行と完全に重なります。第6列と第7列は同じ2行を指しているので、どちらか一方を見れば足ります。

内蔵グラフィックスの有無で「グラフィックスカードなしで画面が出るか」が変わる

表の第8列は、グラフィックスカードを別に用意せずに画面を出せるかどうかに直結します。内蔵グラフィックスの非搭載が公式に明示されているのは、AMD Ryzen 5 5600とIntel Core i7-14700Fの2モデルです。

Intel Core i7-14700KはIntel UHD Graphics 770、Intel Core i5-12400はIntel UHD Graphics 730、AMD Ryzen 5 8600GはAMD Radeon 760M(グラフィックスコア8基)を備えます(出典:AMD公式製品ページ/Intel公式の製品仕様)。AMD Ryzen 7 9700XとRyzen 5 7600XはAMD Radeon グラフィックスを内蔵します(出典:AMD公式製品ページ)。

残りの行は公式の製品ページに記載がないため、本記事では搭載・非搭載のどちらとも書きません。内蔵グラフィックスを備えるモデルはAMD側にもIntel側にもあるので、「内蔵グラフィックスで組めるのはAMD Ryzen 5 8600Gだけ」という選び方にはなりません。

【ゲームを最優先する】L3 96MBの2モデルを読み解く

表の上2行は、L3キャッシュ96MBと3D V-Cacheがそろう2モデルです。上2行のうちRyzen 7 9850X3Dは、AMDの最新世代であるZen 5です。

ここからは条件別に、おすすめできるモデルを表の値を根拠に1つずつ指名します。判定に使う列は4本に固定しています。

AMD Ryzen 7 9850X3D

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AMD Ryzen 7 9850X3Dの基本情報

Zen 5世代の8コア16スレッドで、ベースクロック4.7GHz、最大ブースト5.6GHzに達します。L3キャッシュは96MBで、第2世代のAMD 3D V-Cacheを備えます(出典:AMD公式製品ページ)。

表から読み取れること
・L3キャッシュ96MB・第2世代の3D V-Cache・最大ブースト5.6GHz(表の上端)がそろう
注意点・向かない条件
既定TDPは120Wです。AMD公式の製品ページに同梱クーラーの記載がないため、CPUクーラーは別に用意する前提で見ます。小型ケースや手持ちの簡易クーラーで済ませたい構成には向きません。AM5専用なので、AM4のマザーボードを使いたい人も対象から外れます。

AMD Ryzen 7 9850X3Dの主要スペック

世代 Zen 5
コア・スレッド 8コア16スレッド
ベース 4.7GHz
最大ブースト 5.6GHz
L3 96MB
3D V-Cache あり(第2世代)
ソケット AM5
既定TDP 120W

AMD Ryzen 7 7800X3D

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AMD Ryzen 7 7800X3Dの基本情報

Zen 4世代の8コア16スレッドで、ベースクロック4.2GHz、最大ブースト5.0GHzです。L3キャッシュは96MBで、3D V-Cacheを備えます(出典:AMD公式製品ページ)。上の行とはキャッシュの列で並び、世代とクロックの列で分かれます。

表から読み取れること
・L3キャッシュ96MBは表の上端で、AMD Ryzen 7 9850X3Dと並ぶ
・3D V-Cacheを備える2行のうちの1つ
注意点・向かない条件
最大ブースト5.0GHzは、表の10モデルの中では中位に位置します。クロックの数字を上から選びたい人には向きません。コア数は8コア16スレッドなので、20コア28スレッドを前提にした同時作業にも足りません。既定TDP 120Wの行でもあり、冷却は別に用意する前提で見ます。

AMD Ryzen 7 7800X3Dの主要スペック

世代 Zen 4
コア・スレッド 8コア16スレッド
ベース 4.2GHz
最大ブースト 5.0GHz
L3 96MB
3D V-Cache あり
ソケット AM5
既定TDP 120W

【ゲームと配信・エンコードを同時に走らせる】20コア28スレッドの2モデルを読み解く

ゲームと配信を同時に走らせる人におすすめできるのは、コア数の列が開くこの2モデルです。表の第3列で20コア28スレッドに達するのはこの2行だけです。

KとFの違いは、内蔵グラフィックスの有無・基本電力/最大ターボ電力・ベースクロックの3点に出ます。L3キャッシュ33MBと対応ソケットLGA1700は共通です。

Intel Core i7-14700K

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Intel Core i7-14700Kの基本情報

第14世代(Raptor Lake Refresh)の20コア(8P+12E)28スレッドで、ベースクロックはPコア3.4GHz・Eコア2.5GHz、最大ターボは5.6GHzです。L3キャッシュ33MB、Intel UHD Graphics 770を備え、基本電力125W・最大ターボ電力253Wです(出典:Intel公式の製品仕様)。

表から読み取れること
・20コア28スレッド・最大ターボ5.6GHzがともに表の上端
注意点・向かない条件
最大ターボ電力253Wは表の10モデルで最も大きい値で、電源容量と冷却に余裕がない構成には向きません。公式の製品仕様に同梱クーラーの記載がないため、CPUクーラーは別に用意する前提で見ます。LGA1700なので、AM5・AM4のマザーボードには装着できません。

Intel Core i7-14700Kの主要スペック

世代 第14世代
コア・スレッド 20コア(8P+12E)28スレッド
ベース Pコア3.4GHz・Eコア2.5GHz
最大ターボ 5.6GHz
L3 33MB
内蔵グラフィックス Intel UHD Graphics 770
ソケット LGA1700
電力 基本125W・最大ターボ253W

Intel Core i7-14700F

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Intel Core i7-14700Fの基本情報

第14世代(Raptor Lake Refresh)の20コア(8P+12E)28スレッドで、ベースクロックはPコア2.1GHz・Eコア1.5GHz、最大ターボは5.4GHzです。L3キャッシュ33MB、対応ソケットLGA1700で、基本電力65W・最大ターボ電力219Wです(出典:Intel公式の製品仕様)。

コア数の列はCore i7-14700Kと同じで、基本電力だけが125Wから65Wへ下がります。65W級6モデルの中で20コア28スレッドに達するのは、この行だけです。

表から読み取れること
・20コア28スレッドを基本電力65Wの行で取れる
・最大ターボ5.4GHzは表の上から3番目の値
注意点・向かない条件
内蔵グラフィックスを備えないため、グラフィックスカードを用意しない構成では画面が出ません。ベースクロックはPコア2.1GHzで、表の中では低い側に位置します。LGA1700なので、AM5・AM4のマザーボードには装着できません。

Intel Core i7-14700Fの主要スペック

世代 第14世代
コア・スレッド 20コア(8P+12E)28スレッド
ベース Pコア2.1GHz・Eコア1.5GHz
最大ターボ 5.4GHz
L3 33MB
内蔵グラフィックス なし
ソケット LGA1700
電力 基本65W・最大ターボ219W

【新しくAM5で組む】65W級とグラフィックス内蔵モデルを読み解く

新しくAM5で組む人におすすめできる65W級は3モデルあります。AM5の65W級には、最新世代のZen 5にあたるRyzen 7 9700Xが入ります。

ここでいう3モデルは、AM5に限った内訳です。表の10行全体で数えた65W級は6モデルで、そのうちAM5の3行がこの見出しの対象になります。

AMD Ryzen 7 9700X

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AMD Ryzen 7 9700Xの基本情報

Zen 5世代の8コア16スレッドで、ベースクロック3.8GHz、最大ブースト5.5GHzです。L3キャッシュ32MB、AMD Radeon グラフィックスを内蔵し、対応ソケットAM5・既定TDP 65Wです(出典:AMD公式製品ページ)。

表から読み取れること
・8コア16スレッドと既定TDP 65Wが同じ行でそろい、AMD Radeon グラフィックスを内蔵する
注意点・向かない条件
L3キャッシュは32MBで、3D V-Cacheを備える2モデル(AMD Ryzen 7 9850X3D・Ryzen 7 7800X3D)には含まれません。キャッシュ容量の列を最優先で選びたい人には向きません。コア数も8コア16スレッドなので、20コア28スレッドが前提の同時作業には足りません。

AMD Ryzen 7 9700Xの主要スペック

世代 Zen 5
コア・スレッド 8コア16スレッド
ベース 3.8GHz
最大ブースト 5.5GHz
L3 32MB
内蔵グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
ソケット AM5
既定TDP 65W

AMD Ryzen 5 7600

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AMD Ryzen 5 7600の基本情報

Zen 4世代の6コア12スレッドで、ベースクロック3.8GHz、最大ブースト5.1GHzです。L3キャッシュ32MB、対応ソケットAM5、既定TDP 65Wです(出典:AMD公式製品ページ)。

Ryzen 5 7600には同梱クーラーが付属します(出典:AMD公式製品ページ)。冷却まで含めてAM5で組み始めたいときに、用意する部品を1つ減らせる行です。

表から読み取れること
・同梱クーラーが付属し、冷却を別に用意しなくても組み始められる
・L3キャッシュ32MBは、AM5の65W級3モデルの中では上側
注意点・向かない条件
6コア12スレッドのため、20コア級を前提にした同時作業には向きません。3D V-Cacheを備える2モデルにも含まれず、キャッシュ容量の列を上から選びたい人の答えにもなりません。内蔵グラフィックスの欄は公式の製品ページに記載がないため、グラフィックスカードなしで画面を出せるかは公式の製品ページで確認してください。

AMD Ryzen 5 7600の主要スペック

世代 Zen 4
コア・スレッド 6コア12スレッド
ベース 3.8GHz
最大ブースト 5.1GHz
L3 32MB
ソケット AM5
既定TDP 65W

AMD Ryzen 5 8600G

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AMD Ryzen 5 8600Gの基本情報

Zen 4世代の6コア12スレッドで、ベースクロック4.3GHz、最大ブースト5.0GHzです。L3キャッシュ16MB、対応ソケットAM5、既定TDP 65W(設定可能TDP 45〜65W)です。

Ryzen 5 8600GはAMD Radeon 760M(グラフィックスコア8基)を内蔵し、同梱クーラーが付属します(出典:AMD公式製品ページ)。

表から読み取れること
・AMD Radeon 760M(グラフィックスコア8基)を内蔵する
・同梱クーラーが付属し、設定可能TDPは45〜65Wの幅を持つ
注意点・向かない条件
L3キャッシュ16MBは表の10モデルで最も小さい値です。グラフィックスカードを別に用意する構成では、キャッシュ容量の大きいモデルと比べて選ぶ理由が薄くなります。3D V-Cacheを備える2モデルにも含まれず、コア数も6コア12スレッドなので、同時作業の余力を求める人には向きません。

AMD Ryzen 5 8600Gの主要スペック

世代 Zen 4
コア・スレッド 6コア12スレッド
ベース 4.3GHz
最大ブースト 5.0GHz
L3 16MB
内蔵グラフィックス AMD Radeon 760M
ソケット AM5
既定TDP 65W(設定可能TDP 45〜65W)

【いまのマザーボードを使う・構成を軽くする】残り3モデルの位置づけ

ここは新しく組む人ではなく、手持ちの環境に合わせる人のための3行です。CPUだけを交換してアップグレードできるかは、ソケットの列で決まります。

AMD Ryzen 5 5600

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AMD Ryzen 5 5600の基本情報

Zen 3世代の6コア12スレッドで、ベースクロック3.5GHz、最大ブースト4.4GHzです。L3キャッシュ32MB、対応ソケットAM4、既定TDP 65Wで、内蔵グラフィックスは備えません(出典:AMD公式製品ページ)。

表の10モデルでAM4に対応するのはこのモデルだけです。手持ちのAM4マザーボードを使い続けたい人には、この1行だけが条件に合います。

表から読み取れること
・表の10行でAM4に対応するのはこの1行だけで、既定TDPは65W
注意点・向かない条件
内蔵グラフィックスを備えないため、グラフィックスカードなしでは画面が出ません。最大ブースト4.4GHzはIntel Core i5-12400と並んで表の下端で、これから新しくAM5やLGA1700で組む人には向きません。

AMD Ryzen 5 5600の主要スペック

世代 Zen 3
コア・スレッド 6コア12スレッド
ベース 3.5GHz
最大ブースト 4.4GHz
L3 32MB
内蔵グラフィックス なし
ソケット AM4
既定TDP 65W

表に載せたRyzen 5 7600XとCore i5-12400をどう位置づけるか

この2行は、上で立てた4つの条件のどれにも当てはまりませんでした。それでも、10行そろえたまま読み比べられるように表からは外していません。

AMD Ryzen 5 7600XはZen 4世代の6コア12スレッドで、ベースクロック4.7GHz、最大ブースト5.3GHz、L3キャッシュ32MB、対応ソケットAM5、既定TDP 105Wです。AMD Ryzen 5 7600とコア数・L3キャッシュ・ソケットが同じで、ベースと最大ブーストが高く、既定TDPが105Wになる関係にあります。向かない条件は冷却とコア数で、AMD公式の製品ページに同梱クーラーの記載がないため別に用意する必要があり、6コア12スレッドなのでコア数を増やしたい人の答えにもなりません。

Intel Core i5-12400は第12世代(Alder Lake)の6コア12スレッドで、ベースクロックはPコア2.5GHz、最大ターボ4.4GHz、L3キャッシュ18MB、Intel UHD Graphics 730、対応ソケットLGA1700、基本電力65W・最大ターボ電力117Wです(出典:Intel公式の製品仕様)。向かない条件はクロックとキャッシュの列で、最大ターボ4.4GHzはAMD Ryzen 5 5600と並ぶ表の下端、L3キャッシュ18MBも下から2番目です。

表だけでは決まらない3点|冷却・グラフィックスカードとの配分・いまのCPUの確認

ゲーミングpc cpu 比較のイメージ写真(表だけでは決まらない3点)

10列の表で候補は絞れますが、表に載らない前提が3つ残ります。

既定TDPと基本電力から冷却の前提を決める

CPUクーラーを別に用意するかどうかは、この列で決まります。65W級のAMD Ryzen 5 7600とRyzen 5 8600Gには同梱クーラーが付属します(出典:AMD公式製品ページ)。

一方で、120W級のAMD Ryzen 7 9850X3D・Ryzen 7 7800X3D、105WのRyzen 5 7600X、基本電力125W(最大ターボ電力253W)のIntel Core i7-14700Kは、公式の製品ページに同梱クーラーの記載がないため、CPUクーラーは別に用意する前提で見ます。

CPU温度の上限(最大動作温度)はモデルごとにメーカー公式の製品ページで公表されています。候補が1つに絞れたら、購入前に対象モデルのページで確認してください。

CPUとグラフィックスカードの予算配分をどう考えるか

内蔵グラフィックスの列(第8列)が「グラフィックスカードなしで起動できるか」を、対応ソケットの列(第9列)が「いまのマザーボードで載せ替えられるか」を決めます。この2列で構成の前提が決まってから、CPUとグラフィックスカード(GPU)の配分を考える順番になります。

配分の比率を数字で決めることはしません。表に価格の列を立てていないので、比率の根拠が記事の中にないためです。

第8列が「公式の製品ページに記載がない」となっている行については、グラフィックスカードなしで起動できるかどうかを本記事では書きません。対象モデルの公式の製品ページで確認してください。

いま載っているCPUを確認する方法

いま載っているCPUを確認する方法は2つあります。ひとつはWindowsの設定を開き、「システム」から「バージョン情報」を見る方法です。もうひとつはタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」でCPUの型番を見る方法です(出典:Microsoft公式のサポート情報)。

確認した型番を表の第1列と突き合わせれば、載せ替えの候補が絞れます。

ゲーミングPCのCPU比較でよく出る4つの疑問

ゲーミングpc cpu 比較のイメージ写真(ゲーミングPCのCPU比較でよく出る4つの疑問)

ゲーミングPCのCPUはRyzenとIntelのどちらがいいですか?

表の列で答えると、3D V-Cacheを備える2モデルはAMD、20コア28スレッドの2モデルはIntelです。どちらが優れているかではなく、優先する列がどちらにあるかで決まります。

ゲーミングPCのCPUは何コアあれば足りますか?

公式が公表した動作環境で答えると、Windows 11のシステム要件が2コア以上、エーペックスレジェンズの推奨環境がIntel Core i5 3570K相当です(出典:Microsoft公式のWindows 11システム要件/EA公式のエーペックスレジェンズ動作環境)。この記事の候補10モデルはいずれも6コア12スレッド以上で、何コア以上が必須かという基準を新しく作ることはしません。

ゲーミングPCのCPU温度は何度まで大丈夫ですか?

最大動作温度はモデルごとにメーカー公式の製品ページで公表されています。数値はモデルによって違うため、対象モデルのページで確認してください。何度までなら問題ないかを一律の数字で決めることは、この記事ではしません。

CPUだけ交換してアップグレードできますか?

対応ソケットが一致することが前提になります。表の第9列がAM5・AM4・LGA1700に分かれているので、まず手持ちのマザーボードのソケットを確認してください。なお、取り外しや取り付けの手順そのものはこの記事では扱いません。

まとめ|表のどの列を優先するかで選ぶ1台が決まる

ゲーミングpc cpu 比較のイメージ写真(まとめ)

条件別のおすすめを、表のどの列を優先するかで1つずつ挙げます。根拠はすべて、この記事の比較表に載せた値です。

ゲームでの動作を最優先し、L3キャッシュ96MBと最大ブースト5.6GHzを上から選ぶなら AMD Ryzen 7 9850X3D です。この2つの列を同時に上端で取れる行は、表の中でこの1行だけです。

ゲームと配信・エンコードを同時に走らせる20コア28スレッドが要るなら Intel Core i7-14700F です。基本電力65W・最大ターボ電力219Wで、65W級6モデルの中で20コア28スレッドに達するのはこの行だけです。

グラフィックスカードを別に用意せず組み始めるなら AMD Ryzen 5 8600G です。AMD Radeon 760M(グラフィックスコア8基)を内蔵し、同梱クーラーも付属します。

そのうえで、手持ちのAM4マザーボードをそのまま使うならAMD Ryzen 5 5600が表で唯一の対応モデルです。

価格は変動するため本記事では具体的な金額を扱いません。各モデルの販売ページで確認してください。

この記事の数値はすべてメーカー公式の製品仕様に基づいており、GGplay編集部が候補10モデルを1件ずつ確認して作成しました。編集方針は運営者情報のページで公開しています。

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