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ロジクールのゲーミング製品は、公式が公表している値で候補を絞れます。見るのは①設定ソフトウェア「G HUB」が自分のPCのOSで動くか ②接続方式(LIGHTSPEEDワイヤレス/Bluetooth/有線)をどれにするか ③設定を製品本体に保存できるかの3点で、マウス・キーボード・ヘッドセットのどれから見ても順番は同じです。
📖 目次(タップで開閉)
ロジクール公式が公表している項目と、公表していない項目

| 確認する項目 | ロジクール公式の公表内容 | 公表の有無 |
|---|---|---|
| 設定ソフトウェア(G HUB)の対応OS | Windows 10、Windows 11 | 公表あり |
| 旧Windowsを使う場合 | Windows 10 1803(OSビルド17134)以下はG HUB 2023.1を入れる | 公表あり |
| 接続方式の選択肢 | LIGHTSPEEDワイヤレス/Bluetooth/有線USB | 公表あり |
| LIGHTSPEEDを使えるカテゴリ | ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセット | 公表あり |
| 設定の本体保存 | G HUBでの変更を製品本体に書き込むオンボードメモリモードがある | 公表あり |
| macOSの対応バージョン | 「最近のバージョンのWindowsとmacOSに対応」までの公表。個別バージョンの一覧は当該ページに公式の公表なし/現行版はmacOS Venturaがサポート対象外 | 一部のみ公表 |
| 通信速度の数値 | LIGHTSPEEDの技術紹介ページに数値の公表なし。数値は機種別の技術仕様に掲載(G304の公式技術仕様はレポートレート1ms) | 一部のみ公表(機種別) |
| 保存できるプロファイル数 | 機種ごとに異なる(G502 Xはプライマリ=ゲーミング/セカンダリ=生産性の2つ) | 一部のみ公表(機種別) |
| 家庭用ゲーム機への対応 | 製品ごとに異なり、ブランド横断の公式の公表なし。各製品の公式仕様で確認する | 公表なし |
上の5行は公式が値を出している項目、下の4行は値が機種別か、公式の公表がない項目です。表を上下で分けているのはこの1点で、同じ「公式情報」でも扱い方が変わります。
このうち対応OS・接続方式・本体保存の3項目は、1つでも自分の環境と合わないとカテゴリを問わず候補が入れ替わります。マウスを見ていたつもりが、キーボードでもヘッドセットでも同じ理由で外れる、という形で効いてくる項目です。だからこそ機種名を並べる前に、この3項目を先に通します。
下の4行は、候補の機種を決めたあとに、その機種の公式仕様を1件ずつ開いて確認する項目です。ブランド全体の値として読むと、機種ごとの差を丸ごと見落とします。通信速度の数値も、保存できるプロファイル数も、ブランド共通の数字は公表されていません。家庭用ゲーム機への対応にいたっては、横断の公表そのものがない領域です。
以降の3つの見出しで、上の3項目を1つずつ確認していきます。
公式サポートのG HUBページに載っている対応OSと、載っていないmacOSのバージョン

ロジクールGの設定ソフトウェア「G HUB」は、公式が配布するデスクトップアプリです。マウスのDPI、ボタンの割り当て、キーボードやヘッドセットのライティングを1つの画面から扱います。ロジクールのゲーミング製品を選ぶとき、このアプリが自分のPCで動くかどうかが最初の分岐点になります。
G HUBはWindows 10とWindows 11に対応します(出典:ロジクール公式サポートのG HUBページ)。Windows 10 1803(OSビルド17134)以下の環境については、現行版ではなくG HUB 2023.1を入れる案内が公式に用意されています。古いWindowsをそのまま使い続けるなら、公式サポートページで現行版のインストーラーを取らず、この旧バージョンを選びます。旧環境を使っている人は、先に自分のWindowsのビルド番号を控えてから公式サポートページを開くと、確認が1回で済みます。
macOSは「最近のバージョンのWindowsとmacOSに対応」までの公表で、対応バージョンの一覧は当該ページに公式の公表がありません。現行版ではmacOS Venturaがサポート対象から外れています。Macで使う予定なら、購入前に自分のmacOSのバージョンで公式サポートの対応表を確認します。ここを飛ばすと、製品は届いたのに設定画面が開けないという止まり方をします。Windows環境なら現行のWindows 10とWindows 11がそのまま対象なので、この項目で候補が外れる場面は多くありません。判断が要るのはMacと、サポートの切れた古いWindowsの2つです。
G HUBが対応機種として扱う製品の一覧は、公式サポートのG HUBページにあるデバイス一覧で確認します。カテゴリ単位ではなく製品単位で載っているため、候補が決まっている段階なら、その製品名で一覧を引くのが早い手順です。候補を2〜3機種に絞ってから一覧を引けば、確認は1回で終わります。
向かない条件もはっきりしています。G HUBの対応から外れた古いWindows・古いmacOSを使い続ける環境では、ボタンの割り当てやライティングの設定機能を前提にした選び方は向きません。この場合は設定機能を軸にせず、本体に設定を残す方法を先に見ます。後述のオンボードメモリの見出しから読み進めてください。
LIGHTSPEEDの技術ページに数値はなく、機種別の技術仕様に数値がある
接続方式は、無線(ワイヤレス)と有線の使い分けから決めます。LIGHTSPEEDはロジクールGの無線技術で、ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセットの3カテゴリで採用されています(出典:ロジクールG公式のLIGHTSPEED技術ページ)。カテゴリをまたいで同じ技術名が出てくるため、無線で揃えたい人はこの名前を基準に候補を並べられます。
ただし、LIGHTSPEEDの技術紹介ページに速度の数値の公表はありません。低遅延という説明までで、msやHzの数字はそこに載っていません。数値で比べたいなら、機種別の技術仕様ページを開きます。ブランドの技術ページと機種の仕様ページで、載っている情報の粒度が違うためです。同じことはカテゴリをまたいでも起きます。キーボードやヘッドセットでLIGHTSPEEDを選ぶときも、遅延やレポートレートの数値は技術紹介ページではなく、その機種の技術仕様ページに載っています。ブランド名で比較を終わらせず、機種名で仕様ページを開き直すのが確認の形です。
実例を1つ出します。G304 LIGHTSPEEDの公式技術仕様は、レポートレート1ms(公式仕様の下限表記)、センサーはHERO、DPIは200〜12,000、通信はLogitech G 2.4GHzワイヤレス(ナノレシーバー)です(出典:ロジクール公式サポートのG304技術仕様)。電源まわりも同じページに載っています。G304は単3形の乾電池1本で動作し、重さ(重量)は電池込み99g/電池なし75gです。バッテリー持続はパフォーマンスモードで250時間、エンデュランスモードで約9か月(いずれも公式の上限表記)です。
この数値はG304の公式技術仕様であって、ロジクールの無線製品全体の値ではありません。他の機種は電源の方式もセンサーも数値も別になるため、候補が変わったら仕様ページを開き直します。なお1msという表記は下限を示す値、200〜12,000のDPIは設定できる幅を示す値で、同じ仕様表に並んでいても性質が違います。数字が大きいほうを選ぶのではなく、自分が動かす設定かどうかで見ます。
Bluetoothは、受信機を挿さずにPCやタブレットとつなぎたい場合の選択肢です。有線USBは、電池の交換や充電の管理をしたくない場合の選択肢になります。無線と有線の使い分けは、この2点をどこまで許容するかで決まります。G304は乾電池での運用ですが、電源の方式は機種ごとに違います。無線を選ぶなら、その機種の公式仕様で電源の方式まで確認します。
向かない条件は受信機まわりです。LIGHTSPEEDは受信機を挿すUSBポートが要るため、ポートに余裕がない構成や、ドックのポート種別が合わない環境には向きません。受信機の端子種別は機種ごとに違うので、変換アダプタで済ませる前に各製品の公式仕様で確認します。
オンボードメモリモードで本体に残せる設定と、残せないマクロ
オンボードメモリモードを使うと、G HUBで行った設定(ボタンの割り当てなど)の変更が製品本体に書き込まれます(出典:ロジクール公式サポートのオンボードメモリ設定ページ)。アプリを常時立ち上げない運用や、共用PC・大会用PCに持ち込む使い方で効きます。ネットカフェや大会会場のように、自分のソフトウェアを入れられないPCでも設定が生きるのが利点です。持ち込む機材が製品本体で完結するため、当日にアプリを入れ直す手間が要りません。
使い方は、G HUBを公式サポートページからダウンロードして入れる→G HUBで設定したいデバイスを選ぶ→オンボードメモリモードに切り替えて本体へ保存する、の順です。設定を本体に保存してしまえば、以降はそのPCにアプリを入れ直す必要がありません。切り替えの操作はG HUB側で行うので、最初の1回はソフトウェアを入れられるPCが要ります。設定を詰め終わってから本体へ書き込む、という順番になります。
制約も先に把握しておきます。オンボードメモリモードでは一部のマクロが動作しません(出典:ロジクール公式サポート)。保存できるプロファイル数も機種ごとに異なり、G502 Xはプライマリ(ゲーミング)とセカンダリ(生産性)の2つです。何個保存できるかはブランド共通の値ではないため、候補機種の公式仕様で1件ずつ確認します。マクロを本体に持たせる前提で機種を決めると、公開されている制約に後から当たります。G502 Xの2つという値をブランド共通の目安として流用すると、候補を変えた時点で数が合わなくなります。
向かない条件は運用の形で決まります。長いマクロを軸に組み立てたい人には、オンボードメモリで完結させる運用は向きません。ゲームごとにプロファイルを細かく切り替えたい場合も、保存数の上限のほうが先に来ます。この2つに当てはまるなら、アプリを常駐させる前提で機種を選ぶほうが素直です。PCを持ち歩かない使い方であれば、常駐させる運用で不足はありません。
まとめ|公表値をこの順で開いて1つずつ潰す

Macで使うなら、まず自分のmacOSのバージョンで公式サポートの対応表を確認します。ここが通らないと機種選びは進みません。Venturaのようにサポート対象から外れたバージョンを使っているなら、OSを上げるか、設定機能を前提にしない選び方へ切り替えるかの二択になります。対応表で通れば、そのまま接続方式の判断に進めます。
設定ソフトウェアを常駐させずに使いたいなら、候補機種のオンボードメモリの保存数とマクロの扱いを先に確認します。この2つが自分の運用に足りていれば、アプリを開かない日でも設定は本体に残ります。保存数が足りない機種は、この時点で候補から外れます。
受信機を挿すポートに余裕があり、設定機能も使える環境なら、接続方式(LIGHTSPEEDワイヤレス/Bluetooth/有線)を決めてから機種別の技術仕様を開きます。ブランドの技術ページではなく機種の仕様ページに数値がある、という順番を守れば、比較する項目がぶれません。機種別の技術仕様まで開けば、比べる数値はそこで揃います。
執筆・調査はGGplay編集部が担当しています。調査の方針は運営者情報(https://ggplay.jp/about-ggplay/ )に掲載しています。
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