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ノートパソコンが入るリュックは、製品名を見比べても決まりません。決め手は、パソコンがどの空間に、どういう形で収まるかという収納方式です。
この記事はいちばん先に7タイプの比較表を置きます。以降の見出しは、その表を読み解く作業だけに使います。読み終えたときに、手元のパソコンの数値と、進むべき方式が1つ残るようにしました。
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ノートパソコン用リュックの収納方式7タイプ比較表

上から「ノートパソコンが独立した空間に収まるか」の順に並べました。器の選定は①パソコンが専用の空間に入るか、②底や側面に直接当たらないか、③出し入れの頻度に耐えるか、の順で決まるため、この優先順位をそのまま行の並びにしています。
| 収納方式 | ノートパソコンの入り方 | 対応サイズ表記の見方 | 出し入れのしやすさ | 底あたり・圧迫への備え | 雨の日の考え方 | 向いている持ち歩き方 | 向かない条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ① 背面独立PCルーム型 | 背中側の独立した部屋にパソコンだけを入れる | 「◯インチまで」は収納部の内寸の目安。対角の数値ではない | 背面を開くため、一度下ろす動作が要る | 独立室が底まで届く形なら底あたりを受ける。底上げの有無を確認 | 背中側は雨に当たりにくい面。表地の表記で判断 | 毎日の通勤・通学でパソコンを頻繁に出し入れする | 下ろす場所が確保しにくい移動が続く人 |
| ② メイン気室内スリーブ型 | メイン収納の中の仕切り布に差し込む | 表記はスリーブの幅を指し、厚みの余裕は書かれないことが多い | メインを大きく開けるため、中身が人目に触れる | スリーブが底まで届く形だと底あたりが直接来る | 開口部の向きと雨蓋の有無で決まる | 荷物が少ない日が中心で、開閉回数も少ない | 1日に何度も出し入れする人、荷物を詰め込む日が多い人 |
| ③ 底上げ(吊り下げ)PCポケット型 | パソコンの部屋の底が、本体の底から浮いている | 吊り下げ分だけ内寸の縦が短く読める。厚みを優先して見る | 上から落とし込む形が多く、片手では入れにくい | 床からの距離があり、置いた瞬間の衝撃を受けにくい構造 | 底が浮くため、地面の濡れが伝わりにくい | 大きめで重いパソコンを運ぶ、床に置く機会が多い | 薄く小さいパソコンだと吊り下げ部で遊びが出て動く |
| ④ 前面クイックアクセス型 | お腹側の独立ポケットに入れる | 前面は膨らみが出るため、対応表記より厚みの制限が効く | 前に回してすぐ開ける。改札や保安検査で速い | 前面ポケットは底まで届く設計が多い。底上げの明記を確認 | 雨が当たりやすい面。止水ファスナーやカバーの有無を見る | 空港や取引先で出し入れが続く移動 | 混雑した車内で前に抱える人(前面が押し潰されやすい) |
| ⑤ キャリーオン(ハンドル通し)対応型 | パソコンは背面側か内部、背面にハンドルを通すベルトが付く | 対応インチとは別に、ハンドル通しの幅が書かれることがある | キャリーに載せたままでは開けにくく、下ろして開く | 背面が板状に硬い設計だと、詰めても形が保たれやすい | 屋内移動が主体なら影響が小さい | 出張・遠征でスーツケースと併用する | キャリーを使わない日常用途(背面のベルトが余る) |
| ⑥ 別売スリーブ+一般リュック | スリーブに入れてから、普通のリュックに入れる | リュック側に表記が無いため、スリーブの内寸だけで判断する | リュックを開けてスリーブを出す2動作になる | 備えはスリーブの厚みだけ。リュックの底には何も無い | リュックの表地と、スリーブが水を吸う素材かの2段で見る | すでに気に入ったリュックを使い続けたい | 出し入れ回数が多い人、荷物量に余裕が無い人 |
| ⑦ ロールトップ・止水ファスナーなど防水寄り型 | 上部を巻いて留める。パソコンは内部スリーブか背面側 | 巻く回数で高さが変わり、表記と実際の容量が結び付きにくい | 巻きを解く手間があり、雨の中では開けにくい | 生地に張りがあるが、底上げの有無は別に確認する | 撥水・耐水・防水の表記差と、縫い目やファスナーの処理を分けて見る | 自転車通勤など屋外の移動が長い | 1日に何度も開閉する人、完全に濡れないことを期待する人 |
表の見どころは3つあります。1つ目は、①③⑤のように背中側や底側に構造を持つ方式ほど、開けるまでの動作が増えることです。守りを厚くすると、その分だけ手数が増えます。
2つ目は、対応サイズ表記の読み方が方式ごとに違う点です。②はスリーブの幅、④は厚みの制限、⑦は巻く回数と、同じ「◯インチ対応」でも効いてくる寸法が別物になります。
3つ目は、いちばん右の列に空欄が無いことです。どの方式にも外れる条件があり、全方位で良い方式は表の中に存在しません。ここから先は、この8列を1つずつ読み解いていきます。
リュックを決める前に確定させる3つの数値

表1で方式の違いが見えたら、次は自分側の数値を固めます。リュックの対応表記は、手元のパソコンの寸法が決まっていないと読めないためです。
確定させるのは、パソコン本体の3つの数値と、リュック側の2つの上限です。下の表2を上から埋めると、店頭やネットで見る「◯インチ対応」の意味が変わります。
| 確認する数値 | どこで確認するか | 目安の考え方 | 数値を外したときに起きること | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| ① 画面サイズ表記(インチ) | 手持ちパソコンの商品ページ | 画面の対角の長さ。これだけでは収納の可否が決まらない | 「対応」と書かれた製品なのに、厚みで入らない | 手持ちの商品ページ |
| ② 本体の縦・横・厚み(mm) | 商品ページの寸法欄、または定規で実測 | 閉じた状態でいちばん厚い位置を測る | スリーブには差さるが、ファスナーが閉まらない | 手持ちの商品ページ・実測 |
| ③ 本体の重量(kg) | 商品ページの重量欄、または家の量りで実測 | 下の表3では1.39kg〜2.3kgの幅に収まった | 肩ベルトの幅やクッションが荷重に合わない | 手持ちの商品ページ・実測 |
| ④ リュックの外寸(3辺合計) | リュックの商品ページ、詰めた状態で実測 | 国内線・座席数100席以上の機材は3辺合計115cm以内、かつ55×40×25cm以内 | 搭乗口で預け入れになり、手元から離れる | ANA公式・JAL公式の国内線手荷物ルール |
| ⑤ 持ち込み時の合計重量 | 荷物を入れた状態で量る | 機内持ち込み手荷物と身の回り品の合計10kg以内 | 超過分を預け入れに回すことになる | ANA公式の国内線手荷物ルール |
対応インチ表記だけで買わない|縦・横・厚みをmmで測る
インチは画面の対角の長さです。画面のふちの幅も、閉じたときの厚みも、この数値には入っていません。同じ15.6インチでも、筐体の外寸はモデルごとに変わります。
測る場所は3つです。縦と横は本体の外周どうしで、厚みは閉じた状態でいちばん厚い位置を測ります。ゴム足やヒンジの出っ張りも含めてください。
リュック側の「◯インチまで」は、収納部の内寸の目安として書かれた表記です。幅に余裕があっても厚みで止まる組み合わせがあるため、mmの数値どうしで照合するのが確実です。
測るときのメモ
・縦・横・厚みの3点を、閉じた状態でmm単位で書き出す
・厚みは天板中央ではなく、いちばん厚い位置で測る
・保護ケースやスリーブを併用する予定なら、その厚みを足してから照合する
機内に持ち込むなら外寸は3辺合計115cm・合計10kgが上限
遠征や出張でパソコンを手元から離したくないなら、リュックの外寸は機内持ち込みの上限から逆算します。国内線では、座席数100席以上の機材で3辺の合計115cm以内、かつ55×40×25cm以内が上限です(出典:ANA公式・JAL公式の国内線手荷物ルール)。
座席数100席未満の機材では、3辺の合計100cm以内、かつ45×35×20cm以内に下がります。小型機が入る路線を使うなら、こちらの数値で考えたほうが安全です。
重さは、機内持ち込み手荷物と身の回り品を合わせて10kg以内です。身の回り品は40×30×20cm以内という基準が、2026年7月1日搭乗分より明確化されています(出典:ANA公式)。
注意したいのは、リュックは詰めると膨らむことです。空の状態の寸法ではなく、荷物を入れた状態の厚みで測ってください。前面ポケットに物を詰めた分は、そのまま3辺合計に乗ります。
何リットル必要かは「入れる物を先に決めてから」逆算する
容量に正解のリットル数はありません。同じ20Lでも、マチの取り方と仕切りの数で入る物が変わるためです。数字から入ると、届いてから合わなかったという結果になりやすくなります。
順番を逆にします。持ち歩く物を先に並べ、それが全部入る容量を選ぶ、という手順です。
step
1パソコン本体と電源アダプターを並べる
step
2マウス・ケーブル類・外付けストレージなど、毎回持つ小物を足す
step
3書類やノート、飲み物、折りたたみ傘など、日によって増える物を足す
step
4並べた物をまとめて量り、表2の⑤(合計10kg以内)と照らす
この4手順を踏むと、必要なのは容量ではなく仕切りだった、という結論になる場合もあります。リットル数はその後で選べば足ります。
ノートパソコン側の画面サイズと重量の内訳|商品ページ13件を数えました

「ノートパソコンは2kg前後」という言い方をよく見かけますが、根拠が示されないまま使われがちな数字です。そこで、当編集部で確認したノートパソコンの商品ページ17件のうち、画面サイズが書かれていた13件を1件ずつ数えました。
同じシリーズの色違い・構成違いも、別々の商品ページとして1件と数えています。残り4件は商品ページに仕様の記載がないため、この集計には含めていません。
| 画面サイズ表記 | 該当した商品ページ数 | 重量の数値が入っていた件数 | 入っていた重量 | リュック選びで見る点 |
|---|---|---|---|---|
| 14インチ帯(14/14.0) | 6件 | 6件 | 1.39kg〜1.5kg(うち4件が1.46kg) | 薄い分、スリーブ内で動きやすい |
| 15.3インチ | 1件 | 1件 | 1.59kg | 15.6インチ対応の表記で足りるか内寸で確認 |
| 15.6インチ | 4件 | 1件 | 2.3kg(残り3件は記載なし) | 底上げ構造の有無を先に見る |
| 16.1インチ | 1件 | 0件 | 記載なし | 17インチ対応をうたう表記側で探す |
| 17.3インチ | 1件 | 0件 | 記載なし | 対応表記の上限側。実寸mmで照合する |
| 合計 | 13件 | 8件 | 1.39kg〜2.3kg | — |
表の「記載なし」は、その商品ページで重量の数値を確認できなかったという意味です。軽い・重いのどちらも意味しません。
14インチ帯と15.6インチ帯では背負う重さが変わる
14インチ帯の6件は、6件とも重量の数値が入っていて、1.39kgから1.5kgの範囲に収まりました。そのうち4件は1.46kgで同じ値です。
一方、15.6インチ帯で数値が入っていた1件は2.3kgでした。1.39kgの行と2.3kgの行が、同じ表の中に並んでいることになります。
この差は、肩ベルトの幅やクッションの厚み、背面パッドの構造を見る理由になります。重い荷物を細いベルトで支える形は、肩や背中の負担になりやすい要素です。荷重を面で受ける構造かどうかを、製品ページの写真と説明で確認してください。
電源アダプターや周辺機器を足せば、背負う総重量はさらに増えます。表2の⑤で合計を量っておくと、この段階の判断が具体的になります。
16.1インチ・17.3インチは対応表記の上限側になる
16.1インチと17.3インチは、それぞれ1件ずつでした。この2件は、いずれも商品ページに重量の数値が入っていません。
大きい側の画面サイズは、リュックの対応表記でも上限に近い位置に来ます。16インチ台のパソコンなら、16インチ対応と書かれた製品だけを見るのではなく、17インチ対応をうたう表記側まで候補に入れると内寸の余裕が確保しやすくなります。
重量が分からない2件については、推測で数字を当てはめず、家の量りで実機を量ってください。そこで出た数値が、肩ベルトと背面構造を選ぶ根拠になります。
表の読み解き①|方式ごとの「向かない条件」から先に見る

比較表を読むときは、左から順に長所をたどるより、いちばん右の列から見たほうが早く絞れます。ここでは、フローチャートで枝分かれしなかった4つの方式から先に片付けます。
③底上げ(吊り下げ)PCポケット型は、床置きの衝撃に強い代わりに、薄く小さいパソコンだと吊り下げ部に遊びが出て中で動きます。リュック自体も厚く重くなりやすく、14インチ帯で1.39kgのような組み合わせでは、守りが過剰になります。
④前面クイックアクセス型は、混雑した車内でリュックを前に抱える人には向きません。前面ポケットが体と人の間で押し潰される位置に来るためです。荷重が背中から離れる分、重心も前に出ます。
⑤キャリーオン対応型は、スーツケースを使わない日常用途だと背面のベルトが余ります。背面を硬く保つ設計が多く、畳んで収納したい人にも合いません。
⑦防水寄り型は、1日に何度も開閉する人には手間が増えます。巻き口を解いて、また巻き直す動作が毎回発生するためです。生地の表記が撥水・耐水・防水のどれであっても、縫い目や開口部からの浸入は別の話になります。
背面独立PCルーム型が向かない条件
①は、パソコン専用の部屋が背中側に独立しているため、守りと出し入れの両立がしやすい方式です。ただし開けるときは背面を手前に向ける必要があり、リュックを一度どこかに下ろす動作が入ります。
立ったまま、置き場所も確保できない移動が続く人には、この動作が効いてきます。空港の保安検査や取引先の受付のように、その場でさっと出したい場面が多いなら、④の前面アクセスを重ねて検討してください。
もう1点、独立室が本体の底まで届いている設計だと、置いた瞬間の衝撃が下端に届きます。底上げ構造を明記している製品かどうかは、方式の名前ではなく個別の製品ページで確認する項目です。
メイン気室内スリーブ型が合わない持ち歩き方
②はメイン収納の中の仕切り布に差し込む形で、構造が単純な分だけリュックの総重量を抑えやすい方式です。弱点は、パソコンを出すたびにメイン収納を大きく開けることです。
1日に何度も出し入れする人は、その都度ほかの荷物が見える状態になります。カフェや教室で開く回数が多いなら、手数の少ない①や④のほうが実用的です。
もう1つ、荷物を詰め込んだ日にパソコンが他の物に押される点も外せません。スリーブは布1枚で仕切られているだけなので、周りの荷物の形がそのまま伝わります。詰める量が日によって大きく変わる使い方には向きません。
別売スリーブ+一般リュックの組み合わせで無理が出るとき
⑥は、すでに気に入ったリュックがある人にとって現実的な選択肢です。パソコン側にだけ守りを足すので、リュックを買い替えずに済みます。
合わないのは、出し入れの回数が多い使い方です。リュックを開けてスリーブを出し、スリーブから本体を出す、という2動作が毎回必要になります。
もう1つは、荷物量に余裕が無い場合です。スリーブの厚みがそのまま容量を食うため、これまで入っていた物が入らなくなることがあります。底の備えもスリーブの厚みだけで、リュックの底側には何もありません。床に下ろす機会が多いなら、置き方のほうを変える必要があります。
表の読み解き②|リュックの中でノートパソコンが壊れる・曲がるのはどこか

比較表の「底あたり・圧迫への備え」列は、破損につながりやすい状況を減らすための列です。どこに力がかかるかを分けて考えると、確認する項目が絞れます。
床置きの一瞬に効く|底あたりへの備え
移動中よりも、床や机の脚元に下ろす一瞬のほうが、下端に力がかかります。リュックは自重と荷物の重さを合わせて落ちるため、底が硬い床に当たる形になります。
ここで効くのが、③のようにパソコンの部屋の底が本体の底から浮いている構造です。表1で③の「底あたり」列だけ書き方が違うのは、この一点のためです。
①②④は、収納部が底まで届く設計かどうかで条件が変わります。底上げの有無は方式名では決まらないので、個別の製品ページで確認してください。置くときにゆっくり下ろす習慣も、同じくらい効きます。
天板がたわむのは詰めすぎと背中側の圧力
「リュックの中でノートパソコンが曲がる」という不安は、2つの力に分けられます。1つは荷物を詰め込んだときに、周囲から天板を押す力です。
もう1つは、背負ったときに背中側から押される力です。背面のパッドが薄く、パソコンが背中の丸みに沿う位置にあると、面ではなく点で押される状況になります。
②のように布1枚で仕切る方式は、この2つの力が直接届きます。詰める量を一定に保つか、①のように独立した部屋がある方式に移すかで、状況は変わります。パソコンを入れた後にメイン収納を無理に閉めた日は、たわみにつながりやすい状態です。
撥水・耐水・防水は別物として読む
雨の日の判断で、表記の違いは重要です。撥水は水をはじく加工、耐水は生地が水を通しにくい性質、防水は水の侵入を防ぐ仕様を指し、3つは同じ意味ではありません。
加えて、生地が水を通さなくても、縫い目やファスナーの隙間からは入ります。⑦の防水寄り型が巻き口を採用しているのは、開口部を減らすためです。
製品ページにどの表記が書かれているかを確認し、「完全に濡れない」という期待は持たないでください。屋外の移動が長いなら、レインカバーの併用を前提に考えるほうが現実的です。規格値が公表されている製品なら、その数値も判断材料に加わります。
ノートパソコンの入れ方|毎日持ち歩くときの積み方

方式が決まっても、積み方が雑だと守りは働きません。ここは器の構造ではなく、手順の話です。
電源の状態を確かめてから入れる
ふたを閉じただけでスリープに入らず、動いたまま鞄に入る場面があります。動作中の本体は発熱し、密閉された空間では熱がこもりやすくなります。
入れる前に、画面が消えているか、電源ランプの挙動がスリープの状態かを確認してください。設定で「ふたを閉じたときの動作」を決めておくと、毎回の確認が短くなります。
長時間の移動やチェックインで手元から離すなら、シャットダウンまで済ませておくほうが確実です。
タブレットと2台を運ぶときの分け方
ノートパソコンとタブレットを一緒に運ぶなら、面を分けるのが基本です。同じスリーブに重ねて入れると、硬い角どうしが向かい合い、画面側に点で力がかかります。
①のように独立した部屋がある方式なら、パソコンをそこに入れ、タブレットは別のポケットに回します。②しか選択肢が無い場合は、タブレット側に薄いスリーブを足して、直接触れない状態を作ってください。
重い側を背中に近い位置、軽い側を外側に置くと、背負ったときの重心が安定します。2台とも入れた状態で表2の⑤を量り直すと、合計重量の実感がつかめます。
充電器・ケーブルはPCと同じ面に入れない
電源アダプターは、荷物の中でも硬くて角のある部類です。これがパソコンと同じ面で重なると、天板や底面に一点で当たります。
ケーブルも、束ねた結び目が硬い塊になります。小分けのポーチにまとめ、外側のポケットや底の別区画に置いてください。
マウスや外付けストレージも同じ考え方です。硬い物は硬い物どうしでまとめ、パソコンの面には何も重ねない、と決めておくと積み方が毎回同じになります。
使うシーン別の判断軸|通勤・通学・遠征で優先順位が変わる

同じ表を見ても、優先する列は使い方で変わります。ここでは4つの場面に分けて、表1のどの列から読むかを決めます。
ビジネスで使うなら|見た目より先に開閉のしやすさ
取引先や会議室では、座ってすぐ開ける形かどうかが効きます。表1でいえば「出し入れのしやすさ」の列が最優先です。
①は背面を手前に向ける動作が入るため、椅子に座ったまま出すなら④のほうが速く済みます。荷物を置ける机があるなら、①でも支障はありません。
色や素材は、その次です。外観の条件を先に固めると、開閉の手数が合わない製品を選んでしまう順番になります。
通学・カジュアル用途で見た目から選ぶときに外せない条件
見た目を優先すること自体は問題ありません。ただし、外せない条件が2つあります。
1つ目は、パソコンの厚みが入るかどうかです。小さめのリュックは「◯インチ対応」と書かれていても、厚みで止まる場合があります。表2の②で測ったmmで照合してください。
2つ目は、底の備えです。教室や部室で床に置く機会が多いなら、③の底上げ構造か、⑥のスリーブ併用のどちらかで下端を守る形にしておくと安心できます。おしゃれな見た目の一般リュックを使いたいなら、⑥が現実的な折り合いの付け方になります。
Web上では、大きめのノートがしっかり入るか、作りが頑丈か、荷物が多い日に容量が足りるか、そして見た目が好みかという4点で選んでいる声が見られます(※傾向の要約)。
遠征・出張なら外寸を先に決める
飛行機を使うなら、方式より先に外寸です。表2の④で挙げた3辺合計115cm以内、かつ55×40×25cm以内(座席数100席以上の機材)の枠に、詰めた状態で収まるかを確認してください。
枠に収まるなら、スーツケースのハンドルに通せる⑤が移動中の手を空けてくれます。空港内で何度も出す場面があるなら、④を組み合わせる考え方もあります。
屋外で待つ時間が長い行程なら、⑦の防水寄り型が候補に入ります。ただし巻き口の手間と、開閉回数のバランスは先に確認しておいてください。
背面長と肩ベルトの当たりは体格で変わる
レディース向け・メンズ向けという表記は、背面長(肩から腰までの距離)と肩ベルトの湾曲の設計を分けた目安です。性別そのものより、背面長と肩幅に合うかどうかで見てください。
同じ荷重でも、背面長が合わないと荷重が腰ではなく肩に集まる形になります。これは肩や首の負担になりやすい要素です。
表3で見たとおり、パソコン本体だけで1.39kgから2.3kgの幅があります。ここに電源アダプターや書類が乗るので、ベルトの幅・厚み・チェストストラップの有無は、体格に合わせて選ぶ項目になります。
ノートパソコンとリュックで、まだ残りやすい5つの疑問

普通のリュックにノートパソコンをそのまま入れてもいい?
入れること自体はできます。ただし、底あたりと周囲からの圧迫に対する備えが何もない状態です。
毎日持ち歩くなら、⑥のように別売スリーブを足して、パソコンの周囲に厚みを作ってください。床に下ろす機会が多い場合は、置き方をゆっくりにするだけでも状況が変わります。
ノートパソコン用のリュックは何リットルあれば足りる?
リットル数から決めないでください。持ち歩く物を先に並べ、それが全部入る容量を選ぶ順番が確実です。
同じ容量でも、マチの形と仕切りの数で入る物が変わります。表2の⑤で合計重量を量ってから容量を選ぶと、大きすぎる製品を避けられます。
16インチのノートパソコンは何インチ対応のリュックを選ぶ?
16インチ台は、リュックの対応表記でも上限に近い位置に来ます。16インチ対応の表記だけに絞らず、17インチ対応をうたう製品まで候補に入れてください。
そのうえで、表2の②で測った縦・横・厚みのmmと、収納部の内寸を照合します。対応表記は目安であって、可否を決めるのは実寸どうしの比較です。
リュックの中でノートパソコンが曲がることはある?
詰めすぎた荷物が天板を押す状況と、背中側から点で押される状況は、たわみにつながりやすい形です。どちらも力のかかり方の問題で、方式ごとに差が出ます。
布1枚で仕切る②は力が直接届きます。独立した部屋を持つ①や、底が浮いている③に移すか、詰める量を一定に保つかで、この状況は減らせます。
ノートパソコンとタブレットを1つのリュックに入れても大丈夫?
面を分ければ問題ありません。同じスリーブに重ねると、硬い角どうしが向かい合う状態になります。
独立した部屋がある①なら、パソコンを専用室に、タブレットを別のポケットに分けてください。分ける場所が無い場合は、タブレット側に薄いスリーブを足す方法があります。
まとめ|条件別にどの収納方式を選ぶか

ノートパソコンが入るリュックは、製品名ではなく収納方式で決まります。表1の8列と、表3で数えた重量の内訳が、そのまま判断材料です。
毎日持ち歩いて出し入れが多いなら背面独立PCルーム型です。パソコン専用の部屋が背中側に独立していて、メイン収納を開けずに出し入れできる方式です。
2kgを超える大きめのノートパソコンなら底上げ(吊り下げ)PCポケット型です。表3で2.3kgの行が該当し、床に下ろす一瞬の衝撃を受けにくい構造がここにあります。
すでに気に入ったリュックがあるなら別売スリーブ+一般リュックの組み合わせです。買い替えずにパソコン側へ厚みを足せる代わりに、出し入れが2動作になる点だけ受け入れてください。
迷いが残るなら、表1のいちばん右の列に戻ってください。自分が受け入れられない条件を1つ消すだけで、7タイプは数えられる数まで減ります。
本記事は、ノートパソコンの商品ページ17件のうち仕様が確認できた13件を1件ずつ数え、国内線手荷物ルールの公表値と突き合わせて作成しました。運営者情報は運営元ページに掲載しています。(GGplay編集部)
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