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「PS4でリアルサラウンドは出せるのか」「7.1chや5.1chはどう設定するのか」は、多くのユーザーがつまずくポイントです。結論から言うと、PS4のサラウンドは大きく2つの方法で実現できます。ひとつは光デジタル出力から対応アンプやホームシアターへ送る方法、もうひとつはUSB接続でヘッドセット側がバーチャルサラウンドを処理する方法です。逆に、USBに挿しただけのヘッドセットはPS4本体から2chしか受け取れないため、「サラウンド対応と書いてあるのに立体的に聞こえない」という失敗が起きます。
この記事では、PS4の音声出力の仕組みと設定手順を主役に、リアルサラウンドとバーチャルサラウンドの違い、サラウンドを実現する3つの接続方法、失敗しないための注意点までを順番に解説します。あわせて、PS4環境で立体音響を得やすいゲーミングヘッドセットも4つ紹介します。
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PS4でリアルサラウンドは出せる?結論と実現方法の早見表
まず結論です。PS4でサラウンド(立体音響)を鳴らすことはできます。ただし「サラウンド対応ヘッドセットを買ってUSBに挿せば自動で7.1chになる」わけではありません。PS4からサラウンド信号を取り出す方法は、大きく分けて次の3つです。それぞれ手軽さと費用が異なるため、まずは自分の環境に合う方法を早見表で確認してください。
手軽さ×費用で選ぶ|3つの実現方法の早見表
実現方法は「どこでサラウンド処理をするか」で変わります。本格的な立体音響を求めるなら光デジタル+アンプ、手軽さ重視ならUSBワイヤレスの内蔵デコード型ヘッドセットが現実的な選択肢です。
| 実現方法 | サラウンドの種類 | 手軽さ | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 光デジタル出力+AVアンプ/ホームシアター | リアルサラウンド(スピーカー実配置) | やや手間 | 高め | スピーカーで映画・ゲームを楽しみたい人 |
| USB接続の内蔵デコード型ヘッドセット | バーチャルサラウンド(擬似立体) | 手軽 | 中程度 | ヘッドセットで手軽に足音の方向を掴みたい人 |
| HDMI接続のサウンドバー・AVアンプ | 環境により変動 | 環境次第 | 中〜高め | すでにサウンドバーやアンプを持っている人 |
PS4のサラウンドで大切なのは、「サラウンドを誰が処理するのか」を理解することです。次章から、そもそものサラウンドの種類と、具体的な設定手順を掘り下げます。
リアルサラウンドとバーチャルサラウンドの違い
「サラウンド」とひとくちに言っても、実は2つのタイプがあります。この違いを知らないまま機器を選ぶと、期待した音にならないことがあります。ゲーミングヘッドセットの多くはバーチャルサラウンド方式である点を、まず押さえておきましょう。
リアルサラウンド=スピーカーを実際に増やす方式
リアルサラウンドは、前後左右にスピーカーを物理的に配置し、それぞれのチャンネルから音を鳴らして立体感を作る方式です。5.1chなら前方3つ+後方2つ+低音1つ、7.1chならさらに側方2つを加えます。音の方向が実際のスピーカー位置から届くため、包み込まれるような臨場感が得られます。ホームシアターやAVアンプ+スピーカーで組む環境が代表例です。
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バーチャルサラウンド=2chで擬似的に立体化する方式
バーチャルサラウンドは、左右2つのスピーカー(ヘッドホンの左右ユニット)だけを使い、信号処理で「音が特定の方向から聞こえるように感じさせる」方式です。物理的なスピーカーを増やさずに立体感を再現できるため、ヘッドセットで手軽にサラウンド体験を得たい場合はこちらが主流です。ゲーミングヘッドセットが「7.1chサラウンド対応」とうたう場合、その多くはこのバーチャル処理を指します。ヘッドセット内蔵のデコード機能やソフトウェアで擬似立体化する仕組みだと理解しておくと、機器選びで迷いにくくなります。
PS4で7.1ch/5.1chサラウンドを出す設定手順
PS4本体からサラウンド信号を正しく出すには、音声出力設定の見直しが必要です。特に光デジタルやHDMIでアンプに送る場合は、出力フォーマットを「ビットストリーム」に切り替えることが要点になります。手順を順番に確認しましょう。
音声出力設定を「ビットストリーム(Dolby)」にする手順
PS4本体の音声出力設定は、次の流れで確認・変更します。接続方法によって選ぶ出力端子が変わる点に注意してください。
1設定メニューを開く
PS4のホーム画面から「設定」を開き、「サウンドとスクリーン」を選びます。
2音声出力設定に進む
「サウンドとスクリーン」内の「音声出力設定」を開きます。ここで出力端子(HDMI/光デジタル)を選択します。
3出力端子を選ぶ
アンプやホームシアターへ光デジタルで送るなら光デジタル端子、HDMIでアンプ・サウンドバーへ送るならHDMIを選びます。ヘッドセットをコントローラーやUSBに挿すだけの場合はこの経路を通りません。
4ビットストリームに設定する
主に出力するフォーマットで「ビットストリーム(Dolby)」やDTSを選ぶと、対応アンプ側で5.1ch/7.1chのデコードが可能になります。接続機器が対応するフォーマットに合わせて選択してください。
この設定は、アンプやホームシアター側がサラウンドをデコードする前提のものです。ヘッドセット単体でサラウンドを処理するタイプでは、後述のように接続方法そのものが変わります。
光デジタル出力端子の有無を確認する(本体モデルで違う)
ここで重要な注意点があります。PS4本体の光デジタル出力端子は、後期モデルで廃止された経緯があります。初期〜中期モデルには背面に光デジタル端子がありましたが、その後の薄型モデルでは非搭載になったケースがあります。そのため「すべてのPS4に光デジタル端子がある」とは限りません。
まずは自分のPS4本体の背面端子を実際に確認し、光デジタル端子があるかどうかをチェックしてください。端子がないモデルでは、光デジタルを前提としたリアルサラウンド環境は組みにくくなります。その場合はHDMI経由のアンプや、後述するUSB内蔵デコード型ヘッドセットが現実的な選択肢になります。
PS4のサラウンドを実現する3つの接続方法
設定の全体像がつかめたら、次は具体的な接続方法です。PS4でサラウンドを出す方法は、「どこでサラウンド処理をするか」で3つに整理できます。自分の持っている機材や予算に合わせて選びましょう。
光デジタル出力+AVアンプ/ホームシアターで鳴らす
もっとも本格的なリアルサラウンド環境がこの方法です。PS4の光デジタル出力から、5.1ch/7.1ch対応のAVアンプやホームシアターシステムへ信号を送り、スピーカーで立体音響を鳴らします。物理的にスピーカーを配置するため、包囲感のある本物のサラウンドを体験できます。前提として、本体に光デジタル端子があること、対応アンプとスピーカー一式を用意することが必要で、費用と設置スペースは大きめになります。
USB接続でヘッドセット側がバーチャルサラウンドを処理する
もっとも手軽なのがこの方法です。USBワイヤレスやUSBドングルで接続するゲーミングヘッドセットには、ヘッドセット自身がバーチャルサラウンドを処理して立体感を作るタイプがあります。PS4本体からはステレオ音声を受け取り、ヘッドセットやソフトウェア側で擬似的に方向感を付ける仕組みです。スピーカーの設置が不要で、深夜でも周囲を気にせず使えるため、ゲーミングヘッドセットでのサラウンドは現在の主流と言えます。記事後半で対応ヘッドセットを紹介します。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングヘッドホンおすすめ5選|接続方式と音質で選ぶ
HDMI接続のサウンドバー・アンプを使う場合の注意
すでにサウンドバーやAVアンプを持っている場合は、HDMI経由でサラウンドを鳴らす方法もあります。ただしこの方法は、テレビやアンプがサラウンド信号のパススルーに対応しているかで結果が変わります。テレビを経由すると2chにダウンミックスされてしまう構成もあるため、PS4→アンプ→テレビの順で接続する、あるいはeARC対応を確認するなど、機器同士の相性を事前に把握しておくことが大切です。
PS4のサラウンドで失敗しないための注意点
「サラウンド対応と書いてあるのに立体的に聞こえない」という失敗は、PS4の出力仕様を知らないことが原因で起こりがちです。ここでは、後悔しやすいポイントを2つ正直に解説します。
USB接続だとPS4本体からは2chしか出ない理由
もっとも多い誤解がこれです。PS4本体がUSB接続の機器へ送るサラウンド音声は、基本的に2chまでとされます。つまり、USBに挿しただけのヘッドセットは、PS4本体から5.1chや7.1chの信号を丸ごと受け取っているわけではありません。
それでもゲーミングヘッドセットで立体的に聞こえるのは、ヘッドセットやそのソフトウェアが2ch音声をもとにバーチャルサラウンドを作り出しているからです。逆に言うと、内蔵デコードやソフト処理の機能がないヘッドセットをUSBに挿しても、期待した立体感は得られません。「サラウンド対応」の表記が、本体からの物理的な多チャンネル出力を意味しているのか、ヘッドセット側の擬似処理を意味しているのかを見極めることが、失敗を避けるカギです。
「サラウンド対応」表記でも本体設定が必要な場合がある
もうひとつの落とし穴が、本体側の音声出力設定の見落としです。光デジタルやHDMIでアンプに送る構成では、前述の「ビットストリーム」設定が正しくないと、アンプ側がサラウンドをデコードできず2chのままになることがあります。
「サラウンド対応機器を繋いだのに立体的にならない」ときは、まずPS4の音声出力設定と、接続機器の対応フォーマットを見直すのが近道です。機器を買い替える前に、設定と接続経路をひとつずつ確認してみてください。
PS4のサラウンドに対応するゲーミングヘッドセット4選
ここからは、PS4環境で立体音響を得やすいゲーミングヘッドセットを4つ紹介します。いずれもUSBワイヤレスや内蔵デコード/自前のサラウンド処理に強いモデルで、PS4に挿すだけで手軽にバーチャルサラウンドを楽しみやすいタイプです。価格は変動するため、最新価格・在庫は各ストアのリンクからご確認ください。なお本体からの物理的な多チャンネル出力は仕様上2chまでとされるため、立体化はヘッドセット側の処理による点はご了承ください。
第1位:Logicool G733 LIGHTSPEED(ロジクール)
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低遅延のLIGHTSPEEDワイヤレスに対応した定番ゲーミングヘッドセットです。専用ソフトによる7.1chバーチャルサラウンド処理に対応するとされ、PS4でも手軽に方向感のある音を楽しみやすいモデルです。軽量寄りの設計とカラフルなデザインで、長時間のプレイでも扱いやすいと評判です。
主要スペック
| 接続 | USBワイヤレス(LIGHTSPEED) |
| サラウンド | 7.1chバーチャル対応とされる |
| タイプ | オーバーイヤー |
Web上では「ワイヤレスで取り回しがよく、足音の方向が掴みやすい」といった声が見られます(傾向の要約)。
第2位:SONY INZONE H5(WH-G500)(ソニー)
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ソニーのゲーミングブランドINZONEのワイヤレスヘッドセットです。立体音響を意識した音づくりが特徴とされ、USBワイヤレス接続でPS4でも扱いやすいモデルです。ブランドの音響ノウハウを背景に、定位感や聞き取りやすさで評価される傾向があります。
主要スペック
| 接続 | USBワイヤレス |
| サラウンド | 立体音響対応とされる |
| タイプ | オーバーイヤー |
Web上では「音の定位が分かりやすく、装着感も良い」といった声が見られます(傾向の要約)。
第3位:Razer Barracuda X(レイザー)
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USBワイヤレスドングルで幅広い機器に接続できるマルチ接続対応モデルです。PS4・PC・スマホなど複数の環境を1台で使い回しやすい点が魅力とされ、軽量な装着感でも評価される傾向があります。手軽にワイヤレス環境を整えたい人に向いています。
主要スペック
| 接続 | USBワイヤレス(ドングル) |
| 特徴 | マルチ接続対応 |
| タイプ | オーバーイヤー |
Web上では「軽くて複数機器で使いやすい」といった声が見られます(傾向の要約)。
第4位:SteelSeries Arctis Nova 3PW(スティールシリーズ)
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Arctisシリーズのミドルクラスに位置づけられるワイヤレスヘッドセットです。装着感とバランスの取れた音づくりで人気があり、USBワイヤレスでPS4でも扱いやすいモデルとされます。ゲーム用途の定位感を重視するユーザーから選ばれる傾向があります。
主要スペック
| 接続 | USBワイヤレス |
| クラス | ミドル |
| タイプ | オーバーイヤー |
Web上では「装着感が良く長時間でも疲れにくい」といった声が見られます(傾向の要約)。
PS4のサラウンドに対応するヘッドセットの人気おすすめ比較表まとめ
紹介した4モデルを、接続方法とサラウンドの特徴で比較しました。手軽さ重視ならUSBワイヤレスの内蔵処理型から選ぶと失敗しにくいです。
| 製品名/ブランド | 接続 | サラウンドの特徴 | タイプ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| Logicool G733 LIGHTSPEED(ロジクール) | USBワイヤレス | 7.1chバーチャル対応とされる | オーバーイヤー | 定番の低遅延ワイヤレスを求める人 |
| SONY INZONE H5(WH-G500)(ソニー) | USBワイヤレス | 立体音響対応とされる | オーバーイヤー | 音の定位・聞き取りやすさ重視の人 |
| Razer Barracuda X(レイザー) | USBワイヤレス(ドングル) | マルチ接続で環境を選ばない | オーバーイヤー | 複数機器で使い回したい人 |
| SteelSeries Arctis Nova 3PW(スティールシリーズ) | USBワイヤレス | バランス重視のミドル | オーバーイヤー | 装着感とコスパのバランス重視の人 |
PS4のサラウンドに関するよくある質問(FAQ)
Q. PS4はUSB接続のヘッドセットでもサラウンドで聞こえる?
A. 聞こえます。ただしPS4本体からUSB機器へ送られる音声は基本的に2chまでとされ、立体感はヘッドセット側のバーチャルサラウンド処理で作られています。内蔵デコードやソフト処理に対応したモデルを選べば、USB接続でも方向感のある音を楽しめます。処理機能のないヘッドセットでは立体化しにくい点に注意してください。
Q. PS4に光デジタル出力端子がないモデルはどうすればいい?
A. 光デジタル端子は後期モデルで非搭載になったケースがあるため、まず本体背面を確認してください。端子がない場合はHDMI経由のアンプ・サウンドバー、またはUSB内蔵デコード型のヘッドセットで立体音響を得るのが現実的です。手軽さを優先するなら、USBワイヤレスのゲーミングヘッドセットが扱いやすい選択肢になります。
Q. リアルサラウンドとバーチャルサラウンドはどちらがおすすめ?
A. 目的次第です。スピーカーで映画やゲームの臨場感を最大限楽しみたいならリアルサラウンド、深夜でも使えて手軽に足音の方向を掴みたいならバーチャルサラウンドが向いています。ヘッドセット中心の環境なら、コストと設置のしやすさからバーチャルサラウンドを選ぶ人が多い傾向です。
Q. PS5のサラウンド(3Dオーディオ)とPS4のサラウンドは何が違う?
A. PS5には独自の3Dオーディオ技術が搭載されており、PS4のサラウンドとは仕組みが異なります。PS4は光デジタル出力やヘッドセット側のバーチャル処理で立体化するのに対し、PS5は本体側で3Dオーディオを扱う設計です。同じ「サラウンド」でも実現方法が違うため、機器の対応状況は本体ごとに確認するのが安心です。
まとめ|PS4のサラウンドは光デジタルかUSB内蔵デコードで実現する
PS4でリアルサラウンドや7.1ch/5.1chを楽しむには、サラウンド処理を「誰がどこで行うか」を理解することが最大のポイントです。USBに挿しただけでは本体から2chしか出ないため、光デジタル+アンプかヘッドセット側の処理でサラウンド化する、という前提を押さえておきましょう。
- PS4のサラウンドは「光デジタル+対応アンプ」か「USB接続でヘッドセットが処理」の2系統で実現する
- USB接続だとPS4本体からは基本2chまで=立体化はヘッドセット側のバーチャル処理による
- 光デジタルやHDMIで送る場合は音声出力設定を「ビットストリーム」にする
- 光デジタル端子は後期モデルで非搭載の場合があるため本体を確認する
- 手軽にサラウンドを得たいならUSBワイヤレスの内蔵デコード型ヘッドセットが現実的
「サラウンド対応なのに立体的に聞こえない」と感じたら、機器を買い替える前に本体の音声出力設定と接続経路を見直してみてください。自分の環境に合った方法を選べば、PS4でも十分に立体的なゲーム体験を楽しめます。
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