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ゲーミングPCの「ワット数」を確認したい理由は人それぞれです。電気代を把握したい場合は実際に動いているときの消費電力(W)を、パーツを増設したり買い替えを検討している場合は電源ユニットの最大容量(W)を確認することになります。この記事では、まずこの2つの違いを整理したうえで、それぞれの調べ方を具体的に解説します。なお、ゲーミングPCそのものの選び方は親ページ【2026年版】ゲーミングPCのおすすめ|選び方と価格帯別の狙い目を徹底解説でも体系的にまとめています。
📖 目次(タップで開閉)
「ワット数」には2つの意味がある
ゲーミングPCで「ワット数」という言葉が指すものは、大きく分けて2種類あります。混同すると確認方法を間違えやすいため、最初に区別しておきましょう。
たとえば「電源750W」のゲーミングPCでも、ゲーム中の実際の消費電力は300〜450W程度に収まることが多いとされます。つまり容量は余裕を持って設計されているのが一般的で、この差を理解しておくと確認の目的がはっきりします。
消費電力(実際のワット数)を確認する方法
「今このPCがどれくらい電力を使っているか」を知りたい場合は、ソフトウェアで読み取る方法と、計測器を使う方法があります。手軽さ重視ならソフト、正確さ重視なら計測器が向いています。
1モニタリングソフトで読み取る
「HWiNFO」「HWMonitor」などの無料モニタリングソフトを入れると、CPUやGPUの消費電力(Package PowerやGPU Power)をリアルタイムで確認できます。各パーツの値を合計すると、おおよその全体像がつかめます。
2GPUの電力はGPU側ツールでも見られる
グラフィックボードの消費電力は、NVIDIAなら「GeForce Experience」や「nvidia-smi」、各社のオーバークレイ機能でも確認できます。ゲーミングPCではGPUが最も電力を使うパーツになりやすいので、ここを押さえると傾向が見えます。
3ワットチェッカー(電力計)で実測する
コンセントとPCの間に挟む「ワットチェッカー(電力計)」を使うと、PC全体が壁から取り込んでいる電力を丸ごと実測できます。ソフトでは拾いきれない電源変換ロスも含めた、最も実態に近い数値が得られます。
ソフトはあくまで各パーツの内部値の合算なので、PC全体の正確な消費電力を知りたいならワットチェッカーが確実とされています。一方、ざっくり傾向を知りたいだけならソフトで十分実用的です。
電源ユニットの容量(W)を確認する方法
「搭載されている電源が何Wか」を知りたい場合は、購入時の構成情報か、本体内部のラベルを確認するのが基本です。ソフトでは電源容量そのものは表示されないことが多い点に注意しましょう。
▶ あわせて読みたい:ゲーミングPC電源ユニット人気おすすめ10選|容量・認証・方式で選ぶ
1購入時の構成・仕様ページを見る
BTOや完成品のゲーミングPCなら、購入時の構成表やメーカーの製品ページに「電源:650W 80PLUS Bronze」などと記載されています。注文履歴や保証書、付属の構成シートを確認するのが最も早い方法です。
2電源ユニット本体のラベルを見る
PCケースを開けると、電源ユニットの側面に定格出力(Total Power 650Wなど)と80PLUS認証ランクが書かれたラベルが貼られています。型番が分かれば、メーカーサイトで詳細スペックも確認できます。
3メーカー・ショップに問い合わせる
ケースを開けたくない、型番が読めないという場合は、購入したショップやメーカーに型番・注文番号を伝えて確認してもらう方法もあります。
なお、Windowsの「タスクマネージャー」や「dxdiag」では電源ユニットの容量は表示されません。CPUやGPU、メモリは確認できても、電源容量だけは構成情報か実物のラベルに頼ることになります。
電源容量はどれくらい必要?目安の考え方
電源が足りているか不安なときは、搭載GPU・CPUの消費電力傾向から必要容量をざっくり見積もるのが一般的です。あくまで目安ですが、構成のグレード別に整理すると次のようになります。
| 構成のグレード | GPUの一例 | 電源容量の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| エントリー | 下位クラスGPU | 500〜550W前後 | 軽めのゲーム中心 |
| ミドル | ミドルクラスGPU | 650〜750W前後 | 最も一般的な構成 |
| ハイエンド | 上位クラスGPU | 850W以上 | 余裕を見て大容量化 |
電源は常に上限ギリギリで使うより、余裕を持たせた容量を選ぶのがセオリーとされています。一般的には実際の消費電力に対して電源容量に余裕があると、効率の良い帯域で動かしやすく、将来のパーツ増設にも対応しやすいといわれます。また、最近のハイエンドGPUは瞬間的に大きな電力を要求することがあるため、ATX3.x対応の電源は急な電力変動に強いと評判です。
Web上では「電源を大きめにしておいたらGPUを買い替えてもそのまま使えた」「ギリギリの容量だと不安定だった気がする」といった声が見られます(傾向の要約です)。
電源を見直すなら|80PLUS Gold・ATX3.1対応モデル
確認した結果「容量が心もとない」「GPUを載せ替えたい」という場合は、電源ユニットの交換も選択肢になります。ここでは、現行で入手しやすく評判の良い80PLUS Gold認証・ATX3.1世代のモデルを、自然な紹介として挙げておきます。あくまで一般的な評価に基づくもので、ご自身の構成・ケースサイズとの適合は必ず確認してください。
ASRock Challenger 750W ATX3.1(ASRock)
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750Wでミドル〜ミドルハイ構成に扱いやすい容量とされるモデルです。ATX3.1・PCIe5.1に対応し、次世代GPUの電力変動を想定した設計が特長で、コストパフォーマンスの面でも評価されています。
主要スペック
| 定格出力 | 750W |
| 認証 | 80PLUS Gold |
| 規格 | ATX3.1・PCIe5.1対応 |
MSI MAG A750GL 750W ATX3.1(MSI)
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ブランド定番として名前が挙がりやすいフルモジュラーの750Wモデルです。不要なケーブルを外せるためケース内の配線をすっきりさせやすく、組みやすさの面でも評判があります。
主要スペック
| 定格出力 | 750W |
| 認証 | 80PLUS Gold |
| 方式 | フルモジュラー・ATX3.1対応 |
玄人志向 KRPW-GA850 850W(玄人志向)
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ハイエンド寄りの構成や将来の余裕を考えるなら、850Wの大容量モデルも候補になります。国内コスパ枠として知られ、低負荷時にファンが止まるセミファンレス動作で静音性の評価もあります。
主要スペック
| 定格出力 | 850W |
| 認証 | 80PLUS Gold |
| 特徴 | セミファンレス動作 |
よくある質問(FAQ)
Q. Windowsの設定だけで電源のワット数(容量)は分かりますか?
A. いいえ。タスクマネージャーやdxdiagではCPU・GPU・メモリは確認できますが、電源ユニットの容量は表示されません。容量は購入時の構成情報か、電源本体のラベルで確認してください。
Q. ゲーム中の消費電力を一番正確に知る方法は?
A. コンセントとPCの間に挟むワットチェッカー(電力計)での実測が最も実態に近い数値とされています。ソフトの合算値は周辺の電力を取りこぼすことがあるため、傾向把握向けと考えると良いです。
Q. 電源容量はどれくらい余裕があればいいですか?
A. 構成によりますが、実際の消費電力に対して容量に余裕を持たせるのが一般的なセオリーとされています。ミドル構成なら650〜750W前後が選ばれることが多いですが、最終的には搭載GPU・CPUの要求に合わせて判断してください。
Q. 消費電力が高いと電気代も高くなりますか?
A. 実際に使っているワット数が大きいほど電気代に影響します。とはいえ常に最大で動いているわけではなく、アイドル時とゲーム中で消費電力は大きく変動する点を踏まえて考えると実態に近くなります。
まとめ
- ゲーミングPCの「ワット数」は実際の消費電力と電源ユニットの容量の2種類があり、目的で確認方法が変わる。
- 消費電力はHWiNFO等のソフトで傾向を、ワットチェッカーで正確な実測を確認できる。
- 電源容量は購入時の構成情報か本体ラベルで確認する(Windows設定では出ない)。
- 容量は余裕を持たせるのがセオリー。見直すならATX3.x・80PLUS Goldモデルが選ばれやすい。
ワット数の確認は、目的(電気代か、電源の余裕か)をはっきりさせれば手順は難しくありません。買い替えやパーツ増設を検討する際は、現状を正しく把握したうえで判断してください。ゲーミングPC選びの基礎は親ページ【2026年版】ゲーミングPCのおすすめ|選び方と価格帯別の狙い目を徹底解説もあわせてご覧ください。
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