ゲーミングPC全般

ゲーミングPCにType-Cがない時の対処法|用途別の必要規格と増設・変換の選び方

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ゲーミングPCにType-Cが無くても、やりたいことはほぼ手持ちの端子で片づきます。マウスやキーボードはUSB-Aにそのまま挿せ、外付けSSDはUSB-A to Type-Cケーブルで足ります。映像はグラフィックボードから出せます。20Gbps以上だけがPCIeのUSB-C増設カードの出番です。

この記事は用途別の判断表、変換か増設かの切り分け、端子の確認場所、買い替え候補の順に進みます。今の困りごとに当たる見出しから読んでください。

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Type-Cがない時の判断基準|用途別に必要な規格と数値の早見表

タイプC(Type-C)がなくても、つなぎたい機器から逆算すれば、変換で足りるか増設が要るかはその場で決まります。

やりたいこと 必要になる規格 数値の目安 Type-Cがない本体での手段
マウス・キーボード・コントローラーをつなぐ USB 2.0 480Mbps USB-Aにそのまま挿す(変換ケーブルも不要)
外付けSSD・HDDでデータをやり取りする USB 3.2 Gen1/Gen2(USB-IFの新表記は「USB 5Gbps」「USB 10Gbps」) 5Gbps/10Gbps USB-A側が同じ世代なら、USB-A to Type-Cケーブルで速度はそのまま
20Gbps以上の外付けSSDを使い切る USB 3.2 Gen2x2/USB4(「USB 20Gbps」「USB 40Gbps」) 20Gbps/40Gbps PCIeスロットにUSB-C増設カードを挿す(USB-A変換では届かない)
ケーブル1本でモニターに映す DisplayPort Alt Mode(VESAとUSB-IFが定める規格) 4K解像度までの映像伝送を規定 グラフィックボードのDisplayPort・HDMIから出す
USB-Cイヤホンで音を聴く USB Audio(変換側にDACが要るかどうかで挙動が変わる) 公式の公表なし(機器ごとに異なる) DAC内蔵の変換アダプタを使う、または3.5mm端子につなぐ
スマホなどを高い出力で充電する USB Power Delivery(PD 3.1・EPR) 規格上の上限240W(48V/5A) PC本体からではなくUSB充電器から給電する

タイプCがないときに迷うのは、変換で足りるのか増設が要るのかの1点だけです。周辺機器の大半はUSB 2.0の480Mbpsで足ります。

分かれ目は10Gbpsと20Gbpsの間です。USB 3.2 Gen2の10Gbpsまでは、PC側のUSB-Aが同じ世代ならUSB-A to Type-Cケーブルで速度をそのまま出せます。

USB 3.2 Gen2x2の20GbpsとUSB4の40Gbpsは2レーンを使う仕様で、Type-Cコネクタが前提です。USB-Aへの変換ではこの帯域は出せず、ここからがPCIeのUSB-C増設カードの領域です。

映像と給電はType-C以外の道が最初からあります。映像はグラフィックボードのDisplayPortとHDMI、給電はUSB充電器が受け持ちます。

変換で足りる用途と、増設が要る用途を分ける

変換で足りる用途と、増設が要る用途を分けるの3つのポイント(図解)

以下の3つがつまずきやすい用途です。

外付けSSDは10GbpsまでならUSB-A変換で足りる

USB-A to Type-Cのケーブル1本で、USB 3.2 Gen2(10Gbps)までは速度を落とさずにつながります。ケースを開ける作業もドライバも要りません。

20Gbps以上を狙うなら、PCIeスロットに挿すUSB-C増設カードへ切り替えます。挿す前にPCIeスロットの空き(x4クラス)とケーブルの取り回しを確認してください。増設カードは内側のコネクタ位置の都合で下側のスロットに干渉することがあり、実質2段分の余裕を見ておくと作業しやすくなります。

端子の数そのものが足りない場合は、セルフパワーのUSBハブで先に口を増やす手もあります。

モニターの映像はグラフィックボードの端子から出す

Type-Cでの映像出力はDisplayPort Alt Modeという拡張機能で成り立つ規格で、Type-Cが付いていても対応するかは機器ごとに決まります。デスクトップならグラフィックボードのDisplayPortとHDMIから出すのが素直です。

つなぐ端子はグラフィックボード側です。マザーボード背面の映像端子に挿すと内蔵グラフィックスで描画する構成になり、搭載したグラフィックボードの性能が出ません。

モニター側がType-C入力しか持たない場合は、DisplayPort to Type-Cの変換ケーブルが要ります。この場合もPC本体のType-Cは不要です。

USB-Cイヤホンは変換アダプタのDACの有無で結果が変わる

タイプCイヤホン(USB-Cイヤホン)は、変換アダプタにDACが入っているかどうかで結果が変わります。USB-Cイヤホンには、アナログ信号をそのまま受け取るタイプと、イヤホン側でデジタル信号を処理するタイプがあります。

PC側にType-Cが無い場合の選択肢は2つです。DACを内蔵したUSB-A変換アダプタを使うか、3.5mm端子に挿せるイヤホンへ切り替えるかです。

音が出るかどうかはイヤホンとアダプタの組み合わせで変わります。買う前に製品ページの対応表で、手元のイヤホンが対象に入っているかを確認してください。

「ない」と決める前に確認する3か所

端子が無いと決める前に、どこを見ればよいかを順に押さえます。

1つ目はケース前面のフロントパネルです。前面の端子はケース側の仕様で決まるため、マザーボードにType-Cの機能があっても前面に出ていないことがあります。カバーやフラップの内側にまとめて隠れている配置もあるので、蓋を開けてから数えます。

2つ目は背面のマザーボードI/Oです。デスクトップの端子はここに集約されるので、まず背面を見ます。USB-Aの長方形が並ぶ中に、小さな楕円形のType-Cが1つ紛れている配置もよくあります。

3つ目は機種の型番から引く公式仕様表です。BTOメーカーの製品ページの仕様欄と、マザーボードメーカーの公式仕様ページの2か所を見ます。同じブランドでも機種ごとに端子構成が違うため、ブランド名だけで有無を判断しません。

前面にType-Cを出したい場合は、マザーボード上のフロントパネル用の内部端子(USB 3.2 Gen2 Type-Eヘッダー)に、対応するフロントパネルユニットを挿す手があります。ヘッダーが載っているかどうかも公式仕様表で確認します。

ノートパソコンは内部にPCIe増設カードを足せないため、ここまでの手順とは分岐します。変換アダプタか、USBハブ・ドッキングステーション側で解決する形になります。

本体を入れ替えるなら|端子は自分で確認する前提で見た3台

デスクトップ型で、GPU・CPU・メモリ容量・SSD容量の4項目が商品ページに書かれている機種に絞りました。この4項目が揃わない機種は入れていません。ノートPCは内部にPCIe増設カードを足せないため外しています。

この3台は、いずれもUSB端子の数と種類が商品ページに書かれていません。商品ページ単位で1台ずつ確認しました。本体側の端子構成は購入前にメーカーの仕様表で見てください。

ゲーミングPC GeForce RTX 3050/Ryzen5 5500(DARUMA)

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GeForce RTX 3050とRyzen5 5500に、メモリ16GBとSSD 1TB M2 NVMeを組み合わせたデスクトップです。マザーボードの型番が商品ページに書かれているのは3台中この1台で、3台を1台ずつ照合しました。

型番B550M Pro4が分かるので、背面I/OとType-Eヘッダーの有無を公式仕様表で調べられます。電源は拡張可能650W 80PLUS電源です。

ただしGPUがGeForce RTX 3050、メモリが16GBの構成なので、高解像度や高いリフレッシュレートで描画の余裕を最優先したい人には物足りません。

主要スペック:GPU=GeForce RTX 3050/CPU=Ryzen5 5500/メモリ=16GB/SSD=1TB M2 NVMe/マザーボード=B550M Pro4/OS=Windows 11 Home/電源=拡張可能650W 80PLUS電源/保証=2年保証

NEWLEAGUE ゲーミングデスクトップパソコン Core i7 14700F/RTX4070 SUPER(NEWLEAGUE)

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Core i7 14700FとGeForce RTX 4070 SUPERを積んだミドルタワーモデルです。型番はNGI714-RTX47650です。

電源は650W電源ユニットで、後から拡張カードを足す想定でも見通しが立ちます。メモリ32GBとNVMe SSD 2TBがあり、大容量のタイトルを本体に置いたまま運用できます。

一方でケースの寸法・重量・前面の端子構成は商品ページに書かれていないため、設置場所の寸法まで決めてから買いたい人には情報が足りません。

主要スペック:CPU=Core i7 14700F/GPU=GeForce RTX 4070 SUPER(GDDR6X 12GB)/メモリ=32GB/SSD=NVMe 2TB/電源=650W電源ユニット/OS=Windows 11 Pro/筐体=ミドルタワーモデル

TOPGRO T1 MAX ミニ ゲーミングPC Core i9-13900HX/RTX4070(TOPGRO)

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Core i9-13900HXとGeForce RTX 4070を、小型のmini pc筐体にまとめた1台です。通信はWi-Fi 6Eと2.5G LANに対応します。

デュアル4K画面出力に対応するので、モニターを2枚使う前提なら本体側の映像出力から素直に組めます。画面出力の端子の種類は商品ページに書かれていないため、ケーブルは仕様表で確認してから買ってください。

小型筐体で内部の拡張スロットについて商品ページに記載がないため、後からPCIeのUSB-C増設カードを足す前提の人には向きません。

主要スペック:CPU=Core i9-13900HX/GPU=GeForce RTX 4070(8GB GDDR6)/メモリ=32GB DDR4/SSD=1TB PCIe4.0/無線=Wi-Fi 6E/有線=2.5G LAN/映像=デュアル4K画面出力/形状=小型 mini pc

まとめ|つなぎたい機器が決まれば、変換か増設かも決まる

ゲーミングpc タイプc ないのイメージ写真(まとめ)

10Gbpsまでの転送、映像、音、充電は、Type-Cが無くても成立します。PCIeのUSB-C増設カードが要るのは20Gbps以上を使い切るときで、ノートパソコンなら変換アダプタかUSBハブで解決します。

自分で端子を増やしていくなら、マザーボードの型番と電源が分かるDARUMA GeForce RTX 3050/Ryzen5 5500です。B550M Pro4と拡張可能650W 80PLUS電源が手がかりになります。

大容量のまま長く使うなら、メモリ32GB・SSD 2TBのNEWLEAGUE Core i7 14700F/RTX4070 SUPERです。650W電源ユニットのミドルタワーで、拡張カードの余地も見えます。

置き場所を優先するなら、デュアル4K画面出力のTOPGRO T1 MAX ミニです。

どの機種を選ぶ場合も、本体側の端子構成はメーカーの仕様表で確認してから注文してください。

記事の編集と仕様の確認はGGplay編集部が行っています。編集方針は運営者情報をご覧ください。

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